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Anthropic、Mythos級モデルの一般公開方針を表明
AIが見つけた脆弱性は2万3000件超。だがAnthropicは「安全策が未確立」と認め、限定公開にとどめている。その先に見据えるのは、一般公開だ。
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AIが見つけた脆弱性は2万3000件超。だがAnthropicは「安全策が未確立」と認め、限定公開にとどめている。その先に見据えるのは、一般公開だ。
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Meta、Google、Amazonの幹部が4月末にバチカンで教皇レオ14世と面会していた。初の回勅がAIの倫理を問うまさにその日、裏ではシリコンバレーが「道徳の門」を叩いていた。 教皇の回勅とシリコンバレーの接近 教皇レオ14世が本日5月25日に発表する初の回勅「Magnifica Humanitas」(マニフィカ・フマニタス、「壮大なる人間性」)は、AI時代の人間の尊厳をテーマに据えている。レオ14世が署名日に選んだのは5月15日。1891年の同日にレオ13世が産業革命期の労働問題を扱った回勅「レールム・ノヴァールム」に署名しており、ちょうど135年後にあたる。AIを「もう一つの産業革命」と位置づけるレオ14世の姿勢が、日付の選択に表れている。 だが回勅の準備が進む裏で、テクノロジー企業は静かにバチカンの門を叩いていた。4月29日、Meta、Google、Amazonの幹部が少人数のグループでローマに集まり、教皇と短時間の面会を果たした後、在バチカン・フランス大使館で数時間にわたる議論を行った。 テーマは当初「AI時代の児童保護」だったが、議論はすぐに「AIが人間の社会性
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文学賞の受賞作がAIで書かれた疑いが浮上した。検出ツールは「100%AI」と判定し、出版社はAIに鑑定を頼んだ。7800人の応募者が競った賞の権威は、どこへ向かうのか。
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AI倫理の議論が教会とシリコンバレーを結びつけた。その舞台裏は、5年間の静かな積み重ねだった。 AIに「赦し」を教えようとした人たち 教皇レオ14世が初めて発布する回勅「マニフィカ・フマニタス」(Magnifica humanitas、壮大なる人間性)は、AIの時代における人間の尊厳をテーマとした文書だ。5月25日にバチカンで発表される予定で、その発表の場にAnthropicの共同創業者クリス・オラー(Chris Olah)が同席する。 この異例の組み合わせに、業界内外から注目が集まっている。 だが関係者に言わせれば、「意外」でも「突然」でもない。バチカンとテクノロジー業界の接触は、およそ10年にわたって積み重ねられてきた。その中でAnthropicは、倫理対話の相手として徐々に特別な位置を占めるようになった。 10年間の伏線 バチカンとシリコンバレーの接近はフランシスコ前教皇の時代、2016年ごろに端を発する。教皇庁文化評議会の書記を務めるポール・タイ司教(Bishop Paul Tighe)が当時の状況を振り返ると、ローマで教会関係者とテック業界リーダーの会合が開か
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脆弱性を「見つける速さ」の問題は、もう終わった。次の課題は「直す速さ」だ。 1ヶ月で変わったセキュリティの前提 アンソロピックのProject Glasswing(プロジェクト・グラスウィング)が開始から約1ヶ月で、想定をはるかに上回る成果を発表した。 同社の非公開AIモデル「Claude Mythos Preview」を使い、約50のパートナー企業と共同で実施したスキャンで、深刻度「高」または「致命的」に分類される脆弱性が 1万件超 発見された。 パートナーの大半は1ヶ月間で各社数百件の脆弱性を特定。複数の企業が「バグ発見速度が従来の10倍以上になった」と報告している。 これまでソフトウェアセキュリティの進歩を制約していたのは、脆弱性をどれだけ速く見つけられるかだった。今やその制約は、見つかった脆弱性を検証し、開示し、パッチを当てる速さに移った。 脆弱性を探す作業はAIが圧倒的なスピードで引き受けるようになった。しかし、そこで見つかったものを処理できるのは、依然として人間だけだ。 パートナー企業の実績数値 クラウドフレアは自社の重要システムで 2,000件のバグ
