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Windows 11 26H2、Insiderで初めてバージョン表記に登場

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Windows 11 26H2、Insiderで初めてバージョン表記に登場

Experimentalチャンネルのバージョン表記が「version 26H2」に切り替わった。2月にWindows Update履歴の中にその名前がちらついてから約4か月、26H2がバージョン名として正式に表示された。同日公開されたIT Proブログでは、Microsoftが企業の管理者に対し26H2への準備を呼びかけている。 version 26H2、初めてwinverに表示 6月19日に配信されたExperimentalチャンネルのビルド26300.8697で、「設定」>「システム」>「バージョン情報」とwinverの表示が「version 26H2」に切り替わった。26H2としてバージョン表記に現れるのはこれが初めてで、リリースに向けた開発の段階が一つ進んだことを意味する。 前回ビルド26300.8687まではversion 25H2と表示されていた。26H2は25H2と同じサービシングブランチを共有しており、一般リリース時は小さなenablement package(eKB)で切り替わる。再起動は1回で済み、OSを丸ごと入れ替える従来の大型アップデートとは異なる。24

6月の月例更新で、ごみ箱が「中身」を見せてしまう

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6月の月例更新で、ごみ箱が「中身」を見せてしまう

Windowsのごみ箱からファイルを完全に削除しようとすると、確認ダイアログに見覚えのない文字列が表示される。自分が削除した「レポート.docx」ではなく、「$R4K9MW.docx」。6月のセキュリティ更新を適用した全てのWindows環境で、この症状が確認されている。 ずっと隠されてきた裏側 Windowsのごみ箱は、見た目ほど単純な仕組みではない。ファイルをごみ箱に送ると、内部では $Rxxxxx というランダムな識別子にリネームされる。元の名前やパス、削除日時は別の $Ixxxxx ファイルにメタデータとして残る。エクスプローラーがこの2つを照合して、ユーザーには元のファイル名だけを見せていた。Windows Vista以降、この仕組みは一度もユーザーの目に触れることなく動き続けてきた。 6月9日に配信されたセキュリティ更新(Windows 11 24H2/25H2向けのKB5094126ほか)が、この内部名を表に出してしまった。ごみ箱の一覧では従来どおり正しいファイル名が並ぶが、ファイルを1つ選んで完全に削除しようとすると、確認ダイアログにはエクスプローラーが「翻訳」

6月パッチでOfficeが開かない。原因はMicrosoftではないかもしれない

Windows

6月パッチでOfficeが開かない。原因はMicrosoftではないかもしれない

6月の月例更新KB5094126で、また別の不具合が見つかった。サードパーティ製アプリからOfficeが起動しなくなる問題を、Microsoftが公式に認めた。ただし、原因は単純ではない。 「何も起きない」という不具合 6月9日配信のKB5094126(Windows 11 24H2/25H2)およびKB5093998(Windows 11 23H2)を適用した環境で、サードパーティ製アプリケーションからMicrosoft Officeアプリやドキュメントを開けなくなる不具合が報告されている。Windows 10向けのKB5094127でも同じ問題が起きる。 影響を受けるのはWord、Excel、PowerPoint、Accessなど主要なOffice製品だ。ただし、Office単体では正常に動作する。壊れたのはOfficeそのものではない。OLEオートメーションと呼ばれる連携の仕組みだ。 会計ソフトがWord文書を自動生成する、歯科診療ソフトが患者レポートをExcelに出力する。こうした「アプリからOfficeを操作する」処理の裏側で動いているのがOLEオートメーションで、

