ベンチマーク

Nemotron 3 Super、オープンソース首位の裏側

AI

Nemotron 3 Super、オープンソース首位の裏側

NVIDIAのオープンソースAI「Nemotron 3 Super」がServiceNowの新ベンチマークでオープン部門首位に立った。DeepSeekやGPT-OSSを上回ったが、上位はクローズドモデルが独占している。 オープンソース首位、しかし総合10位 NVIDIAが3月にリリースした120Bパラメータのオープンソースモデル Nemotron 3 Super が、ServiceNow AI Researchの新エージェント評価ベンチマーク「EnterpriseOps-Gym」のリーダーボードで、オープンソースカテゴリーの首位を獲得した。NVIDIA自身も、オープンソース部門でDeepSeekやGPT-OSSを上回ったと自社モデルの優位を強調している。 数字だけ抜き出せば確かに勝利のニュースだ。Nemotron 3 Superは平均スコア27.3%で、Kimi-K2.5(26.2%)、DeepSeek-V3.2 High(23.8%)、GPT-OSS-120B High(23.0%)を抑えてオープンソース部門のトップに立った。Teams、

12Pコアの組み込みCPUが14900Kをゲームで上回った

Intel

12Pコアの組み込みCPUが14900Kをゲームで上回った

組み込み機器向けに販売されているIntelの12Pコア製品「Core 9 273PQE」が、コンシューマー最上位の「Core i9-14900K」を複数のゲームで上回るデータが公開されている。Eコアを持たない設計が、ゲーミング性能で勝る可能性を実機で示した。 売り物ではないチップが、最上位にゲームで勝った ドイツのレビュアー Zed Up が、Intelの組み込み向けCPU「Core 9 273PQE」とコンシューマー最上位の「Core i9-14900K」を、同じLGA1700マザーボード上で直接比較した。結果として、いくつかのゲームで12Pコア構成が 最大10% 高いフレームレートを記録している。 273PQEは「Bartlett Lake-S」ファミリーの最上位モデルで、Intelの公式仕様によれば12個のPコア、24スレッド、L3キャッシュ36MB、最大ブースト5.9GHz、ベース電力125Wという構成だ。コンシューマーセグメントでは販売されず、組み込み機器・エッジ機器向けという位置づけになっている。Intel公式の希望小売価格は$589だが、エンジニアリングサンプルと

Ryzen AI MAX+ 495リーク、メモリ192GBに到達

AMD

Ryzen AI MAX+ 495リーク、メモリ192GBに到達

AMDの次期Halo APU「Ryzen AI Max+ PRO 495」の姿がPassMark経由で表に出た。GPUはRadeon 8065S、搭載メモリは192GB。Strix Haloの上限128GBを大きく超える数字が並ぶ。 192GBという数字が意味するもの リーカーのGray(@Olrak29_)がPassMarkのベースラインを発掘したことで、AMDの次期Halo APU「Gorgon Halo」の最上位モデルが姿を現した。 検証マシンに搭載されたチップの正式名称は AMD Ryzen AI Max+ PRO 495 with Radeon 8065S。CPUは16コア32スレッド、L3キャッシュ64MBで、現行のStrix Halo世代(Ryzen AI Max+ 395)と同じ規模感を維持している。 注目すべきは、その周辺に並ぶ数字の方だ。検証機にはH58GJ8MK9BX209Nというモジュールが8枚、合計で192GB分のLPDDR5Xが載っていた。OSが認識した容量は188GB。AMD公式が現行Strix Haloで上限としている 128GB の枠を、

Intel廉価CPU、A19 Proにマルチで勝ちシングルで完敗

Intel

Intel廉価CPU、A19 Proにマルチで勝ちシングルで完敗

Intelの低価格帯CPU「Wildcat Lake」のCore 5 320が、初めてPassMarkに姿を現した。マルチではAppleの最新A19 Proをわずかに上回ったが、シングルでは22%もの差をつけられて沈んだ。中身を読み解くと、両者の設計思想の差がはっきり見えてくる。 エントリー向けで6コア、Xe3もちゃんと載っている IntelのCore 5 320は、Core Series 3に属する低価格ノートPC向けCPUだ。Wildcat Lakeという開発コード名で長らく噂されてきたシリーズの中位モデルにあたり、2026年4月16日にIntelが正式発表した6機種ラインナップの一つだ。Core Ultra Series 3(Panther Lake)の下位に位置し、Alder Lake-NやTwin Lakeの後継として設計されている。 構成は2基のPコア(Cougar Cove)と4基のLPEコア(Darkmont LP)の合計6コア6スレッド。L3キャッシュは6MB、最大ブーストは4.6GHzで、ベースTDPは15Wだ。 注目すべきは内蔵GPUにXe3アーキテクチ

X3Dはゲーム専用じゃなかった、RAGで光る大容量キャッシュ

AI

X3Dはゲーム専用じゃなかった、RAGで光る大容量キャッシュ

AMDの3D V-Cacheが本来狙っていた用途は、どうやらゲームではなかったらしい。ローカルRAG環境でX3D搭載CPUが非X3Dを大きく引き離す検証結果が公開され、大容量キャッシュの真価が見えてきた。 「ゲーム性能のためのキャッシュ」という思い込み AMDのRyzen X3Dシリーズは、発売以来「ゲーミング向けCPU」として語られ続けてきた。ベンチマークで平均フレームレートが跳ね上がり、レビュアーも購入者も、3D V-Cacheはゲームのためにあると信じて疑わなかった。 ところがこの前提が、ひとつのベンチマークであっさり崩れた。 きっかけは韓国のハードウェアコミュニティGigglehdに投稿された一本のレビューだ。投稿者の필낄氏は、「X3Dは本当にゲーム専用なのか」という素朴な疑問から、ローカルRAG環境での性能検証を実施した。使用したのはGitHubで公開されているオープンソースベンチマーク、x3d-rag-benchmark。名前の通りX3D評価を意識して設計されたものだが、AMD公式のツールではなく有志のプロジェクトだ。 結果は、X3Dが本来どこで光る設計だったの

Firefox 149 vs Chrome 147、Linuxベンチマーク対決の勝者と敗者

Firefox

Firefox 149 vs Chrome 147、Linuxベンチマーク対決の勝者と敗者

新ベンチマーク「JetStream 3」がChrome優位を鮮明にした。だが数字の裏には、両ブラウザの設計思想の違いが透けて見える。 JetStream 3が突きつけた現実 LinuxデスクトップにおけるFirefoxとChromeの性能差が、新たなベンチマークで改めて浮き彫りになっている。 Firefox 149 vs. Chrome 147 Web Browser Performance On LinuxIt has been a while since featuring a showdown of the Mozilla Firefox and Google Chrome web browsers on Linux.PhoronixMichael Larabel Phoronixが2026年4月10日に公開した比較テストでは、Intel Core Ultra X7 358H(Panther Lake)搭載ノートPC上のUbuntu