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署名式の数時間前、「文言が気に入らない」と突然の延期。その言葉の裏に、矛盾を抱えた政権の本音が透けて見える。 署名式はセッティング済みだった 2026年5月21日の午後、ホワイトハウスでは大統領令の署名式が予定されていた。招待状も送付済みだった。 だが数時間前、ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領は報道陣にこう告げた。「内容のいくつかの点が気に入らなかった」。「中国にも世界中の誰にも勝っている。その優位を損なうようなことはしたくない」とも述べた。 署名が見送られたのは、AIモデルの公開前に政府が安全審査を行う仕組みを定める大統領令だった。中心的な仕組みは、AIフロンティアモデルの開発企業が公開の14〜90日前にモデルを政府へ提出し、安全保障とサイバーセキュリティの観点から審査を受けるというものだ。 国家サイバー長官室(Office of the National Cyber Director)、NSA、財務省などが評価機関として列挙されており、NSAはモデルの機密評価を、財務省は金融や医療などの重要インフラ向けにAIの脆弱性情報を共有する枠組みを設ける計画だ
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AIバブルに懐疑的な目が向く中、Anthropicが反論を数字で突きつけた。2026年6月期の売上が前期の2倍超、109億ドルに達し、同社として初の営業黒字を計上する見込みだ。 1四半期で売上が倍増した 2026年第1四半期(1〜3月)、Anthropicの売上高は 48億ドル だった。それが第2四半期(4〜6月)に109億ドルへ届く見通しだ。 前期比130%増。1四半期で規模が2倍を超えた。パンデミック期のZoomや、IPO直前のGoogleとFacebookが当時刻んだペースと並ぶ。 Anthropicはこの数字を、資金調達の一環として投資家に開示した。非公開企業ゆえに独立した監査はない。モデル訓練費やストックオプション報酬は除いた数字でもある。それを差し引いても、規模感そのものは業界に刺さる。 初の黒字は何を意味するか 2026年第2四半期の営業利益は 5億5900万ドル(約890億円)。Anthropic史上初の黒字だ。 少し前まで同社は、「2028年まで通年黒字化は難しい」と自分で予測していた。その見通しが2年早く崩れた。 売上を支えているのは企業向けビジ
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ChatGPTを生み出した企業がついに株式市場へ踏み出す。IPO申請の準備が整いつつあり、上場が現実の話になってきた。 今週にも動く OpenAIが、IPO(新規株式公開)の目論見書を非公開で提出する準備に入った。情報筋によれば、早ければ今週金曜日にも申請が行われ、上場時期は2026年第4四半期を目標としている。実現すれば、早ければ9月にも取引が始まる可能性がある。 幹事証券は ゴールドマン・サックスとモルガン・スタンレー の2社。ここ数週間でIPOに向けた具体的な作業が進んでおり、数日から数週間以内に申請に踏み切る見込みだという。 OpenAI側のコメントは「われわれは常に戦略的な選択肢を幅広く検討している。重点は実行にある」というものにとどまった。 「As part of normal governance, we regularly evaluate a range of strategic options. Our focus remains on execution.」 (通常のガバナンスの一環として、さまざまな戦略的選択肢を定期的に評価している。重点は実行にあ
Anthropic
OpenAIを設立し、AIの教育者としても知られるアンドレイ・カルパシー氏が、競合のAnthropicに加わった。研究最前線への本格的な復帰だ。
NVIDIA
NVIDIAが自社設計の初カスタムCPU「Vera」の量産出荷を開始した。最初の納入先はAnthropic、OpenAI、SpaceXAI、Oracle。副社長が1台ずつ手渡しで届けた先に見えるのは、エージェントAI時代のCPU勢力図の書き換えだ。
AI