Windows 11が隠すCPUブースト7段階制御、レジストリ1箇所で解放

Windows

Windows 11が隠すCPUブースト7段階制御、レジストリ1箇所で解放

ノートPCが熱い。ファンが回りっぱなし。あるいは逆に、もう少し性能を絞り出したい。答えはWindows 11の中にある。ただし、標準のUIからは見えない。 「最小」と「最大」しか見えない理由 電源オプションの「プロセッサの電源管理」を開いても、見える項目は「最小のプロセッサの状態」と「最大のプロセッサの状態」の2つだけだ。パーセンテージで上限と下限を決める、ざっくりとした制御しかできない。 だがWindowsは内部に、CPUのブースト挙動をもっと細かく制御する設定を持っている。名前は「プロセッサ パフォーマンスの向上モード」。CPUがブースト周波数にどれだけ積極的に入るかを、7段階で指定できる。 Microsoftがこの項目を隠しているのは、誤設定によるオーバーヒートや不安定動作を防ぐためだろう。ノートPCの発熱に悩んでいるなら、あるいはデスクトップでもう一段応答性を上げたいなら、知っておいて損はない。 レジストリ変更の手順 操作はレジストリエディターで値を1箇所書き換えるだけだ。 Win+Rで「ファイル名を指定して実行」を開き、regeditと入力してエンター。以下

Windows 11「勝手にアカウント、勝手に暗号化」問題の本質

Windows

Windows 11「勝手にアカウント、勝手に暗号化」問題の本質

PCを買って電源を入れる。画面の指示に従って進めると、Microsoftアカウントでのサインインを求められる。スキップのボタンはない。ローカルアカウントで使いたい、あるいはそもそもアカウントなど持っていないという人にとって、この画面は壁だ。ローカルアカウントの選択肢が初期セットアップから消えて久しい。Microsoftの姿勢に変化の兆しが見えたかと思えば、結局はまた同じ議論に戻ってくる。 ローカルアカウント問題、また再燃 Redditに一つの投稿が立った。「初期セットアップにローカルアカウントの選択肢を戻してほしい」。Rufusやコマンドラインを使った回避策を教えるコメントが次々と付いたが、返答は一貫していた。「回避策はいらない。Microsoftに変えてほしいだけだ」と。 Please finally bring back the local account on the OOBE already in Windows 11 by u/2025Fishy in Windows11 この反応は、単なる不満の表明ではない。問題の所在を正確に指している。 Windows

新しいOutlook、通知から10秒待たされる。従来版は一瞬

Microsoft

新しいOutlook、通知から10秒待たされる。従来版は一瞬

Microsoftが「未来のメール体験」として推す新しいOutlookで、基本動作の遅さが改めて浮き彫りになった。Windows 11の通知をクリックしてからメールが表示されるまで約10秒。従来のOutlookクラシックなら一瞬で終わる操作だ。 通知をクリックして10秒。手動で開く方が速い 新しいOutlookの起動速度そのものは改善されている。スタートメニューからの立ち上がりはOutlookクラシックとほぼ互角で、かつてのような目に見える遅さは消えた。問題は「通知」だ。 Windows 11で新着メールの通知バナーが表示される。クリックする。アプリが立ち上がり、受信トレイを読み込み、そこからさらに該当メールにたどり着くまで約10秒。Outlookクラシックで同じ操作をすると、ほぼ即座にそのメールが開く。 0:00 /0:18 1× 0:00 /0:04 1× もっと皮肉な話がある。通知を無視してスタートメニュ

セキュアブート証明書、期限目前に大規模配信へ

セキュリティ

セキュアブート証明書、期限目前に大規模配信へ

2011年に発行され、Windowsの起動を15年間守ってきたセキュアブート証明書が、6月24日に期限を迎える。Microsoftは6月のPatch Tuesdayで、後継となる2023年版の証明書を事実上すべてのWindows 11/10 PCへ一斉配信し始めた。多くのユーザーにとって必要な操作はゼロだが、その「何もしなくていい」には前提がある。 PCが起動しなくなる、は誤解 まず結論から入る。6月24日を過ぎても、2011年版の証明書のままのPCは普通に起動する。Windows Updateも止まらない。日常の操作は何も変わらない。 では何が起きるか。起動プロセスに対するセキュリティ更新を、今後受け取れなくなる。 具体的には、ブートマネージャーの更新、セキュアブートデータベースの失効リスト(DBX)の更新、そして新たに発見されたブートレベルの脆弱性に対する緩和策。これらがすべて届かなくなる。 この「届かなくなるもの」の中にDBXがある点が厄介だ。DBXとは、既知の悪意あるブートコンポーネントをブロックするための拒否リストで、BlackLotusブートキット(CVE-202

