セキュリティ
Framework、全顧客の個人情報が流出。外部起因の漏洩は2年半で3度目
Metabaseのゼロデイ脆弱性を突いた攻撃で、氏名・住所・電話番号・メールアドレスが外部に出た。決済情報は無事だが、問われているのは事後対応の速さではない。
セキュリティ
Metabaseのゼロデイ脆弱性を突いた攻撃で、氏名・住所・電話番号・メールアドレスが外部に出た。決済情報は無事だが、問われているのは事後対応の速さではない。
Samsung
Samsung Healthアプリが、健康データのAI学習への提供に同意するか、蓄積したデータを失うかの二択をユーザーに迫り始めた。Galaxy Watch 9の発表を目前に控えたタイミングでの変更に、批判が広がっている。 同意しなければ、データは消える Samsung Healthアプリを開くと、一部のユーザーに新しい通知が表示されるようになった。タイトルは「Consent to the Use of Health Data for AI Training and Modelling」(健康データのAI学習およびモデリングへの利用に関する同意)。 設定画面の「プライバシー」メニューに追加されたこのトグルをオフにしようとすると、警告が現れる。 Samsungアカウントとの健康データの同期ができなくなり、法令で保持が求められている場合を除き、健康データは削除されます。保持が求められている場合でも、必要な保持期間の終了後、速やかに消去します。 AI学習への同意を撤回すれば、クラウドに保存された睡眠記録や運動履歴、服薬情報、月経周期のデータはすべて消える。端末のローカルデータは残
セキュリティ
Outlookの「SSL/TLSを使用する」設定が有効でも、POP3のポート番号が110のままなら暗号化は行われない。この挙動がOutlook 2007以降で放置されていた可能性を、あるサーバー管理者の報告が明るみに出した。 20年近く眠っていた問題が、なぜ今になって見つかったのか きっかけはOutlookではなくサーバー側だった。 ドイツのサーバー管理者マリウス(Marius)氏が2026年5月末、運用するメールサーバーのOSをFedora 42からFedora 43へアップグレードした。これに伴いメールサーバーソフトウェアDovecotが2.3系から2.4.3に上がり、設定ファイルも全面的に書き直された。Dovecot 2.4では設定名が auth_allow_cleartext に変更され、暗号化されていない接続での平文認証をデフォルトで拒否する。旧バージョンでも平文認証の禁止はデフォルトだったが、多くのホスティング環境では互換性のために緩和されていた。設定ファイルの刷新で、その緩和設定が引き継がれなかった。 直後、Outlookを使う顧客の「メールが受信できない」とい
AI
OpenAIが6月4日に発表した新メモリアーキテクチャ「Dreaming V3」は、ChatGPTが過去の会話から学んだ情報を記憶し活用する仕組みを根本から作り替える。Plus/Proユーザーから順次展開が始まっており、計算コストの大幅な削減によって無料ユーザーにも数週間以内に提供される。 2年越しの「記憶の問題」に答えを出した ChatGPTのメモリ機能には、長く解決されない課題があった。 2024年4月に登場した初代メモリは「保存されたメモリ」と呼ばれ、ユーザーが「これを覚えておいて」と明示的に指示した情報だけを記録していた。メモを取ってくれる相手と話している感覚に近いが、メモに書かれなかったことは次の会話で忘れている。しかも時間が経つとメモの中身が古くなり、現実と噛み合わなくなる。 2025年4月にはDreamingの初期版が導入された。バックグラウンドで過去の会話履歴を参照し、保存されたメモリを補完する。パーソナライズ性能は向上したが、OpenAI自身が認めるように単体のメモリシステムとしては不十分だった。 今回のDreaming V3は、その「補完」の立場を脱して
AI
4月から米国の従業員に義務化されていたAI訓練用の操作追跡ツールが、社内の激しい反発を受けて方針を修正した。ただし、追跡そのものは撤回されていない。
ダークパターン
サブスクを解約しようとして、何画面も先に進まされた経験はないだろうか。あのデザインには名前がある。だが法律上の定義はない。『迷惑』と『違法』の間にある溝が、問題の核心だ。
Microsoft
イスラエル法人GMのアロン・ハイモビッチ(Alon Haimovich)と複数幹部が、Azureの非倫理的使用を巡る社内調査の末に職を解かれた。米テック企業が自社の国別子会社の経営陣を倫理違反で入れ替える展開は業界全体で見ても異例だ。 解任の引き金は「透明性の欠如」だった イスラエルの経済紙Globesが5月11日に報じた内容によれば、ハイモビッチは4年間務めたGM職を退く。後任は決まっておらず、Microsoft Israelは当面フランス法人の管理下に置かれる。離れたのはハイモビッチ一人ではない。ガバナンス部門の複数のマネージャーも同時に職を離れた。 社内調査チームはここ数週間、イスラエル現地に滞在していた。標的になったのは、イスラエル国防省との取引を担当する販売部門だ。調査が明らかにしたのは、Azureの利用パターンが利用規約に違反していた疑いだけではない。本社のグローバル経営陣に対してイスラエル法人側が十分な透明性を保っていなかった、という統治上の問題のほうが深刻に扱われた。 つまり、子会社が「何をやっているかを本社に隠していた」と判断されたことになる。グローバル企業
