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Intelが2027年前半に「Raptor Lake Next」を投入か。DDR4が手放せない時代の延命策

CPU

Intelが2027年前半に「Raptor Lake Next」を投入か。DDR4が手放せない時代の延命策

DDR5メモリの異常な高騰が、CPU業界の世代交代を巻き戻している。Intelが旧世代Raptor Lakeの3度目のリフレッシュを準備しているという情報が、Computex 2026の取材で明らかになった。 引退できないプラットフォーム Computex 2026の会場で、複数の業界関係者がIntelの計画について口を開いた。「Raptor Lake Next」と呼ばれる新たなCPUラインナップが、2027年前半の投入を目指して準備されているという。正式名称ではなく関係者の間で使われている呼称で、複数の情報筋から同じ名前が確認されている。Intelはこの件についてコメントを拒否した。 事実だとすれば、これは第13世代Raptor Lakeから数えて3回目のリフレッシュになる。第13世代(2022年)、第14世代Raptor Lake Refresh(2023年)、Core Seriesブランドでの再展開を経て、さらにもう一度。LGA 1700ソケット、DDR4/DDR5両対応というプラットフォームの基本構成はそのままだ。 LGA 1700プラットフォームのリ

EXPO ULL、600シリーズにも展開開始。今のメモリでは使えない

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EXPO ULL、600シリーズにも展開開始。今のメモリでは使えない

AMDがComputex 2026で発表した「EXPO ULL」(Ultra Low Latency)が、マザーボード各社のBIOS更新を通じて、旧世代の600シリーズにまで広がり始めた。サブタイミングの自動最適化でゲーミング性能を底上げする技術だが、恩恵を受けるには対応メモリの購入が必須。DDR5が高騰を続けるこの状況で、AM5ユーザーにとってどこまで現実的な選択肢になるのか。 やっていることは単純。やれなかった理由がある EXPO ULLの仕組み自体はシンプルだ。 メモリのオーバークロックプロファイルであるEXPO(Intelで言うXMP)は、これまでCL・tRCD・tRP・tRASという4つのプライマリタイミングしか規定できなかった。問題は、性能に大きく効くセカンダリ・ターシャリタイミングだ。BIOSはJEDECの緩いデフォルト値をそのまま当てるため、詰めたければユーザーが手動でやるしかなかった。 G.Skillが明かしたところによると、EXPO ULLはこの制限を取り払う。メモリベンダーが工場でセカンダリタイミングまで詰め、その設定値をSPDに書き込む。ユーザーはBI

AmazonのCPU売上トップ15をAMDが独占。Intelゼロの異常事態

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AmazonのCPU売上トップ15をAMDが独占。Intelゼロの異常事態

AMDのマーケティング担当シニアディレクター、サシャ・マリンコヴィッチ(Saša Marinković)氏が6月11日、Amazon USのCPU売上ベストセラーランキングでトップ15すべてをAMD製品が占めたスクリーンショットを投稿した。Intelの名前は1つもない。 「15 out of 15」の中身 首位はRyzen 7 9800X3D。3D V-Cache搭載のゲーミングCPUとして、発売以来トップの座を譲っていない。日本での実売価格は6万円前後、Amazon USでは約449ドル。2位にはRyzen 5 5500が食い込んでいる。2022年発売、6コア12スレッド、米国で80〜85ドル前後という旧世代の廉価モデルだ。 この2製品が並んでいること自体が、今のCPU市場の歪みを端的に物語っている。 Ryzen 5000シリーズはDDR4とAM4ソケットで動く。マザーボードは1万円以下から揃い、メモリも比較的安い。一方、Ryzen 9000シリーズやIntelのArrow Lake世代はDDR5専用だ。そしてDDR5メモリの価格は、AI向けHBM製造にウェハが振り向けられ

EXPO ULL、サブタイミング開放で何が変わるのか

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EXPO ULL、サブタイミング開放で何が変わるのか

AMDがComputex 2026で発表したEXPO ULL(Ultra Low Latency)は、BIOSでワンクリックするだけでメモリのレイテンシを下げられるという触れ込みだった。だが発表時点では「具体的に何が変わるのか」がほとんど語られていない。その中身をG.Skillが明かした。 サブタイミングという「見えない壁」が消える G.SkillがComputex 2026の自社ブースで明らかにしたのは、EXPO ULLの本質がプロファイル仕様の拡張にあるという点だ。 従来のEXPO(およびIntelのXMP)では、メモリメーカーがプロファイル上で変更できたのはプライマリタイミング4項目のみだった。CASレイテンシ(CL)、tRCD、tRP、tRASの4つ。それ以外のサブタイミング(セカンダリ・ターシャリタイミング)はプロファイルに含められず、BIOSのデフォルト値任せだった。 EXPOプロファイルで変更可能な項目 項目従来EXPOEXPO ULLプライマリタイミングCL○○tRCD○○tRP○○tRAS○○サブタイミング・電圧

AM5は2029年まで延びる。Zen 6もZen 7も、今のマザーボードで使える

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AM5は2029年まで延びる。Zen 6もZen 7も、今のマザーボードで使える

