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RTX 5070を注文して届いたのは2000年代のAVレシーバー基板だった

Amazon

RTX 5070を注文して届いたのは2000年代のAVレシーバー基板だった

友人からの贈り物だった。MSI Ventus 2X GeForce RTX 5070、605ユーロ(約11万2000円)。箱の重量は正しい。封印も崩れていない。ただ、中にグラフィックボードは入っていなかった。代わりに収まっていたのは、2001年発売のKenwood VR-505(AVサラウンドレシーバー)から剥ぎ取られたロジックボードと、DVDリライターと、マウスパッド。約25年前の電子ゴミが、最新GPUの値札を背負っていた。 コミングリング終了後も止まらない Amazonで高額GPUを注文したら中身が別物だった。この手の報告はもう珍しくない。RTX 5090の箱にレンガ、RTX 5080の箱に石、RTX 5070 Tiの箱に食卓塩。被害はこの1年で何件も報告されている。 what i got sent instead of a 5070 by u/luutherr in pcmasterrace 今回の舞台はAmazon.de(ドイツ)

オープンソースのNVKドライバがDLSSに対応。まだ実験段階だが意味は大きい

Linux

オープンソースのNVKドライバがDLSSに対応。まだ実験段階だが意味は大きい

NVIDIAのオープンソースVulkanドライバNVKが、DLSSの実行に必要なコードをMesa 26.2-develに統合した。環境変数を設定すれば、Linux上のゲームでDLSSが動く。ただし既知のバグがあり、すべてのGPUで使えるわけではない。「対応した」と「実用になる」のあいだには、まだ距離がある。 8か月かけて埋まった溝 2025年10月、Valveの開発者オータム・アシュトン(Autumn Ashton)が3日間の作業でDLSSをNVK上で動かしたと発表した。ゲーム「Control」の画面が960×540から1920×1080にアップスケールした画面がそのまま証拠になった。 DLSSの実体はCUDAカーネルの集合体だ。NVKにVK_NVX_binary_importとVK_NVX_image_view_handleという2つのVulkan拡張を実装すれば、ゲームが同梱するDLSSバイナリをGPU上で実行できる。DXVKとVKD3D-ProtonがDXVK-NVAPIを通じてこの仕組みを使い、Windows向けゲームのDLSSをLinux上で再現する。原理はシンプルだ

Radeon RX 9000にまた値上げの影。7月から10〜15%

GPU

Radeon RX 9000にまた値上げの影。7月から10〜15%

ようやく手が届く価格に戻ったと思ったら、次の値上げの足音が聞こえてきた。AMDが2026年第3四半期から10〜15%の追加値上げを計画しているという。半年以上続くDRAM高騰の出口はまだ見えない。 せっかくの値下がりを帳消しにするのか Radeon RX 9070 XTの日本での実売価格を覚えているだろうか。2025年11月には9万円台前半で買えた。それが2026年1月末、DRAM高騰とNVIDIA製品の品薄が重なってピークの約14万3000円まで跳ね上がった。 その後は「この値段では買わない」という消費者の判断が効いて、価格は一貫して下がり続けた。6月20日時点で最安は約9万2800円、主流モデルは10万円前後。ピークから約35%の下落だ。RX 9060 XT 16GBも最安で約5万8000円まで下がったが、ミドルレンジとしてはまだ高い。 ここに、また値上げが来る。 AMDは2026年下半期にVRAM価格がさらに上がると見ており、GPU価格を10〜15%引き上げる計画があるとされる。効果は早ければ7月にも表れるという。ただし、ソース自身が「確定的ではない」と付記しており、

GPUクラッシュ解析の新標準。DirectX Dump Files始動

Windows

GPUクラッシュ解析の新標準。DirectX Dump Files始動

ゲーム中に画面が固まり、数秒後に「ディスプレイドライバーが応答を停止しました」という通知が出る。PCゲーマーなら一度は見たことがある、あの瞬間だ。原因を調べようにも手がかりはほぼない。ドライバを入れ直すか、それともGPUの設定をいじるか。結局は手探りで、同じクラッシュが再発しないことを祈るしかなかった。 その手探りに、ようやく共通の手がかりが生まれようとしている。Microsoftが6月18日、DirectX Dump Filesのパブリックプレビューを公開した。 GPUクラッシュに「メモリダンプ」が生まれる DirectX Dump Files(DDF)は、3月のGDC 2026でMicrosoftが発表した新機能だ。発表から約3か月、実際に開発者が試せるプレビューが動き始めた。 仕組みはシンプルに言えば、CPU側で昔からあるメモリダンプのGPU版にあたる。Windowsがグラフィックスドライバの応答停止(TDR)を検知した瞬間、GPU側の実行状態をまるごとスナップショットとして記録し、.dxdmpという拡張子のファイルに書き出す。 このファイルには、GPUが何をしていた

