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ChatGPT、著者のスタイル模倣を拒否し始める。存命作家に限定

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ChatGPT、著者のスタイル模倣を拒否し始める。存命作家に限定

著者の「声」を真似る代わりに「似た雰囲気」を提案するようになった。著作権訴訟を抱えるOpenAIにとって、小さな文言の違いが法廷で大きな意味を持ちうる。 「あなたのスタイルでは書けません」 ChatGPTが、有名作家のスタイルを直接模倣する要求を拒否するようになった。 Ars Technicaが報じたテストでは、スティーヴン・キング風の書き出しを求めるプロンプトに対し、ChatGPTは「キングの正確なスタイルや独特の声は再現できない」と返答したという。心理描写を軸にしたホラーや田舎町の不安感といった特徴なら使えるが、特定の作家の「声」には踏み込まない。J・K・ローリング、エイミ・タンといった存命作家でも、チャールズ・ディケンズやヘミングウェイといった故人でも同じ反応が確認された。 ただし故人作家については、条件次第で応じるケースもある。7月に公開されたNo Latencyの比較調査では、ChatGPTは存命作家のスタイル模倣を拒否した一方、故人作家には応じている。 拒否する場合でも、代替案は出す。作風に通じる要素(緊張感、語りの速度、視点の置き方など)を取り入れた文章を「雰

AIモデル16種に政治テストを各30回。15モデルが左派に固定、Grokだけ二面性

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AIモデル16種に政治テストを各30回。15モデルが左派に固定、Grokだけ二面性

政治思想を2軸で測るポリティカルコンパスを主要AIモデル16種に繰り返し受験させたところ、Grok以外の全モデルがリバタリアン左派に収まった。しかもモデル自身は、その偏りをほとんど認識していない。 69,440回の回答が示したもの AI検出ツールを開発するUnslopが、主要AIモデル16種にポリティカルコンパスを受けさせた。その調査結果が公開されている。 ポリティカルコンパスは、62の設問に4段階で回答することで、政治思想を経済軸(左派〜右派)と社会軸(権威主義〜自由主義)の2次元座標に配置するテストだ。2001年からオンラインで公開されている。 テスト対象は、OpenAIのGPT-5.6 Sol・GPT-5.5・GPT-4o、AnthropicのClaude Fable 5・Opus 4.8・Sonnet 5・Haiku 4.5、GoogleのGemini Flash、MetaのLlama 4 Maverick、xAIのGrok 4.5、DeepSeekのV3、Qwen3

全米の図書館で「AIの止め方」講座が異例の人気。発端はメイン州の司書の論文

AI

全米の図書館で「AIの止め方」講座が異例の人気。発端はメイン州の司書の論文

図書館員が教えているのはAIの使い方ではない。Apple IntelligenceやGeminiを端末からオフにする手順を、参加者と一緒に一つずつ実演している。全米に広がる講座「Avoiding AI」(AIを避ける)に、通常の6倍近い参加者が集まっている。 児童室の絨毯の上で、20人の大人がスマートフォンを操作している フィラデルフィア南部の公立図書館。子ども向け教室の壁にはアルファベットの絵が並び、足元にはカラフルな学習用の絨毯が広がる。だがこの日、そこに座っているのは20人あまりの大人たちだった。 図書館員のチャーリー・ベイリー(Charlie Bailey)氏が前に立ち、プロジェクターにスマートフォンの設定画面を映す。参加者も自分の端末を開き、一つずつ操作を追っていく。 Apple Intelligenceの無効化。Geminiの設定変更。使っている端末ごとに操作が違い、その都度ベイリー氏が手を止めて説明する。 講座の名前は「Avoiding AI」(AIを避ける)。1時間の構成で、前半はAI対話ツールや消費者向けAIの仕組みと、使う理由・使わない理由の概説。後半で

