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Amazon Leo、5,105基の衛星でスマホ直接通信に参入

衛星通信

Amazon Leo、5,105基の衛星でスマホ直接通信に参入

Amazonの衛星部門が、携帯電話の基地局が届かない地域に音声・データ・緊急通信を届ける新たな衛星群の認可をFCCに申請した。4月に約116億ドルで合意したGlobalstar買収で手に入れる周波数帯を使い、SpaceXが先行する市場に挑む。 Globalstarの周波数帯で5,105基 Amazon Leoが現地時間7月27日、米連邦通信委員会(FCC)に対して最大5,105基の低軌道衛星群の認可を申請した。正式名称は「Amazon Leo Direct-to-Device(D2D)System」。スマートフォンなどの携帯端末に音声通話、メッセージ、データ通信、緊急サービスを宇宙から直接届ける衛星群で、配備は2028年に開始する計画だ。 衛星は高度510〜580kmの5つの軌道殻に分散配置される。中緯度帯の3つで人口密集地域を、高緯度・極軌道の2つで極地付近をカバーする。端末との通信にはL帯とS帯、地上局との接続にはKa帯とV帯を使う。 従来の衛星が地上に信号をそのまま中継する方式(ベントパイプ)に対し、Amazon LeoのD2D衛星は軌道上で信号を処理してから送り返す。

Starship 13号機、エンジン4基が起動せず打ち上げ中止

宇宙

Starship 13号機、エンジン4基が起動せず打ち上げ中止

SpaceXのStarship 13回目の飛行試験は、発射台で終わった。7月20日、エンジンを交換して再挑戦する。 33基のうち4基が沈黙した 現地時間7月16日17時45分(日本時間7月17日7時45分)、テキサス州スターベースから、Starship V3の2回目の飛行試験が始まるはずだった。 Super Heavyブースターに搭載された33基のRaptor 3エンジンに点火信号が送られた。29基は応答したが、残る4基が起動パラメータを満たさず、フライトコンピュータがT-0で自動中止を発動した。発射台と機体の双方を損傷から守る設計どおりの判断であり、打ち上げ窓はそこで閉じている。 イーロン・マスク(Elon Musk)氏は中止直後、2基のRaptorを交換すると表明した。問題の原因はまだ公表されていない。 上段と下段の切り離し(デスタック)が必要かどうかも不明のままだったが、SpaceXはブースターとShipをそれぞれ格納庫に戻し、エンジン交換と最終点検を3日間で完了させた。再組み立て後の機体は7月18日に発射台へ再設置されている。 Flight 13:中止

中国、長征10B初号機でブースター海上回収に成功

宇宙開発

中国、長征10B初号機でブースター海上回収に成功

SpaceXのFalcon 9に匹敵する積載量を持つロケットが、海南島から飛んだ。しかも初打ち上げで、ブースターを海の上で捕まえた。 網で捕まえるロケット 中国航天科技集団(CASC)は現地時間7月10日12時15分、長征10B(CZ-10B)を海南商業宇宙発射場から打ち上げ、衛星の軌道投入と第1段ブースターの海上回収の双方に成功した。軌道投入ミッション後にブースターを回収した国は、米国に続いて中国が2カ国目になる。 このロケットは今回が初飛行だった。初号機でブースター回収まで達成した例は、SpaceXにもBlue Originにもない。 回収方法がSpaceXと大きく異なる。Falcon 9は着陸脚を展開してドローンシップに自立着陸する。長征10Bにはその脚がない。代わりにブースター下部の4本のフックが、回収船「領航者」に張られた十字型のネットに引っかかる。 CASCの陳木曄(チェン・ムーイェ)氏は、ネット方式の利点として着陸脚を省いた分の軽量化と、着陸位置のずれに対する許容度の高さを挙げている。脚がなければ機体が軽くなり、その分を積載量に回せる。 第1段と第2段が分離

Starlink衛星260基が半年で大気圏再突入 環境審査の扱いも検証

宇宙

Starlink衛星260基が半年で大気圏再突入 環境審査の扱いも検証

SpaceXがFCCに提出した半年間報告書で、2025年12月から2026年5月までに260基のStarlink衛星を大気圏再突入で処分したことが明らかになった。さらに349基が退役済みで処分待ちの状態にある。焼却の規模が拡大する一方、FCCは衛星を環境審査の対象外にする提案を進めている。 半年で260基、前期より減少した理由 SpaceXはFCC(連邦通信委員会)への半年間報告書で、2025年12月1日から2026年5月31日の間に260基のStarlink衛星を制御デオービットで処分したと報告した。内訳は第1世代が176基、第2世代が84基。報告書時点でStarlinkの稼働衛星数は1万基を超えている。 この260基という数字は、前期(2024年12月〜2025年5月)の472基超から大きく減っている。これは第1世代衛星の退役がピークを過ぎつつあることを示唆する。2019年から2021年にかけて打ち上げられた初期の衛星群が設計寿命の約5年を迎え、集中的に処分された時期が過ぎたためだ。 一方で、同期間中に別途349基が退役処理を受けており、数ヶ月以内に大気圏再突入で廃棄され

