Linux
KDE、DolphinにBtrfsスナップショットを統合。KIO Snapshot 1.0
KDE開発者のバラドワジ・ラジュ氏が現地時間8月20日、BtrfsスナップショットをDolphinに統合するKIO Snapshot 1.0をリリースした。ファイルの右クリックから過去バージョンを一覧表示でき、root権限も不要。
Linux
KDE開発者のバラドワジ・ラジュ氏が現地時間8月20日、BtrfsスナップショットをDolphinに統合するKIO Snapshot 1.0をリリースした。ファイルの右クリックから過去バージョンを一覧表示でき、root権限も不要。
Linux
10月のリリースに向けて開発が進むKDE Plasma 6.8。今週の進捗では、リモートデスクトップの使い勝手を大きく変える改善や、3年越しの要望に応えるUI変更が入った。
KDELinux
KDEが開発するイメージベースのLinux OSが、「開けないファイル」に自動で対応する仕組みを実装した。フルスタックQAシステムも稼働を始め、ベータまでの進捗は83%に達した。
KDE
KDEのファイル操作基盤「KIO」に、小ファイルのコピー速度を最大18倍に引き上げる改修が入った。2014年から放置されていたバグがようやく閉じられる。 「cpの20倍遅い」、2014年から続いた苦情 KDEのバグトラッカーにbug 342056がある。「Ridiculously slow file copy (multiple small files)」(小ファイルのコピーが馬鹿げて遅い)。2014年12月、アレクサンダー・ネストロフ(Alexander Nestorov)氏が投稿した。 約300万個の小ファイルを含む15GBのフォルダをKDEでコピーすると5〜10時間。rsyncなら約20分。 コメント欄にはあるユーザーが「数ファイル以上のコピーにはいつもcpかrsyncを使う」と書き残している。Dolphinが好きでもファイルコピーだけはターミナルに頼る。そんな状態が11年間続いた。 同じ症状の重複バグは5件。 なぜDolphinは遅かったのか 原因はKIOにあった。 KIOはKDEのファイル操作を支えるライブラリで、Dolphinのコピー&ペーストからsft
Linux
ネイティブLinuxベンチマークでGNOME Shell 50.3がKDE Plasma 6.7.2を上回った。3月のUbuntu 26.04テストで約47%もの差をつけられていたGNOMEが、舞台をCachyOSに移して巻き返している。 Ubuntu 26.04での大差は何だったのか 3月、Ubuntu 26.04ベータ版でのAMD Radeon RX 9070 XTを使ったテストでは、KDE Plasma 6.6がGNOME 50に対して幾何平均で約47%の性能優位を示していた。NVIDIAドライバR595環境でも約21%の差がついている。「Linuxでゲームをするなら、デスクトップ環境の選択もパフォーマンスに影響する」という認識が広がった。 KDE Plasmaの圧勝。それが4ヶ月前の結論だった。 今回のテストでは、Razer Blade 18にCachyOSを入れ、GeForce RTX 5090 Laptop GPU(NVIDIAドライバR610)でKDE Plasma
Linux
KWinがCSDウィンドウのドロップシャドウと角丸を自動で描画する。System MonitorにはCPUアフィニティ設定が追加された。 影のないウィンドウに影を KDE Plasmaでは、ウィンドウの装飾をコンポジタ(KWin)に委ねるか、自前で描画するかがアプリごとに異なる。GTKアプリの多くはドロップシャドウを自前で描き、QtアプリはKWinに任せる。 問題は「どちらもしない」アプリだ。SteamやDiscordはまさにこれで、Plasmaデスクトップ上で影もアウトラインも角丸もない四角い窓として表示される。デスクトップ全体の統一感が崩れる原因だった。 Plasma 6.8で、KWinの開発者ヴラッド・ザホロドニー(Vlad Zahorodnii)氏がこの問題を解決した。CSD(クライアントサイドデコレーション)でありながらドロップシャドウを描画しないウィンドウを検出し、KWinがドロップシャドウ、アウトライン、角丸を自動で付与する。 技術的には、デコレーションテーマがメタデータで"shadow"と"titled"の2スタイルへの対応を宣言し、KWinがウィンドウの状
Linux
KDE Plasma 6.8がX11セッションを廃止する3か月前、X11をサポートする最後のPlasmaでゲーミング性能を計測した結果が出た。WaylandはX11と同等か、それ以上だった。 RTX 5090 Laptop搭載機で6タイトルを比較 マイケル・ラレイベル(Michael Larabel)氏が7月10日に公開したベンチマークは、KDE Plasma 6.7.2のWaylandセッションとX11セッションをNVIDIAのGPU環境で直接比較したものだ。 KDE Plasma 6.7 X11 vs. Wayland Session Gaming Performance For NVIDIA On CachyOSWith KDE Plasma 6.7 now having seen a few point releases to further polish this last
Linux
