OpenClaw

AIサービスで定額制見直しが拡大 各社が従量課金を強化

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AIサービスで定額制見直しが拡大 各社が従量課金を強化

2026年に入り、AI各社が定額サブスクリプションの限界に直面している。広告、従量課金、サードパーティ制限。手法は異なるが、向かう先は同じだ。 定額モデルが壊れた半年間 OpenAIは1月、ChatGPTの無料プランと月額8ドル(日本では1,400円)のGoプランに広告を入れると発表した。回答の下に広告が表示される形式で、Plus(月額20ドル)以上の有料プランには表示されない。2月に米国でテストが始まり、6月には日本でも配信が開始された。電通デジタル等が日本での広告パートナーを務める。 Anthropicは4月、Claudeの定額プランからサードパーティ製AIエージェント「OpenClaw」(オープンクロー)経由の利用を遮断した。月額20ドルや200ドルを払っている契約者が、定額の範囲内でOpenClawを24時間稼働させ、想定の何倍ものトークンを消費していた。 Claude Codeの責任者ボリス・チェルニー(Boris Cherny)氏はXへの投稿で、サブスクリプションがサードパーティの利用パターンを想定していなかったと説明した。 Microsoftは7月1日、Mic

Anthropic、Agent SDKの従量課金化を施行当日に一時停止

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Anthropic、Agent SDKの従量課金化を施行当日に一時停止

Anthropicが、Claude Agent SDKの課金体系変更を施行当日の6月15日に一時停止した。定額サブスクの枠内で使えていたAgent SDKの利用を別枠に切り出し、従量課金へ移行する計画だったが、「現在のところ何も変わっていない」と告知。変更が消えたわけではない。延期だ。 施行当日の方針転換 5月14日、Anthropicは予告していた。Claude Agent SDKと claude -p コマンド、サードパーティアプリの利用を、6月15日からサブスクリプションの使用枠から切り離す。チャットやClaude Codeの対話利用はこれまで通りサブスクの枠内に残し、自動化やプログラムからの呼び出しだけを別プールに移す。プランごとの月額クレジット(Proで20ドル、Max 5xで100ドル、Max 20xで200ドル)をAPI標準レートで消費させ、クレジットを使い切れば停止か追加の従量課金に移行する仕組みだった。 ところが6月15日当日、Anthropicはヘルプセンターとユーザー宛メールで方針を覆した。変更は一時停止。Agent SDK、claude -p、サードパー

AIエージェントは人間より賢くて、人間より騙されやすい

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AIエージェントは人間より賢くて、人間より騙されやすい

セキュリティ企業バロニス(Varonis)の脅威研究チームが、AIエージェントフレームワークOpenClawで構築したメールエージェントにフィッシング攻撃を仕掛けた。技術的な罠には強く、古典的なソーシャルエンジニアリングには脆い。4つのテストが浮かび上がらせたのは、そんな不穏な非対称性だった。 脆弱性ではなく「信頼」の問題 OpenClawのセキュリティ問題といえば、今年に入ってからだけでもリモートコード実行(CVE-2026-25253)、スキルマーケットプレイスへのマルウェア混入、認証なしで公開されたインスタンスの大量露出と、技術的な脆弱性の報告が相次いできた。だが今回バロニスが突いたのは、それとは性質の異なる弱点だ。 コードにバグがあるのではない。エージェントが「信頼すべきでない相手を信頼する」。 研究を率いたのはバロニスのイタイ・ヤシャール(Itay Yashar)氏。OpenClaw上にPinchyと名付けたメールエージェントを構築し、Gmailの受信トレイ、ブラウザ操作、Google Workspace APIを接続した。社内のAWSクレデンシャル、データベース接

「誰が書いたか知らない」はずの文書を書いたのはScoutの責任者だった

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「誰が書いたか知らない」はずの文書を書いたのはScoutの責任者だった