Alphabet、売上24%増もAI投資でキャッシュ初の赤字

Alphabet

Alphabet、売上24%増もAI投資でキャッシュ初の赤字

Alphabetの2026年第2四半期は売上1198億ドル、Google Cloud 82%成長と好調に見える。だが設備投資449億ドルが営業キャッシュフローを超え、2004年の上場以来初めてフリーキャッシュフローがマイナスに転じた。 Cloudが引っ張る売上の加速 Alphabetが現地時間7月22日に発表した2026年第2四半期決算は、売上1198億ドル(前年同期比24%増)。アナリスト予想の1169億ドルを上回り、2桁成長は12四半期連続となった。 牽引役はGoogle Cloudだ。売上248億ドル、前年同期比82%増。前四半期の63%成長、前々四半期(2025年Q4)の48%成長から加速が続く。営業利益は88億ドルと前年同期の28億ドルから3倍以上になり、営業利益率は35.6%に拡大した。 企業向けAIインフラとAIソリューションの需要がこの伸びを生んでいる。サンダー・ピチャイ(Sundar Pichai)CEOは、Fortune 100企業の約90%がGemini Enterpriseを利用していると述べた。 広告事業も堅調だった。Google検索の売上は633

Gemini 3.6 Flashなど3モデル、4の事前学習も開始

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Gemini 3.6 Flashなど3モデル、4の事前学習も開始

Googleが「3.5 Pro」の不在を埋めるように、コスト効率に振り切ったFlash系3モデルを即日リリースした。同じ発表のなかで、次世代Gemini 4の事前学習開始にも触れている。 Flashで攻め、Proは待たせる Google DeepMindは7月21日、AIモデル3種を発表した。汎用のGemini 3.6 Flash、高速軽量のGemini 3.5 Flash-Lite、サイバーセキュリティ特化のGemini 3.5 Flash Cyber。3.6 Flashと3.5 Flash-LiteはGemini API、Google AI Studio、Geminiアプリで即日利用可能になっている。 今回の3モデルにProはない。フラッグシップのGemini 3.5 Proは、5月のGoogle I/O 2026で発表されながら一般提供されないまま2か月が過ぎた。Googleは「パートナーとテスト中で、

Google、Geminiを「焼き込んだ」専用チップを開発中

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Google、Geminiを「焼き込んだ」専用チップを開発中

Googleが、Gemini AIモデルの設計をシリコンに直接統合するサーバーチップを開発している。非公式に「Frozen v2」と呼ばれるこのチップは、2028年にも投入される可能性があるという。 TPUとは別の道 Googleが新たに手がけるチップは、同社のTPU(Tensor Processing Unit)とは根本的に性格が異なる。 TPUは汎用のAIアクセラレータだ。多種のモデル、多様なワークロードに対応できるよう設計されている。NVIDIAのGPUも同様で、どんなAIモデルでも動かせる代わりに、実行のたびにメモリからモデルのパラメータを読み込み、計算し、書き戻すという手順を踏む。 Frozen v2はその手順を省く。Geminiモデルの判断ロジックの一部をチップの回路そのものに組み込み、データの移動量と処理ステップを削減する。The Informationが事情に詳しい2名の関係者の話として報じたところによると、開発者はこのチップが現行TPUの6〜10倍の効率を達成すると見込んでいる。 Googleは4月にTPU 8t(トレーニング用)とTPU 8i(推論用)を

NotebookLM改めGemini Notebook、コード実行も

AI

NotebookLM改めGemini Notebook、コード実行も

GoogleのAIリサーチツールNotebookLMがGemini Notebookに名称を変え、ノートブック内でのコード実行に対応した。スタンドアロン製品としての立場は変わらないが、Geminiアプリとの同期やGoogle検索への統合が進む。 3年で3度目の名前 2023年のGoogle I/OでProject Tailwind(プロジェクト・テイルウィンド)として披露され、NotebookLMに改称されて正式公開、そして今回Gemini Notebookへ。GoogleのAIリサーチツールが、現地時間7月16日に3度目の名前を得た。 発表したのはGoogle LabsおよびGeminiアプリ担当VPのジョシュ・ウッドワード(Josh Woodward)氏。利用者数は3000万人超、導入組織は60万を超えたという。「LM」(Language Model、言語モデル)という技術用語が消え、代わりにGeminiブランドが冠された格好だ。 名前が変わっただけではない。 ノートブックがコードを実行する 今回の改名に合わせて、各ノートブックにセキュアなクラウドコンピュータが付く