KDEのデスクトップ環境Plasma 6.7が、現地時間6月16日にリリースされた。目玉は「画面ごとの仮想デスクトップ」。2005年にKDE 3.3.2上で提出された要望から数えて、実に21年。この機能を実装したのはKDEコミュニティの外にいたPHP開発者だった。30周年を迎えるKDEにとって節目のリリースであり、X11セッションを提供する最後のバージョンでもある。 21年、ひとりのPHP開発者が動かした 2005年6月、あるKDEユーザーがバグトラッカーに要望を出した。デュアルモニター環境で仮想デスクトップを切り替えると、両方の画面が一斉に切り替わる。片方だけ動かしたい。解像度は1280×1024が2枚。時代を感じる構成だが、問題の本質は2026年まで変わらなかった。 実装を阻んでいたのはX11の仕様だ。EWMH(拡張ウィンドウマネージャーヒント)は「アクティブな仮想デスクトップは常にひとつ」が前提で、画面ごとに別のデスクトップを表示する概念がそもそもない。2013年、当時のKWinメンテナーだったマルティン・フレーサー(Martin Flöser)氏がX11上での実装を退け
Linux
Linuxでゲームをする人なら、一度は感じたことがあるだろう。Windowsと比べて、どこかマウスがふわつく。設定を変えたわけでもないのに、ある日突然操作が重くなる。KDE Plasma環境でその原因を突き止め、コンポジタの内部に手を入れた開発者が現れた。 「なぜLinuxのほうが遅いのか」を計測で証明する ポーランドの開発者ヤクブ・オコンスキ(Jakub Okoński)氏が6月7日に公開したブログ記事は、LinuxとWindowsのゲーミングレイテンシを徹底的に比較した調査報告だ。 計測手法はハードウェアベース。Teensyマイクロコントローラにオープンソースのレイテンシ測定ファームウェア(Open Source LDAT)を書き込み、USBマウスとして動作させつつ、光センサーで画面の輝度変化を検知する。マウスクリックから画面に変化が現れるまでの「クリック・トゥ・フォトン」レイテンシを、数百サンプル単位で自動記録できる。 テスト環境はAda世代のGeForce RTXとZen 4 CPUを搭載したデスクトップとノートPC。KDE Plasma 6.6.4のWaylandセ
Linux
Linuxデスクトップ環境の二大勢力の一角、KDE Plasmaが30年近く維持してきたX11セッションのコードを正式に削除した。2025年11月に予告されていた「Wayland完全移行」が、いよいよコードレベルで実行に移された形だ。
Linux
KDEコミュニティが開発中のOS「KDE Linux」の5月の月次報告が公開された。4月に発覚したLinuxカーネルの複数の脆弱性をきっかけにセキュリティの全面点検を実施し、Zenカーネルの廃止や十数件のパッケージ削除に踏み切った。ビルドシステムの根本的な刷新も完了し、プロジェクトが課題としてきたAUR依存もゼロになっている。 使わないものは、切る KDE Linuxは、KDEコミュニティが2025年9月にアルファ版を公開したイミュータブルLinuxディストリビューションだ。KDE Plasmaデスクトップの「リファレンス実装」を目指し、Arch LinuxのパッケージをベースにしつつFlatpakでアプリを管理する設計をとっている。現在はベータに向けた開発が進行中だ。 5月の報告で最も大きな比重を占めたのが、セキュリティ監査とその結果としての大規模整理だった。 直接のきっかけは、4月末に公開されたLinuxカーネルの権限昇格脆弱性CVE-2026-31431(通称Copy Fail)をはじめとする、上流カーネルで相次いだセキュリティ問題だ。KDE Linuxの開発チームはこ
FreeBSD
「サーバー専用」と呼ばれ続けたOSで、Foundation自身のトップが日常業務をこなせるか試した。見えてきたのは、FreeBSDの可能性と、まだ埋まっていない溝だった。 インストールの先にある「壁」 FreeBSD Foundationのエグゼクティブディレクター、デブ・グッドキン(Deb Goodkin)氏がOpen Source Summit North America 2026で発表した内容が注目を集めている。テーマは「最新のラップトップでFreeBSDを動かして学んだこと」。カンファレンスの講演タイトルとしては地味に見えるが、内容はFreeBSDの現在地を正確に映し出していた。 グッドキン氏の経歴はストレージ分野のファームウェアエンジニアで、カーネル開発者ではない。FreeBSDのデスクトップを日常的に使った経験もなかった。それでもFoundationのトップとして、自分自身がFreeBSDをラップトップで常用する挑戦を始めた。 FreeBSDをインストールするたびに、山のように感じた。次に何をすればいいのか分からず、立ち止まってしまう。しかも時間がかかる。仕事、ラ
KDE
KDEのテレビ向けシェル「Plasma Bigscreen」が、Plasma 6.7ベータでまた前に進んだ。長らく動きの止まっていたこのプロジェクトに、ようやく実用の手応えが戻ってきている。
Linux
ドイツ政府系のSovereign Tech Fundが、KDEに128万5,200ユーロを投じる。Plasmaの再起動からの復帰機構やKDE Linuxの工場出荷状態リセット機能まで、用途は12項目に細かく割り振られている。 公共投資の対象が「デスクトップ環境」になる時代 2026年5月13日、KDEはドイツ政府が出資するSovereign Tech Fund(ソブリン・テック・ファンド、以下STF)から、128万5,200ユーロ(約2億3,800万円、約151万米ドル)の投資を受けると発表した。期間は2026年から2027年の2年間。Plasma、KDE Linux、そしてその両方を支える通信フレームワークの強化に使われる。 KDEがこれまで受けた助成金としては最大級の額となる。だが、注目すべきはむしろ「ドイツ政府が、特定のデスクトップ環境に1億円を超える税金を直接投じた」点のほうだ。 STFは2022年にドイツ連邦経済・気候保護省の予算で設立された組織で、Pythonソフトウェア財団、FreeBSD、Eclipse、OpenStreetMap、Drupalなど、社会基盤と