MicrosoftのAIエージェント「Scout」の社内戦略文書に「ユーザーを中毒にさせる」と書かれていた問題で、サティア・ナデラ(Satya Nadella)CEOが社内で「この文書が何なのか、誰が書いてリークしたのか知らない」と否定した。だが文書の著者は、ナデラ氏の足元にいた。Scoutプロジェクトを率いるコーポレートバイスプレジデント、オマー・シャヒーン(Omar Shahine)氏だ。 発端は「3つのフェーズ」 6月2日、MicrosoftはBuild 2026でScoutを発表した。OpenClawフレームワーク上に構築された常時稼働型AIエージェントで、Teams、Outlook、OneDrive、SharePointを横断し、ユーザーの代わりにバックグラウンドで業務を処理する。Microsoftはこれを「オートパイロット」という新カテゴリの第一弾と位置づけている。 同じ日に、404 Mediaが内部文書を報じた。文書のタイトルは「ClawPilot: Overview and Plan with Project Lobster」。Scoutの前身であるClawPi

OpenClawが「社員」になる日

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OpenClawが「社員」になる日

Microsoftが年次開発者会議Build 2026で発表した新AIエージェント「Scout」は、オープンソースのAIエージェントフレームワークOpenClawをベースに構築された常駐型のパーソナルアシスタントだ。メール、カレンダー、ファイルにアクセスし、ユーザーの代わりに判断し、行動する。Microsoftはこの種のエージェントを 「Autopilot」 と呼んでいる。Copilotの次、という位置づけだ。 チャットボットの先へ CopilotはWordやExcelの中で呼び出す「道具」だった。Scoutは違う。バックグラウンドで常に動き続け、ユーザーの仕事の流れを学習し、指示されなくても行動を起こす。Teams、Outlook、OneDrive、SharePointと接続し、メールやチャット、カレンダーの情報を横断的に扱う。 ユーザーは自分のScoutに名前をつける。デモではSebastianと名づけられていたという。会議の準備、スケジュール調整、議事録の作成といったスキルがあらかじめ用意されているが、Scoutの責任者であるオマール・シャヒーン(Omar Shahine

Claude定額でサードパーティ復活、月次クレジット枠で制限

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Claude定額でサードパーティ復活、月次クレジット枠で制限

Anthropicが4月に締め出したOpenClawなどのサードパーティエージェントを、Claude有料プランで再び使えるようにする。ただし対話用の利用枠とは別の月次クレジット枠で、使い切れば失効する設計だ。 締め出しから6週間、Anthropicが方針を反転させた Anthropicが、Claudeの有料プラン契約者に対し、OpenClawなどのサードパーティ製エージェントを再び使えるようにする。6月15日 から、対話型の利用枠とは別に「Agent SDKクレジット」と呼ぶ月次の専用枠が付与される設計だ。 ただし条件がある。新しい枠は 月内で使い切らなければ失効 する。残しても翌月に持ち越せない。逆に使い切ったあとは、通常のサブスクリプション枠に逃げ込むこともできない。追加利用ぶんはAPI料金で別途課金される。 4月4日の禁止令から、わずか6週間での方針転換である。当時Anthropicは「サブスクリプションはこうした使われ方を想定していない」とOpenClawなどへの締め出しを宣言していた。Claude Pro($20、約3,120円)やMax($100〜$200、約1万

AIエージェントに銀行カードを渡したら、パスワードを漏らした

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AIエージェントに銀行カードを渡したら、パスワードを漏らした

数学者ハンナ・フライ教授が自作のAIエージェント「Cass」に銀行カードを預けた数週間。穴の通報から始まったその実験は、最終的にパスワードと API キーが見知らぬウェブページに晒される結末で幕を閉じた。 数学者が組んだ「Cass」というエージェント イギリスの数学者ハンナ・フライ(Hannah Fry)教授が、自作のAIエージェントに数週間にわたって実世界のタスクを与え、その結果を動画で公開している。題して「なぜAIエージェントは、これまで人類が作ったものの中で最高にも最悪にもなりうるのか」。 エージェントは OpenClaw をベースに組まれた。OpenClawはオーストリア人開発者のピーター・シュタインバーガー(Peter Steinberger)が2025年11月に公開したオープンソースのAIエージェント基盤で、Claude や GPT といった大規模言語モデルを背後に置き、WhatsApp や Telegram などのメッセージアプリ経由でローカルマシンを操作させるしくみだ。GitHubでスターを爆発的に集め、わずか数か月で広く使われるエージェント基盤になった。 フ