フィッシング

GeForce NOW侵害、本体は無傷で地域提携先が被害

セキュリティ

GeForce NOW侵害、本体は無傷で地域提携先が被害

ShinyHuntersが「NVIDIA GeForce NOW」のユーザーデータベースを盗み出したと公言してから3日。NVIDIAが回答した。本体は無傷だが、提携先のシステムが破られていた。 NVIDIAの公式回答が示した境界線 ShinyHuntersが「GeForce NOWを侵害し、数百万件のユーザー記録を入手した」と犯罪フォーラム上で名乗りを上げたのは、5月2日のことだった。NVIDIAは沈黙を続け、サンプルデータの真偽は宙に浮いたままだった。 その沈黙が、5月5日にVideoCardz宛ての公式声明という形で破られている。 我々の調査では、NVIDIAが運営するサービスへの影響は確認されていない。問題はアルメニアを拠点とするGeForce NOWアライアンスパートナーのシステムに限定されており、現在パートナーと協力して調査と対応を進めている。影響を受けたユーザーにはGFN.amから通知される。 公式の言い回しを翻訳すると、こうなる。ShinyHuntersの言い分は半分正しい。実際にデータは流出していた。ただし、NVIDIA本体のサーバーからではない。アルメニア

Chrome拡張108本がC2共有、Telegram乗っ取りも

セキュリティ

Chrome拡張108本がC2共有、Telegram乗っ取りも

Chromeウェブストアに並ぶ108本の拡張機能が、同一のC2サーバーに接続する一大マルウェアネットワークを形成していた。15秒ごとにTelegramセッションを盗む拡張まで含まれている。 2万インストール、108本、単一サーバー セキュリティ企業Socketの調査チームが発表した報告は、数字だけ見ると地味だ。Chromeウェブストアに並ぶ108本の拡張機能が、すべて同じ指令サーバー「cloudapi[.]stream」に接続していた。合計インストール数はおよそ2万件。派手ではない。だがこの「派手ではなさ」こそが、今回の作戦のしたたかさを物語っている。 5つの出版社名義(Yana Project、GameGen、SideGames、Rodeo Games、InterAlt)で拡張が登録され、外見上は無関係のゲームやユーティリティとして散らばっていた。小さな拡張の群れが、裏側では単一のインフラに吸い込まれていた、という構図だ。 Socketはすでにテイクダウン申請を出しているが、記事公開時点で拡張群はまだ生きている。 15秒ごとに盗まれるTelegramセッション 今回の

米国サイバー犯罪被害が過去最高208億ドル突破、AIとクリプト詐欺が急増

AI

米国サイバー犯罪被害が過去最高208億ドル突破、AIとクリプト詐欺が急増

アメリカで「詐欺の季節」が終わらない。FBIが発表した2025年のサイバー犯罪統計は、過去最悪の数字を叩き出した。 被害総額は前年比26%増の3兆3000億円 FBIのインターネット犯罪苦情センター(IC3)が4月7日に公開した2025年次レポートによれば、米国のサイバー犯罪被害額は208億7700万ドル(約3兆3000億円)に達した。前年の166億ドルから26%の増加であり、IC3の25年の歴史で過去最高を更新した。 苦情件数も初めて100万件の大台を突破し、1日あたり約3000件のペースで報告が寄せられている。2020年には42億ドルだった被害額が、わずか5年で5倍近くに膨れ上がった計算になる。 数字だけを見れば、アメリカ人がサイバー犯罪に対して無防備すぎるように思える。だが実態は「防御の進歩を上回る速度で攻撃が進化している」という構造的な問題だ。 米国サイバー犯罪被害額の推移 2020年 42億ドル 2025年 5年で約5倍 208.8億ドル 出典:FBI IC3 2025 Annual Report 暗号通貨が被