Sapphire NITRO+の焼けたアダプター、保証修理を拒否される

GPU

Sapphire NITRO+の焼けたアダプター、保証修理を拒否される

Sapphire NITRO+ RX 9070 XTで、また同梱アダプターが焼けた。今度の報告が厄介なのは、焼損そのものではなく、その後だ。保証修理を申請したユーザーに返ってきたのは、「カードは正常」という診断と、焼けたアダプターごと送り返されたカードだった。チェコのハードウェアフォーラムPCTuningで、経緯が報告されている。 「カードは正常」、焼けたアダプターは検査すらされず 報告したのはPCTuningフォーラムのユーザーGaGy氏。Ryzen 7 9800X3Dに750W電源(XPG CORE REACTOR II VE)、NITRO+ RX 9070 XTを280W設定で運用していた。電源にネイティブ12V-2×6ポートはなく、Sapphire純正の青チップ付き3×8ピン変換アダプターを接続。ラッチは正しくはまり、青い部分が見えなくなるまで奥まで挿してあったとGaGy氏は説明している。 Problémy s tavením konektorů 12VHPWR - Stránky 23 - PCTuning fórumPCTuningPříspěvek 6月初旬、B

RTX 4090の偽造がプラスチックに堕ちた。完全な張りぼてが出回る

GPU

RTX 4090の偽造がプラスチックに堕ちた。完全な張りぼてが出回る

中古市場に出回る偽造GeForce RTX 4090に、新たな手口が加わった。GPUダイがシリコンですらなく、プラスチック。メモリもスクラップ。動く部品が一つもない張りぼてが、クーラーの下に隠されていた。 シリコンからプラスチックへ 中国のGPU修理チャンネル「修显卡的张哥」(Brother Zhang)が、故障品のASUS GeForce RTX 4090を1500元(約3万5600円)で買い取り、分解した。基板の上に載っていたのは、AD102-300-A1と刻印されたダイ。本来ここにはRTX 4090の心臓であるシリコンダイが収まるが、触れた瞬間に違和感があった。 creating a fake 4090 by repurposing 3080/3090 die is nothing new. whats new, however, is that this specific example uses

RTX Remix 1.5公開。ファイル肥大化の壁をRTX IOが崩し始めた

ゲーム

RTX Remix 1.5公開。ファイル肥大化の壁をRTX IOが崩し始めた

NVIDIAのMODプラットフォーム「RTX Remix」がバージョン1.5へ更新された。最大の変更点はRTX IOによる圧縮パッケージングの導入で、Half-Life 2 RTXデモのインストールサイズは80GBから50GBへ、Portal with RTXは25GBから17GBへ縮小している。 レイトレーシングMODが抱えていた「重さ」 RTX Remixは、DirectX 8/9世代のクラシックゲームにフルレイトレーシングを後付けするオープンソースのMODプラットフォームだ。2025年3月の正式リリース時点で、3万人以上のモッダーがツールを使い、100万人以上がリマスターされたゲームを遊んだとNVIDIAは発表している。 ただ、パストレーシングは膨大なデータを必要とする。高解像度テクスチャ、PBRマテリアル、法線マップ。これらが積み重なり、RTX Remix製のMODはインストールサイズが膨れがちだった。 Half-Life 2 RTXデモが80GB。2004年のゲームのたった2チャプター分で、だ。 RTX Remix 1.5は、この課題にRTX IOで切り込んだ。