Windows 11、「壊れたら戻せる」復元機能が一般リリース目前へ

Windows

Windows 11、「壊れたら戻せる」復元機能が一般リリース目前へ

Windows 11のRelease Previewチャネルに、3本のプレビュービルドが一斉に公開された。24H2向けのBuild 26100.8728、25H2向けのBuild 26200.8728、そして26H1向けのBuild 28000.2333。変更ログは膨大だが、読者に関わる変化ははっきりしている。PCを丸ごと過去に巻き戻す「ポイントインタイム リストア(特定時点への復元)」、ウィジェットの静粛化、そして目の疲れを軽減する画面カラーオーバーレイだ。 「システムの復元」から20年、ようやく本当の復元が来る 今回のビルドで最も意味が大きいのは、ポイントインタイム リストア(Point-in-time restore)がRelease Previewに到達したことだろう。 2025年11月のIgniteで発表され、2026年4月にInsider Experimentalチャネルで初登場。その機能が、一般リリース直前の段階まで降りてきた。Release Previewは正式版の一歩手前にあたるチャネルだ。ここまで来れば、近い将来の月例アップデートで全ユーザーに届く可能性が高

DellとHP、起動不能の原因はWindows 11ではなかった

PC

DellとHP、起動不能の原因はWindows 11ではなかった

PCが突然ブルースクリーンで再起動を繰り返す。BitLockerの回復キーを正しく入力しても、また同じ画面に戻される。Dellは自社サポートツールのバグを、HPはBIOSアップデートの不具合を認め、それぞれ対処法を公開した。 DellのBSODループ(原因はサポートツール) Dellが公式サポートアドバイザリで名指しした原因は、SupportAssist Remediationのバージョン5.5.16.0だ。Alienware SupportAssist Remediationの同バージョンも対象になる。 SupportAssist Remediationは、DellがPCにプリインストールする「SupportAssist」とは独立したサービスで、SupportAssist OS Recovery Toolsに含まれる。バックグラウンドで動くため、クラッシュの原因として気づきにくい。4月30日にこのバージョンが配信されて以降、ブルースクリーンと再起動ループの報告がDellおよびAlienware製PCで相次いだ。ユーザーの報告では、エラーコードはCRITICAL_PROCESS

Windows 11の右クリックが遅い原因、Microsoftが正式に認める

Windows

Windows 11の右クリックが遅い原因、Microsoftが正式に認める

右クリックするたびに一瞬もたつく、あの感覚。Windows 11を使っていれば誰もが心当たりがあるだろう。Microsoftがようやく、その原因を名指しで認めた。 「拡張機能の遅延読み込み」という正体 6月3日にマーカス・アッシュ(Marcus Ash)氏がコンテキストメニューの改善方針を表明してから数日。今度はWindowsシェルのプロダクト責任者であるタリ・ロス(Tali Roth)氏が、問題の核心に踏み込んだ。 Windows 11のコンテキストメニューがWindows 10より遅い。原因は 「拡張機能の遅延読み込み」 だと、ロス氏は明言した。 「Clipchampで編集」「メモ帳で編集」「Copilotに質問」といったシェル拡張が、メニューを開いた後から追加で読み込まれる。メニュー自体は瞬時に表示されるが、その直後に項目が増えてメニュー全体のサイズが変わる。性能の低いPCでは読み込みに数秒かかることもあるという。 ここで厄介なのは、見た目だけの問題ではないことだ。拡張機能の読み込みが完了するとメニューが伸び、カーソルの相対位置がずれる。素早く操作する人ほど、意図しな

SteamでWindows 11シェアが約70%に到達、それでも残る24%の行方

PCゲーミング

SteamでWindows 11シェアが約70%に到達、それでも残る24%の行方

Valveが公開した2026年5月のSteamハードウェア&ソフトウェア調査で、Windows 11のシェアが69.76%に達した。前月比+2.02ポイント。2025年後半にようやく過半数に達したことを考えると、半年強で70%目前まで来たことになる。 PCゲーマーの間では、Windows 11はもはや「新しいOS」ではなく「当たり前のOS」になった。問題は、まだ当たり前になっていない残り24%のほうだ。 サポート終了後8か月、Windows 10はまだ24% Windows 10のシェアは23.99%(前月比-1.64ポイント)。Microsoftが2025年10月にサポートを終了してから8か月が経つが、Steamユーザーのほぼ4人に1人がいまだにWindows 10を使い続けている。 減少ペースは着実ではある。だが悠長に構えていられる状況ではなくなりつつある。Windowsのセキュアブートで使用される証明書「Microsoft Corporation KEK CA 2011」の有効期限が2026年6月に切れる。Windows Updateを適用し続けていれば自動更新されるが