SpaceX、IPOの10日後に社債発行 AI投資と資金需要を分析

テクノロジー

SpaceX、IPOの10日後に社債発行 AI投資と資金需要を分析

保有する現金は約1008億ドル(約16兆3000億円)。それでも、金を借りに来た。史上最大のIPOを終えたSpaceXが、今度は社債市場に乗り込んできた。 ロケット企業が債券市場へ SpaceXは現地時間6月22日、無担保優先債(シニア・アンセキュアード・ノート)の発行を発表した。上場からわずか10日。同社にとって初めての社債発行となる。 公式には調達規模を明かしていない。関係者の話として、200億ドル(約3兆2000億円)以上を目指すと報じられている。満期は5年物から30年物まで複数の年限が設定される見込みで、投資家向けの説明は22日から始まった。 格付けは3大機関が揃って投資適格を付与した。ムーディーズがBaa1、フィッチがBBB+、S&PグローバルがBBB。Starlink(スターリンク)の安定収益と、軌道打ち上げ市場での圧倒的シェアが評価された。フィッチは、2023年以降に地球から軌道へ運ばれた質量の80%以上をSpaceXが担ったと指摘している。 では、なぜこれだけの現金を抱えて借りるのか。 xAIの負債、200億ドルの借り換え 答えは2月に遡る。Space

SpaceX上場初日、マスク氏がNVIDIAとの関係深化を示唆

宇宙

SpaceX上場初日、マスク氏がNVIDIAとの関係深化を示唆

SpaceXがナスダック市場に上場した6月12日、初日の終値は160.95ドルだった。公開価格135ドルから19%の上昇。時価総額は一時約2.1兆ドル(約338兆円)に達し、750億ドル(約12兆円)を調達した史上最大のIPOは、イーロン・マスク(Elon Musk)氏を世界初のトリリオネアに押し上げた。 だが本題は株価ではない。 祝辞の裏にある10年の文脈 上場直後、NVIDIAがSpaceXチームへの祝賀を投稿した。約10年前のDGX-1からDGX Sparkまで、両社の関係を振り返る内容も添えられていた。 数時間後、マスク氏がこれに応じた。 Looking forward to taking our exciting partnership with Nvidia to the next-level https://t.co/WYxxC6V1CE — Elon Musk (@elonmusk) June 12, 2026

SpaceXが史上最大のIPOで750億ドルを調達。その構造が問いかけるもの

宇宙

SpaceXが史上最大のIPOで750億ドルを調達。その構造が問いかけるもの

イーロン・マスク氏率いるSpaceXが6月11日、1株135ドルでIPOの価格を正式に決定した。調達額は約750億ドル(約12兆円)。2019年のサウジアラムコによる約256億ドルの記録を3倍近く塗り替え、資本市場の歴史を書き換えた。6月12日、ナスダックでティッカーシンボル「SPCX」として取引が始まる。 ただ、この記録的な数字の裏には、一般投資家が知っておくべき構造がある。 750億ドルの内訳 SpaceXは公式サイトに掲載した価格決定の発表文書で、クラスA普通株式5億5555万5555株を1株135ドルで売り出すと発表した。企業価値は約1兆7700億ドル(約284兆円)。米国上場企業のうち、初日から時価総額で7位前後に位置する計算になる。 引受団にはゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー、バンク・オブ・アメリカ、シティグループ、JPモルガンの5社が主幹事として名を連ねる。さらに30日間の追加購入オプションがあり、最大8333万3333株を追加で引き受けられる。行使されれば、調達総額はさらに約112億ドル上積みされる。 需要は公募株数の4倍に達したと報じられている

SpaceXが宇宙データセンター工場を発表。IPO3日前の現在地

AI

SpaceXが宇宙データセンター工場を発表。IPO3日前の現在地

SpaceXがテキサス州バストロップに建設する衛星製造施設「Gigasat」と、初の軌道データセンター衛星「AI1」の設計が公開された。2027年末までに年間1GWの宇宙AIコンピュート能力を実現し、2030年には100GWへ引き上げるという。ただし、この構想を支えるチップ工場も、打ち上げ頻度も、排熱の実証も、まだ何一つ完成していない。 100万基の衛星でAIを宇宙に持ち出す SpaceXのイーロン・マスク(Elon Musk)氏は6月8日、自社Xアカウントに投稿した約30分のインタビュー動画で、軌道データセンター衛星「AI1」の設計を初公開した。 翼幅は約70メートル。ボーイング747-8の翼幅を上回る。構造の大部分を太陽電池アレイが占め、150kWを発電する。中央のAI計算モジュールはピーク150kW、平均120kWの演算能力を持つ。冷却には110㎡の展開式液体ラジエーターを使い、太陽に対して「ナイフエッジ」の角度で配置することで、両面から宇宙空間へ熱を放射する。 もう一つ、見逃せない設計判断がある。計算チップのプロバイダーを交換可能にした点だ。マスク氏はNVIDIA G

