VLC
VLCの起動に33秒。原因はMicrosoftか、VLC自身か
MP3を1曲再生するのに、33秒待たされる。著名ゲーム開発者の告発から始まったVLCとMicrosoftの泥仕合は、どちらの言い分も完全には正しくない。
VLC
MP3を1曲再生するのに、33秒待たされる。著名ゲーム開発者の告発から始まったVLCとMicrosoftの泥仕合は、どちらの言い分も完全には正しくない。
Windows
「直したはず」の穴が、まだ開いている。しかも今度は、前回より確実に。Microsoftと研究者の対立が生んだ9つ目のゼロデイが、最新のWindowsを貫いた。
Steam
ゲームのトラブルに困るユーザーへの返信を装い、仮想通貨マイナーを仕込むPowerShellコマンドがSteamの掲示板に投稿されている。 「このコマンドを実行すれば直る」 Steamのディスカッションフォーラムで、ゲームのクラッシュやインベントリ消失を相談する投稿が狙われている。捨てアカウントが「修正方法」と称するPowerShellコマンドを返信する手口が報じられた。 投稿の内容は具体的だ。「Win+Rを押してpowershellと入力し、管理者として実行。以下を貼り付けて実行すれば直る」。困っているユーザーが指示に従うと、オープンソースの仮想通貨マイナーXMRigがダウンロード・実行される。PCのCPUを使って仮想通貨モネロ(Monero/XMR)を攻撃者のために採掘し続ける。 ClickFixと呼ばれるこの手法は、偽のエラー画面やCAPTCHA認証を表示してユーザー自身に悪意あるコマンドを実行させる。ユーザーが自ら操作している以上、ブラウザやセキュリティソフトの自動検知はすり抜ける。 今回は偽のWebページではなく、Steamの掲示板が使われている。困っているユーザー
Microsoft365
Microsoft 365とAzureで約5時間にわたる大規模障害が発生した。原因は定期メンテナンスの自動化システムに潜んでいたバグで、安全チェックが誤った対象を検証していた。 「安全確認済み」の対象が違った 現地時間7月23日午前10時44分(協定世界時14時44分)、米国西部リージョンのAzureデータセンターで定期的な機器メンテナンスが始まった。ネットワーク経路を切り離して機器を保守に回す、日常的な作業だった。 Microsoftのメンテナンスプロセスでは、メンテナンス要求を実行可能な命令に変換する際、冗長経路2本のうち少なくとも1本が正常に機能しているかを事前に確認する。片方を切り離しても、もう片方で通信が維持される状態を担保してから作業に入る。 この変換処理にバグがあった。本来の対象ではないネットワーク機器まで保守対象に含めてしまい、安全チェックが検証した範囲と、実際にIPルートが削除された範囲がずれた。 米国西部データセンターとMicrosoftの広域ネットワーク(WAN)の間で、予定外のルートが消えた。外へ出るトラフィックも外から入るトラフィックも止まった。リ
セキュリティ
Microsoftは現地時間6月16日、Defenderのゼロデイ脆弱性「RoguePlanet」にCVE-2026-50656を割り当て、パッチを準備中であることを明らかにした。公開から1週間、脆弱性の存在を正式に認めたことになる。ただし修正の提供時期は示されておらず、発見者のクレジットもない。 1週間の沈黙を経て RoguePlanetが公開されたのは6月10日、月例パッチの数時間後だった。セキュリティ研究者Nightmare Eclipse氏が自前のGitリポジトリに実証コードを投稿し、複数の第三者が最新パッチ適用済みのWindows 10/11でSYSTEM権限の奪取を再現した。Defenderの内部処理に存在するレースコンディション(ファイルパスの検証と実行の間に生じるタイミングの隙)を突く手法で、リアルタイム保護の有効・無効を問わず動作する。 Microsoftはその時点で「調査中」とだけ回答していた。それから1週間。6月16日に公開されたアドバイザリで、MicrosoftはようやくCVE-2026-50656を割り当てた。CVSS 7.8(High)、深刻度はIm
セキュリティ