Copilotアプリの強制インストール、3カ月で再開

Windows

Copilotアプリの強制インストール、3カ月で再開

3月に一時停止されたMicrosoft 365 Copilotアプリの自動インストールが、6月4日から再び動き始めた。Microsoftはメッセージセンターで「技術的問題を解消した」と説明しており、方針転換ではなくバグ修正だったことが確定した。ロールアウトは4段階のフィーチャーフラグで進行中で、7月1日までに完了する見通しだ。 止まったのは方針ではなく、配管だった 3月16日、Microsoftはメッセージセンター(MC1152323)で自動インストールの一時停止を告知した。理由は「技術的な問題」。だが公式にはそれ以上の説明がなかった。同時期にCopilot部門のリーダーシップ再編が進んでいたこともあり、強引な配布方針そのものが見直されたのではないかという見方も広がった。 そうではなかった。 6月2日に更新されたMC1152323.3で、Microsoftは自動インストールの再開を正式に通知した。初回のフィーチャーフラグは6月4日に有効化済みで、以降は週単位で順次拡大していく。 フィーチャーフラグの展開スケジュールは4段階に分かれている。 Feature Flag1:6月

MicrosoftがWinUIを「唯一のネイティブ基盤」と宣言、フレームワーク乗り換えの歴史に終止符

Windows

MicrosoftがWinUIを「唯一のネイティブ基盤」と宣言、フレームワーク乗り換えの歴史に終止符

Build 2026で、MicrosoftはWinUIをWindowsネイティブアプリの正式な基盤と位置付けた。20年近く続いた「次の推奨フレームワーク」の乗り換え要求に終止符を打つ宣言であり、同時にWindows 11内部でもWebベースのシェルをネイティブコードに書き換える作業が加速している。開発者にとっての「また切り捨てられるのではないか」という不信と、ユーザーにとっての「なぜOSがこんなに重いのか」という不満の両方に、Microsoftが正面から答えた。 「新しいフレームワークを作る予定はない」 6月2日から5日にかけてシアトルで開催されたBuild 2026で、MicrosoftのソフトウェアエンジニアリングVPであるクリス・アンダーソン(Chris Anderson)氏は明確に述べた。Microsoftには新たなUIフレームワークを構築する意図はないと。 この一言の重みは、Windows開発の歴史を知らないと伝わらない。WinForms、WPF、Silverlight、UWP、Project Reunion、Windows App SDK。Microsoftは過去2

Windows 11の右クリック、5年越しの白旗

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Windows 11の右クリック、5年越しの白旗

右クリックするたびに感じていた小さな苛立ちに、Microsoftがようやく向き合う。Windows 11のコンテキストメニューがカスタマイズ可能になると、同社のデザイン責任者が明らかにした。タスクバー移動の復活、スタートメニューの縮小対応に続く「原点回帰」の一手だ。 5年前の約束と、その結末 Microsoftでデザイン&リサーチ部門を率いるマーカス・アッシュ(Marcus Ash)氏が、コンテキストメニューの改善に取り組んでいることを投稿で明らかにした。高速化、初期状態の簡素化、よく使う操作に合わせたカスタマイズが柱になる。 この表明には前段がある。2021年7月、MicrosoftはWindows 11のリリースに先立ち、開発者向けブログで右クリックメニューの問題を自ら列挙していた。Windows XP時代に導入された IContextMenu の仕組みが20年間「規制のない環境」で肥大化し、切り取りやコピーといった基本操作がマウスカーソルから遠い位置に追いやられ、「開く」と「プログラムから開く」が離れた場所に配置され、ほぼ使われない項目が居座り続けていると。Windows