AMDがCOMPUTEX 2026のラウンドテーブルで、AM5プラットフォームのサポートを2029年まで延長すると改めて表明した。Ryzen・Radeon事業を率いるデイビッド・マカフィー(David McAfee)氏が、プラットフォーム戦略の考え方からメモリ高騰下での提案、オーバークロック方針の転換まで踏み込んでいる。 「2027+」から「2029」へ、7年以上のソケット寿命 AM5は2022年にRyzen 7000シリーズとともに登場した。当初の公約は「2025+」、Zen 5投入時に「2027+」へ延長され、今回さらに「2029」へと引き上げられた。マカフィー氏はこの判断について、DDR6への移行時期が当初の想定(2027~2028年頃)より後ろにずれたことを理由に挙げている。 マカフィー氏は、AM5上に少なくとも Zen 6とZen 7の2つの新アーキテクチャ を投入すると明言した。既存アーキテクチャのリフレッシュ製品も含め、AM4時代と同様の多世代展開が予告されている。 AM5プラットフォーム ロードマップ 2022年

IntelがDDR4延命を宣言、メモリ高騰にCPU業界が動く

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IntelがDDR4延命を宣言、メモリ高騰にCPU業界が動く

DDR5の32GBキットが米国で375ドル(約6万円)を切らず、日本でもDDR5 16GB×2枚が6万円台で高止まりする中、IntelがComputex 2026でRaptor Lakeの継続供給と旧世代メモリ対応を明言した。AMDもRyzen 7 5800X3Dの復活とRyzen 7 7700X3Dの投入で応じている。メモリ不足がCPU戦略そのものを変え始めた。 CPUメーカーが「メモリの値段」を語り始めた異常 Computex 2026のインタビューで、Intel製品管理シニアディレクターのニシュ・ニーラロジャナン(Nish Neelalojanan)氏は、メモリ価格について率直に語った。「長期的に見て、何かが変わらなければならない。この異常な高騰は注視し続ける」と述べつつ、「メモリ市場を予測できるなら、株で大金持ちだ」とも付け加えている。 CPUメーカーの幹部がメモリ価格に言及すること自体が、市場の異常さを物語る。DDR5 32GBキット(16GB×2枚)の 最安値は米国で375ドル(約6万円)に到達しており、2025年半ばに80ドル前後だった水準から4倍以上に跳ね上がっ

DDR5偽造品がブランド製品に到達した

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DDR5偽造品がブランド製品に到達した

G.SkillとV-Colorの担当者がComputex 2026の会場で、自社ブランドを冠した偽造DDR5メモリモジュールが中国市場に流通していることを認めた。5月に表面化したガラス繊維を使った粗悪な偽造とは異なり、今回はPCBとヒートスプレッダまで正規品と同一の外観で製造されているという。V-Colorは一部顧客への販売に影響が出ていることも明かしている。 「PCBもヒートスプレッダも同じに見える」 V-Colorの担当者は取材に対し、中国のメーカーが同社およびほかのブランドの製品を複製し、正規品より安価に販売しているとの報告を顧客から受けていると語った。PCBの設計もヒートスプレッダの外観も正規品と見分けがつかないという。 G.Skillの担当者も、同社ブランドの偽造メモリが中国のマーケットプレイスで販売されている事実を認めた。ただしG.Skill側はこの問題自体は以前から存在するものだとし、公式パートナーおよび正規販売店からの購入を推奨するにとどめている。 今回の偽造品で注目すべきは、その精度だ。5月に日本国内のオークションサイトでも確認された偽造DDR5は、DRAM

AM5ソケットのサポートが2029年まで延長

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AM5ソケットのサポートが2029年まで延長

AMDがComputex 2026で、AM5プラットフォームのサポート期間を2029年まで延長すると正式に発表した。当初の「2027年以降」という約束から2年の上乗せ。DDR5メモリの異常な高騰が続く中、この判断が意味するものは大きい。 マザーボードを捨てなくていい、という約束 2022年にAM5が登場したとき、AMDは「2025年以降」のサポートを掲げた。2024年にはこれが「2027年以降」に延び、そして今回「2029年」へ。注目すべきは、今回の表記に「+」が付いていない点だ。2029年が一つの区切りとして設定されたことになる。 AM5は2022年のRyzen 7000シリーズ(Zen 4)で始まり、Ryzen 8000シリーズAPU、Ryzen 9000シリーズ(Zen 5)と世代を重ねてきた。2029年まで延長されたことで、少なくともZen 6、場合によってはZen 7までがAM5に載る計算になる。7年間、同じマザーボードでCPUだけ差し替えてアップグレードできる。 AMDソケットサポートの歩み 201

中国SINKERが64GB DDR5サーバーメモリ量産達成

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中国SINKERが64GB DDR5サーバーメモリ量産達成

サムスンとSKハイニックスがHBM増産でDDR5供給を絞るなか、中国Jiahe Jinwei傘下のSINKERが64GB DDR5 RDIMMの量産と出荷を達成した。空いた席に、座りに来た者がいる。 大手が席を立った市場に、別の顔ぶれが現れた 中国深センのJiahe Jinwei(嘉合勁威)が、子ブランドSINKERのDDR5メモリで重要な節目を迎えた。年初に発表していたDDR5 Registered DIMM 64GB 5600MT/sサーバー専用メモリが、複数の大手メーカーによる厳しい検証を通過し、量産と出荷の段階へ正式に入った。 製品ラインはサーバー向けのRDIMMに加え、デスクトップ向けUDIMM、ノートPC向けSODIMMもそろう。容量は最大64GB、速度は4800MT/sまたは5600MT/sに対応する。 タイミングが、ただごとではない。 サムスン電子とSKハイニックスは2026年に入り、AI向けHBM(広帯域メモリ)の増産にDRAMウェハーを大量に振り向けている。Tom's Hardwareによれば、両社は2027年以降も供給不足が続くと警告しており、メモリ需