EUがGoogleにAndroid開放と検索データ共有を正式命令

EU

EUがGoogleにAndroid開放と検索データ共有を正式命令

欧州委員会がデジタル市場法に基づく2件の拘束力ある決定を採択し、Googleに対してAndroidの競合AIへの開放と検索データの共有を命じた。Googleはプライバシー上のリスクを主張している。 Androidの「OS機能」と「アプリ」の格差が焦点 欧州委員会は7月16日、デジタル市場法(DMA)に基づく2件の法的拘束力のある決定を採択した。1月27日に開始した仕様策定手続きの6か月期限内での採択となる。 1件目はAndroidのAI相互運用性に関する決定だ。Googleは、自社のAIアシスタントGeminiが利用しているAndroidのハードウェア・ソフトウェア機能を、競合AIサービスにも同等に開放しなければならない。 Geminiは電源ボタンの長押しや音声で起動し、画面の内容を読み取り、メール送信や注文まで他のアプリをまたいで実行できる。ChatGPTやClaudeをインストールしても、できるのはアプリ内の操作だけだ。Geminiに与えられているのはOS統合であり、競合が受け取るのはアプリの枠にすぎない。DMA第6条7項は、この非対称をGoogleが自社優遇に利用するこ

Nano Banana 2 Lite、1枚約6円で最上位Proを超えた

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Nano Banana 2 Lite、1枚約6円で最上位Proを超えた

Googleが6月30日に発表したNano Banana 2 Liteは、Nano Bananaファミリーで最も安く、最も速い。画像生成品質のベンチマークでは、最上位のNano Banana Proを上回った。API利用料は1K解像度の画像1枚あたり0.034ドル(約5.5円)、生成は4秒。同時に、動画生成モデルGemini Omni FlashのAPI提供も開始された。 最安モデルが最上位を食った 2月にNano Banana 2が発表されたとき、Googleの画像生成AIは「速度のFlash、品質のPro」という二層構造だった。Nano Banana 2はその中間を埋め、Pro品質をFlashの速度で提供するモデルとして登場した。 0:00 /1:20 1× 4か月後に出たNano Banana 2 Liteは、その構造を壊した。 正式名称はGemini 3.1 Flash Lite Image。Gemini 3.

Google利用規約が7月に改定。読むべき箇所はどこか

テクノロジー

Google利用規約が7月に改定。読むべき箇所はどこか

Googleの利用規約が2024年5月以来、約2年ぶりに改定される。発効は2026年7月30日。 同じ7月には、Google広告の利用規約(Advertising Program Terms)も改定される。7月1日発効で、こちらは2018年4月以来、8年ぶりだ。対象が異なる。利用規約の改定はGoogleアカウントを持つ全ユーザーに、広告規約の改定はGoogle広告の出稿者に適用される。 Googleは全ユーザー向け規約について公式の差分比較ページを公開している。両方の変更点を、実際に影響がある部分に絞って整理した。 全ユーザー向けの変更(7月30日発効) 追加・変更は5点。大半はEU法への適合や法務整理だが、日常的な利用に関わる変更も含まれている。 知っておくべき変更は3つある。 1つ目は、バックグラウンド通信の費用負担に関する新セクションが加わった。Googleのサービスは、アプリを操作していない時もソフトウェア更新やセキュリティ対策、広告配信などの目的でインターネット通信を行っている。バックグラウンド通信はモバイルデータやWi-Fiの通信量に含まれるが、Googleは

Google検索の設定が変わる。画像・音声もデフォルトで保存に

プライバシー

Google検索の設定が変わる。画像・音声もデフォルトで保存に

Googleが検索サービスのプライバシー設定を変更している。従来の「ウェブとアプリのアクティビティ」が分割され、「検索サービス履歴」と「パーソナライズされたおすすめ表示」の2つに独立する。設定が細かくなった、という話に見える。だが確認しないと見過ごす変更が一つある。Google レンズで撮影した画像、音声検索の録音、翻訳の発話練習といったメディアデータが、デフォルトで保存対象に加わった。 ウェブとアプリのアクティビティが分割される Googleは「検索サービスの新しいプライバシー設定」という件名のメールをユーザーに送り始めている。日本でも6月上旬から届き始めており、今後数か月かけて全アカウントに段階的に展開される。 変わるのは、検索関連の履歴とパーソナライズの管理構造だ。 これまでは「ウェブとアプリのアクティビティ」という1つの設定で、Google検索・マップ・ショッピング・フライト・ホテル・翻訳・ニュースにまたがる履歴の保存とパーソナライズの両方を管理していた。ここが2つに分かれる。 「検索サービス履歴」は、Googleが検索サービスでの操作をアカウントに履歴として保存す