FSR 4.1、RDNA 2対応が2027年になる技術的な理由

GPU

FSR 4.1、RDNA 2対応が2027年になる技術的な理由

Radeon RX 7000シリーズへのFSR 4.1対応が7月に迫るなか、AMDがComputex 2026で旧世代GPU対応の裏側を語った。RDNA 3は「モデルの変換」で済む。だがRDNA 2は、GPUの設計そのものが壁になる。 「同じ品質」という約束の重さ インタビューに応じたのはAMDチーフソフトウェアオフィサーのアンドレイ・ズドラヴコヴィチ(Andrej Zdravkovic)氏と、ソフトウェア担当シニアディレクターのテリー・マケドン(Terry Makedon)氏。 核心はこの一点に尽きる。RDNA 3版もRDNA 2版も、RDNA 4と同じ画質を実現する。 モデルは異なる。ハードウェアが違う以上、動かし方も違う。だが最終出力の品質は揃える。AMDはそう明言した。OptiScalerなどのサードパーティツールは、FSR 4のINT8版を旧世代GPUで動かせることをすでに証明していた。だが画質やパフォーマンスにばらつきがあった。公式対応とは「動く」ことではなく「品質を保証する」ことだと、AMD自身が線を引いたことになる。 RDNA 4→RDNA

Intel×NVIDIAの合体チップ、2028年前半が目標か

CPU

Intel×NVIDIAの合体チップ、2028年前半が目標か

IntelのCPUとNVIDIAのRTX GPU。PCを触ってきた人なら「別々に買って組み合わせるもの」という感覚が染みついているはずだ。その前提が、1つのチップの上で崩れようとしている。 Serpent Lakeに初めてスケジュールが付いた IntelとNVIDIAが共同開発を進めるx86 SoC。そのCPUとGPUを1パッケージに統合するチップに、具体的な時間軸が浮上した。Intelの現行ロードマップによると、2028年第1四半期 がターゲットだという。計画通りに進めばCES 2028での発表もありうる時期だ。 トルコのテック系ジャーナリスト、エルディ・オズュアー(Erdi Özüağ)氏が現地時間6月15日に投稿した情報で、複数の海外メディアが追認している。スペックや具体的な構成は明かされていない。 両社が提携を発表したのは2025年9月。NVIDIAがIntel株に50億ドルを投資し、データセンター向けのカスタムx86 CPUとPC向けのx86 RTX SoCを共同開発するという内容だった。その後、2025年12月にリーク情報として Serpent Lake のコード

GeForce Hotfix 610.52公開。G-SYNCのカクつきやモニター認識不良など8件を修正

GPU

GeForce Hotfix 610.52公開。G-SYNCのカクつきやモニター認識不良など8件を修正

5月26日にリリースされたGame Readyドライバー610.47は、NVIDIAにとって節目のバージョンだった。新ブランチR610の初回WHQL。20年続いたNVIDIAコントロールパネルの廃止。007 First Light発売日対応。しかしリリース直後から、公式フォーラムには深刻な不具合報告が相次いだ。 とくに件数が多かったのが、G-SYNCのカクつきだ。RTX 4090やRTX 4080のユーザーが次々に報告した。G-SYNCを有効にするとモニターのリフレッシュレートがVRR範囲に追従せず最大値に張り付く。フレームタイムは大きく乱れ、ゲームにならない。G-SYNCを無効にするか、596.49以前のドライバーに戻すと症状が消えることから、ドライバー起因のリグレッションとみられていた。RTX 50シリーズでは発生しておらず、Ada Lovelace世代に固有の問題だった。 NVIDIAは現地時間6月8日、GeForce Hotfix Display Driver 610.52を公開した。 8件の修正内容 610.52はGame Ready Driver 610.47をベ

PCゲームの「あの待ち時間」が消える。まずRadeonから

ゲーミングPC

PCゲームの「あの待ち時間」が消える。まずRadeonから

ゲームを買って、インストールして、さあ遊ぼう。そう思った瞬間に現れる「シェーダーをコンパイルしています」の進捗バー。PCゲーマーなら誰でも知っているあの待ち時間が、Radeonユーザーから先に消え始めた。 PCだけが抱えていた待ち時間 問題の根は、PCというプラットフォームの多様性そのものにある。コンソールならハードウェアが固定されているから、開発者がシェーダーを事前にコンパイルして出荷できる。PCではGPUもドライバも千差万別で、同じことができない。結果として、ゲームの初回起動時にユーザーのマシン上でシェーダーを一からコンパイルする必要が生じる。 数万本のシェーダーをCPUが処理する間、プレイヤーは画面を眺めて待つ。ゲーム側の実装によっては、コンパイルが追いつかない場面でカクつきが発生する。シェーダースタッターと呼ばれる現象だ。Unreal Engineが導入したPSOプリキャッシュなど部分的な緩和策はあるが、根本解決には至っていなかった。 MicrosoftのAdvanced Shader Delivery(ASD)は、このボトルネックを仕組みごと取り除く。ゲームのダウン