Microsoftが過去最大規模の月例パッチを配信した、まさにその日だった。セキュリティ研究者Nightmare Eclipse氏が、Microsoft Defenderのゼロデイ脆弱性「RoguePlanet」の実証コードを公開した。Windows 10/11の最新パッチ適用済み環境でSYSTEM権限が奪われることが、第三者の検証でも確認されている。CVEは未割り当て。パッチは存在しない。 7本目の刃 Nightmare Eclipse氏がWindows関連のゼロデイを公開するのは、これで7本目になる。 4月のBlueHammer(CVE-2026-33825)に始まり、RedSun、UnDefend、YellowKey、GreenPlasma、MiniPlasmaと、約2か月で6本の脆弱性を立て続けに公開。いずれもMicrosoftへの事前通知なし、いわゆる「協調的脆弱性開示」を経ない公開だった。そのうちBlueHammer、RedSun、UnDefendの3本は実際の攻撃で悪用が確認され、CISAのKEV(既知の悪用済み脆弱性)カタログにも追加されている。 6月10日(
セキュリティ
6週間で6件のWindowsゼロデイを公開し続けた匿名研究者に対し、Microsoftが法的措置を示唆して業界から総批判を浴びた一件。週末を挟んで、Microsoftはトーンを一変させた。だが問題は沈静化するどころか、新たな段階に入りつつある。 5月27日の声明が招いた炎上 経緯を手短に振り返る。Nightmare Eclipseを名乗る研究者が4月初旬からWindowsのゼロデイ脆弱性を次々と公開してきた件は既報の通りだ。BlueHammer(CVE-2026-33825)、RedSun(CVE-2026-41091)、UnDefend(CVE-2026-45498)、YellowKey(CVE-2026-45585)、GreenPlasma、MiniPlasma。計6件。いずれもMicrosoft DefenderやBitLockerといったWindowsの防御機構の根幹を突く脆弱性で、うち3件はCISAが悪用確認済みとしてKEVカタログに追加している。 Nightmare Eclipse事件の経緯 4月
セキュリティ
セキュリティソフトが攻撃の足場になる。その現実が、また一つ記録に加わった。 守るソフトの中に穴があった Microsoftが5月21日(日本時間)、Microsoft Defenderに存在する2件のゼロデイ脆弱性に対する修正パッチの配布を始めた。どちらも発見時点ですでに実際の攻撃で使われていた。 1件目はCVE-2026-41091。MicrosoftのマルウェアスキャンエンジンであるMalware Protection Engineのバージョン1.1.26030.3008以前に存在する特権昇格の脆弱性だ。シンボリックリンク——ファイルシステム上で別の場所を指す「近道」のようなもの——の処理に問題があり、ローカルの攻撃者が SYSTEM 権限、つまりWindowsで最も強い管理者権限を手に入れられる。CVSSスコアは 7.8(高)。 2件目はCVE-2026-45498。Microsoft Defender Antimalware Platformのバージョン4.18.26030.3011以前が対象で、こちらはサービス運用妨害(DoS)の脆弱性だ。ローカルで細工したファイル
Microsoft
Microsoft Defenderが5月3日頃から、Windows 11とServerに標準搭載されているDigiCertルート証明書を「Trojan:Win32/Cerdigent.A!dha」として検出している。対象は信頼の根を担う正規ルートCAだ。
Windows
Microsoftが自社公式ヘルプセンターで、Windows 11のサードパーティ製アンチウイルスソフトは「ほとんどのユーザーには不要」と明言した。ノートンやマカフィー、カスペルスキーに頼る時代は終わったという宣言で、OEMのプリインストール商習慣にも水を差す内容になっている。
セキュリティ
マルウェアと判定したファイルを、なぜかDefenderが元の場所に書き戻す。その奇妙な挙動を突いてSYSTEM権限を奪うPoCが公開された。2週間で2本目のゼロデイ投下だ。