マスク氏の公約達成率19%、史上最大IPO直前の検証

テクノロジー

マスク氏の公約達成率19%、史上最大IPO直前の検証

SpaceXの上場が早ければ6月12日に迫るなか、イーロン・マスク(Elon Musk)氏が過去15年間に掲げた602件の公約を体系的に検証した調査報道が公開された。期限どおりに達成されたのは、わずか19%だった。 602件の約束、守られたのは5分の1以下 6月2日に公開された調査報道は、マスク氏が2011年から2026年1月までの15年間に、投資家向け説明会や自身の投稿で発信した公約602件を洗い出し、その達成状況を一つずつ検証したものだ。分析対象はマスク氏の投稿6万9000件超と、2021年以降のTesla投資家向け説明会19回分。大規模言語モデルで「将来の期限付き約束」を抽出し、記者4人が手作業で精査・分類するという手法を採っている。 結果はこうなった。 期限どおりに達成されたのは 約19%。遅延して達成、または未達成が 約35%。内容が曖昧すぎて検証不能、あるいは期限がまだ先のものが残りの 約46% を占める。 マスク氏の公約602件 達成状況 期限どおり達成 19%(1マス=約6件) 期限内達成

SpaceXの上場書類に「水不足」が追記された

AI

SpaceXの上場書類に「水不足」が追記された

6月12日に迫るNasdaq上場を前に、SpaceXがIPO届出書を修正した。追加されたリスク要因のひとつが「水」だ。AIデータセンターの冷却に不可欠な水資源の確保が、電力と並ぶ事業上の制約になりうると、同社は投資家に警告している。 電力だけでは足りなかった SpaceXは5月20日にSECへS-1(目論見書)を提出し、6月1日にその修正版(S-1/A)を公開した。修正前の届出書では、データセンター拡張の主な制約として「経済的に実行可能な価格での電力供給」を挙げていた。修正版ではこれが「経済的に実行可能な価格での電力と水の供給」に書き換わっている。 追加された記述の趣旨はこうだ。大規模データセンターの運用には冷却のために大量の水が必要であり、水の確保はデータセンターの立地選定・建設・運用における重要な検討事項になっている。水不足や干ばつ、地域住民との水資源の競合、あるいは水利用に関する規制強化によって、冷却に十分な水を得られなくなるリスクがあるという。 なぜこのタイミングで追加されたのか。修正のきっかけは明らかにされていない。IPO前の審査期間中、SECはSpaceXに対して

イランのネット遮断、1000時間超えで史上最長を更新中

セキュリティ

イランのネット遮断、1000時間超えで史上最長を更新中

9000万人が44日間、接続率わずか1%の状態に置かれている。数字ではなく、現実だ。 44日間、1%のまま イランのインターネット接続が、2026年4月12日時点で1032時間以上にわたって遮断され続けている。ネットワーク監視団体のNetBlocksがこのデータを公表し、4月5日に「記録上最長の国家規模ネット遮断」と宣言した。接続された社会において、これほどの規模と期間の遮断は、どの国でも前例がない。 ⌛️ Network data show #Iran's internet blackout is now in its 44th day, continuing in its seventh week past the 1032 hour mark. The human and economic impacts of the extended censorship

SpaceX、1.75兆ドルの史上最大IPOを秘密裏に申請

SpaceX

SpaceX、1.75兆ドルの史上最大IPOを秘密裏に申請

史上最大の新規株式公開が、静かに動き出した。評価額277兆円、調達額11兆9,000億円。だが、その巨体が見せる輝きの裏には、見落とせない影がある。 SpaceXがSECに秘密裏の上場申請を提出 SpaceXが米証券取引委員会(SEC)に対し、IPO(新規株式公開)の秘密裏の登録申請を提出した。Bloombergが4月1日に第一報を伝え、CNBC、Reuters、Wall Street Journalが相次いで追認している。史上最大の新規上場が、いま現実の手続きとして動き出している。 Breaking: Elon Musk’s SpaceX has filed confidentially for an IPO https://t.co/r3ftHJHBp8 — Bloomberg (@business) April 1, 2026 目標とされる企業評価額は1.75兆ドル(約277兆円)。調達額は最大750億ドル(約11兆9,000億円)に達する見通しで、