RTX PRO 6000 Blackwell、公式価格が約212万円に跳ね上がる

GPU

RTX PRO 6000 Blackwell、公式価格が約212万円に跳ね上がる

NVIDIAが自社のオンラインストアで、ワークステーション向けフラッグシップGPU「RTX PRO 6000 Blackwell Workstation Edition」の価格を1万3250ドル(約212万円)に設定した。2025年3月の発売当初、米国の小売店では8000ドル台だったこのカードが、1年余りで別の価格帯に移った。 73%の値上げ、公式アナウンスはゼロ RTX PRO 6000 Blackwell Workstation Editionは、2025年3月のGTCで発表されたBlackwellアーキテクチャのプロ向け最上位モデルだ。GB202 GPUに2万4064基のCUDAコア、96GBのGDDR7 ECCメモリ、600WのTDPを備え、Blackwell世代で唯一96GBを搭載するカードでもある。 発売当初、米国の小売価格は8435〜8565ドルだった。予約段階ではパッケージや販売店によって7673ドルまで下がった記録もある。2025年11月には米Neweggで7999ドルという値下げ表示すら出ていた。 それが今、NVIDIAの公式Marketplaceに1万3

Steam調査にRDNA 4がようやく登場。数字の裏にある15か月の空白

GPU

Steam調査にRDNA 4がようやく登場。数字の裏にある15か月の空白

2025年3月に発売されたRadeon RX 9070 XTが、ようやくSteamハードウェア調査のGPUランキングに姿を現した。25位にシェア約1.3%で初登場し、すぐ上にはGeForce RTX 5080の約1.5%。数字だけ見れば僅差だが、問題はそこではない。なぜ発売から15か月もかかったのか。 数字の全体像 Valveが公開した2026年5月分の調査で、RDNA 4世代が一斉にランキング入りした。RX 9070 XTに加え、2025年6月発売のRX 9060 XTが39位(約0.72%)、RX 9070は90位(0.18%)。これまで名前のなかったカードが、同じ月に3枚まとめて出現した。 GPU全体のトップは相変わらずGeForce RTX 3060で4.02%。2位と3位にはRTX 4060のノートPC版(3.99%)とデスクトップ版(3.74%)が入り、NVIDIAの上位独占に変化はない。NVIDIAのGPUシェアは全体の72.42%、AMDは19.13%

ASUSの「焼損対策ケーブル」が焼損。16ピン問題の根深さが浮き彫りに

GPU

ASUSの「焼損対策ケーブル」が焼損。16ピン問題の根深さが浮き彫りに

16ピンコネクタの焼損を防ぐはずだった約8000円のケーブルが、自ら焼けた。12V-2x6コネクタを巡る問題に、また一つ事例が加わった。 50ドルの「解決策」に溶融報告 ASUSが2026年4月に発表し、49.99ドル(約8000円)で単品販売を開始したROGイコライザーケーブルに、初のコネクタ溶融報告が上がった。中国のハードウェアフォーラムChiphellに投稿されたチャットログの写真に写っているのは、紫色のコネクタヘッドとROGブランドのケーブルコームで製品の真正性が確認できるケーブルだ。12本の電源ピンのうち少なくとも3本に焦げた痕跡があり、右上のピン周辺はプラスチックが完全に溶けていた。 どのGPUと組み合わせていたかは不明だが、16ピンコネクタの焼損報告はRTX 5090で最も多い。 ROGイコライザーはASUSが「均等電力供給」「ケーブル温度の低減」「1本あたりの電流容量を9.2Aから17Aに拡大」と銘打って投入した12V-2x6規格の上位互換ケーブルだ。ROG Thor IIIやROG Strix Platinumシリーズの電源ユニットに同梱されるほか、ATX