AI
会社支給のPCをオプトアウト不可で監視する仕組みをMetaが導入した。データはAIエージェントの学習に使われる。社内では「Big Beautiful Layoff」と題したカウントダウンサイトまで現れている。 自分を置き換えるAIに、自分の操作を学ばせる Metaが米国の従業員のPCに監視ツールをインストールしている。マウスの動き、クリック、キー入力、画面の定期スクリーンショットまでを記録する仕組みで、社内では Model Capability Initiative (MCI)と呼ばれる。集めたデータはAIエージェントの学習に使われる。狙いは「人間がコンピュータをどう操作しているか」をAIに教え込むことだ。 ニューヨーク・タイムズが5月8日に報じたところによれば、この監視に対して社内で大規模な反発が起きている。ある従業員がトラッキングをオフにできるかと尋ねたのに対し、CTOのアンドリュー・ボズワース(Andrew Bosworth)はこう答えた。 「There is no option to opt-out on your corporate laptop.」(会社支給のノー
ChromeのオンデバイスAI設定にあった「Googleサーバーにデータを送ることなく」という保証文が静かに消えた。4GBモデル無断ダウンロード騒動と重なる削除に、ユーザーは身構えている。Googleは「処理は端末上」と説明するが、ならばなぜ消したのか。 消えた一文が持っていた重み なぜこの一文の削除が問題視されているのか。Chromeのシステム設定にある「オンデバイスAI」のトグルは、以前こう説明されていた。 詐欺検出などの機能を動かすために、ChromeはGoogleサーバーにデータを送ることなく、お使いのデバイス上で直接動作するAIモデルを使用できます。これをオフにすると、これらの機能は動作しない場合があります。 問題の核心は強調した部分だ。「Googleサーバーにデータを送ることなく(without sending your data to Google servers)」。これがマーケティング用のキャッチコピーではなく、設定画面という公的な表示面に置かれたプライバシー上の表明であることが重要になる。 EUや英国をはじめとする多くの法域では、ベンダーが公開した処理内
Google Chromeが同意なしに4GBのAIモデルをディスクに書き込んでいる。アレクサンダー・ハンフ氏が4日にフォレンジック調査を公開、Hacker Newsで瞬時に拡散した。削除しても再ダウンロードされる。
GitHub
GitHub CLIがコマンド実行ごとのメタデータ送信を開始した。バージョン2.91.0からの仕様で、デフォルトで有効。独立したブログ発表はなく、ドキュメント更新と短いプルリクエストだけで、gh利用者はオプトアウトを迫られる状態になった。
AI
Metaが米国の自社従業員のパソコンに追跡ソフトを入れ、マウス操作、クリック、キーストローク、画面のスナップショットを集めている。目的はAIエージェントの訓練で、8,000人レイオフの1か月前の導入だ。
PlayStation
ボイスチャットもメッセージも、顔か身分証を差し出さなければ使えなくなる。ソニーが英国とアイルランドのPSNユーザーへ通知を始めた。作成から18年を超えるアカウントでも例外はない。 「コミュニケーション機能を使いたければ、年齢を証明せよ」 現在、英国とアイルランドに登録されたPSNアカウントに、PlayStation Storeから通知が送られている。文面は、グローバル規制への対応としてメッセージやボイスチャットなどコミュニケーション機能を引き続き使うには年内の年齢確認が必要、という趣旨だ。 画面にはQRコードが表示され、スマホで読み取るとソニーの年齢認証フローに進む。認証方法は3つ用意されている。セルフィーを撮って顔から年齢を推定する方式、パスポート・運転免許などIDをスキャンする方式、携帯番号と契約情報の照合による方式。どれも面倒ではないが、どれも「誰かに顔かIDか電話契約情報を渡す」ことから逃げられない。 PSN年齢認証の3方式(UK・アイルランド) セルフィー ID書類 携帯番号 提出物 顔写真 パスポ
AI
「安全第一のAIラボ」を自任するAnthropicが、macOS版Claude Desktopをインストールしたユーザーのマシンに、同意も通知もなくChromium系ブラウザ7種へ書き込みをしていた疑いがある。しかも未インストールのブラウザ分まで先回りして、だ。