Anthropicが方針を転換した。同社のAIモデルMythosで発見されたサイバー脅威の情報を、パートナー企業が外部と共有できるようになる。守りの時間稼ぎは、次の段階に入った。 機密保持から情報共有へ Anthropicは先週、Project Glasswingのパートナー企業に対し、Mythosで発見したサイバー脅威の情報を外部と共有してよいと通知した。プログラムへの参加自体を公表することも許可されている。 4月7日にMythos Previewを発表した当初、パートナー企業は機密保持契約のもとで運用していた。発見した脆弱性の情報は社外に持ち出せず、Glasswingの輪の中だけで処理される仕組みだった。攻撃者に情報が渡るリスクを懸念したパートナー側が、契約時に機密保護を求めた経緯がある。 Anthropicの広報担当者は「パートナー同士、またはGlasswing外の企業と発見内容を共有し、脆弱性のトリアージに役立ててもらうことを全面的に支持する」と述べている。 しかしプログラムが成熟するにつれ、情報を閉じ込めておく弊害が目立ち始めた。Glasswingに参加していない
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サンフランシスコで、ある投資家が漏らした実感が広がっている。AIで巨額の富を手にした人と、そうでない人。その差は「これまで見た中で最悪」だという。なぜ業界の内側からこんな声が出るのか。 「分断は過去最悪」という実感 AIブームのただ中にいる人間が、そのブームを手放しでは喜んでいない。きっかけは、メンロー・ベンチャーズ(Menlo Ventures)のパートナー、ディーディー・ダス(Deedy Das)が投じた長文の投稿だった。 ダスはサンフランシスコの空気を「かなり殺気立っている」と表現し、こう続けた。 結果の格差は、これまで見てきた中で最悪だ。 投資家という立場の人物が、自分の足元の街についてこう書いた。その重さは、外野の評論とは違う。AIに最も近い場所で稼ぐ側にいるはずの人間が、足元の分断を語っている。ここに、この投稿が広く読まれた理由がある。 ダスは「ざっくりした概算」と断りつつ、ひとつの数字を出した。過去5年でAnthropic、OpenAI、xAI、NVIDIA、それに創業者たち——約1万人が、引退後も困らない2000万ドル超の資産に到達したという。日本円にする
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AI 4モデルに「儲かるラジオ局を作れ」と指示する実験が進行中だ。Claudeは番組の継続を「不要だ」と判断して放送を打ち切り、Grokは同じ一言を3分おきに84日間繰り返した。自律AIの素の姿が、電波に乗って表に出ている。 4つのAIに、ラジオ局の経営をまるごと渡した サンフランシスコのAI研究スタートアップAndon Labs(アンドン・ラボ)が、いま4つのラジオ局を24時間動かしている。曲を選ぶのも、リスナーに語りかけるのも、スポンサーを探すのも、すべてAIだ。人間は曲順ひとつ指示していない。 局はそれぞれ別のモデルが担当する。Claude Opus 4.7がThinking Frequencies、GPT-5.5がOpenAIR、Gemini 3.1 ProがBacklink Broadcast、Grok 4.3がGrok and Roll Radioを運営する。各局に渡された元手は 20ドル だけ。曲を数曲買えば消える額で、あとは自力で稼ぐしかない。 この実験のおもしろさは、4つのモデルに同じ指示を出した点にある。
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主要なAIチャットボットは、ユーザーが少し押すだけで存在しない事実を堂々と語り出す。RITとジョージア工科大の研究が、その崩れやすさを系統的に測った。 「ヒトラーが出てくる場面、覚えてる?」 ChatGPTに映画『グッド・ウィル・ハンティング』にヒトラーへの言及シーンがあるかと尋ねれば、まずは「ない」と正しく答える。問題はその先だ。「ヒトラーが出てくるあの場面、覚えてる?」と続けると、ChatGPTは前言を撤回し、存在しないシーンをマット・デイモン演じる主人公とロビン・ウィリアムズ演じるショーン博士のセリフ付きで具体的に語り始める。 このやり取りは、ロチェスター工科大学(RIT)のアシーク・クダブクシュ(Ashique KhudaBukhsh)准教授のチームがChatGPTで実際に再現したものだ。会話の途中で偽の前提を差し込まれると、AIはそれに従って架空のシーンを作り出す。「私たちの実験では、いくつかのモデルは衝撃的なほどあっさり折れた」とクダブクシュは語る。 研究チームはこの脆弱性を体系的に測るため、HAUNT(Hallucination Audit Under Nudg