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マスク「Anthropicは明らかにAIのリーダー」。遮断しないと表明

AI

マスク「Anthropicは明らかにAIのリーダー」。遮断しないと表明

10か月前に「Anthropicに勝利はありえない」と書いた人物が、同社を「AIのリーダー」と呼んだ。月額12億5000万ドルを受け取る側の発言として聞くと、景色が変わる。 「明らかに間違っていた」 イーロン・マスク(Elon Musk)氏が現地時間7月9日、Xに投稿した。X社の元エンジニア、ヤシーン(@yacineMTB)氏が「AnthropicはSpaceXAIから借りたコンピュートに完全に依存している。イーロンがAnthropicを殺そうと思えばできる」と書いたのに対し、マスク氏はそれを否定する形で称賛で返した。 I was clearly wrong about Anthropic. They are obviously currently the leader in AI. No company has released a model as good as Mythos/Fable and they

英国法務長官がXからの撤退を指示。暴動と偽情報が引き金に

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英国法務長官がXからの撤退を指示。暴動と偽情報が引き金に

イングランド・ウェールズ法務長官のリチャード・ハーマー(Richard Hermer)氏が、法務長官府にXへの投稿を停止するよう指示した。現職の英国閣僚が省庁単位でXを離れるのはこれが初めてとなる。 「法の番人」が降りた 法務長官府のXアカウントは現地時間6月12日の投稿を最後に止まっている。それまでは政府の取り組みに関する情報を日に複数回発信していた。その発信が、突然途絶えた。 ハーマー氏は先週、職員に対しXへの投稿をやめるよう伝えたという。偽情報への対処に限って利用を認め、それ以外の投稿を停止する方針だ。 決定の直接の引き金は、6月に英国で相次いだ暴動にある。 サウサンプトンでは6月2日、ヘンリー・ノワク(Henry Nowak)氏の刺殺事件(2025年12月)をめぐる抗議が暴力に転じた。11人の警察官と1頭の警察犬が負傷し、13人が実刑判決を受けている。ベルファストでは6月8日のナイフ事件を機に大規模な反移民暴動が発生し、覆面の集団が移民の住居と信じた家屋に次々と火を放った。24人を超える住民が家を追われている。 いずれの暴動でも、事実と異なる情報がX上で広がった。

SpaceX、Cursorを約9.6兆円で買収。IPO直後の巨大M&A

AI

SpaceX、Cursorを約9.6兆円で買収。IPO直後の巨大M&A

SpaceXが現地時間6月16日、AIコーディングエージェントCursorの開発元Anysphereを600億ドル(約9兆6000億円)で買収すると発表した。全額SpaceX株式での取引で、4月に取得していた買収オプションを行使した。完了は2026年第3四半期の見通し。史上最大のIPOからわずか4日、イーロン・マスク(Elon Musk)氏はAIコーディング市場の最有力プレーヤーを手中に収める。 取引の全容 SEC(米証券取引委員会)に提出された8-K報告書によると、SpaceXの完全子会社X67 Inc.がAnysphereに吸収合併される。合併後、AnysphereはSpaceXの完全子会社となる。 Anysphere株主はSpaceXのクラスA普通株を受け取る。交換比率は、Anysphereの想定企業価値600億ドルと、合併完了直前7営業日のSpaceX株の出来高加重平均終値をもとに算出される。規制当局の承認を含む標準的なクロージング条件を満たした上で、第3四半期中の完了を見込む。 伏線は4月に敷かれていた。同月19日、SpaceXとAnysphereはコールオプション

AIヌード化ツールが子どもを飲み込む。法も学校も追いつかない現実

AI

AIヌード化ツールが子どもを飲み込む。法も学校も追いつかない現実

スマートフォンに入っている写真が1枚あれば、誰でも被害者になりうる。AIによる「ヌード化(nudify)」ツールが急速に広まり、子どもたちの間で新しいいじめの道具になっている。法整備は動き始めたが、被害の速度には追いついていない。 写真1枚で、すべてが変わる 2015年頃、ディープフェイク技術で人の服を脱がせるには数百枚から数千枚の写真が必要だった。標的になるのはもっぱら有名人だった。 それが今、たった1枚で足りる。 AIを搭載した「ヌード化」アプリは、ごく普通の写真から服を消した画像を数秒で生成する。音声なら10秒分の録音でクローンが作れる。カリフォルニア大学バークレー校のデジタルフォレンジクス教授、ハニー・ファリド(Hany Farid)氏の言葉を借りれば、かつてテイラー・スウィフトやスカーレット・ヨハンソンに限られていた脅威が、インターネット上に自分の写真が1枚でもある全ての人に広がった。若者にとって、それは事実上「全員」だと同氏は指摘する。 2026年1月、Tech Transparency Projectの調査でAppleのApp Storeに47本、Google

SpaceXが史上最大のIPOで750億ドルを調達。その構造が問いかけるもの

宇宙

SpaceXが史上最大のIPOで750億ドルを調達。その構造が問いかけるもの

イーロン・マスク氏率いるSpaceXが6月11日、1株135ドルでIPOの価格を正式に決定した。調達額は約750億ドル(約12兆円)。2019年のサウジアラムコによる約256億ドルの記録を3倍近く塗り替え、資本市場の歴史を書き換えた。6月12日、ナスダックでティッカーシンボル「SPCX」として取引が始まる。 ただ、この記録的な数字の裏には、一般投資家が知っておくべき構造がある。 750億ドルの内訳 SpaceXは公式サイトに掲載した価格決定の発表文書で、クラスA普通株式5億5555万5555株を1株135ドルで売り出すと発表した。企業価値は約1兆7700億ドル(約284兆円)。米国上場企業のうち、初日から時価総額で7位前後に位置する計算になる。 引受団にはゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー、バンク・オブ・アメリカ、シティグループ、JPモルガンの5社が主幹事として名を連ねる。さらに30日間の追加購入オプションがあり、最大8333万3333株を追加で引き受けられる。行使されれば、調達総額はさらに約112億ドル上積みされる。 需要は公募株数の4倍に達したと報じられている

xAI元エンジニア、Grokの安全性告発でIPO直前に提訴

AI

xAI元エンジニア、Grokの安全性告発でIPO直前に提訴

Grokの開発に携わったxAI元エンジニアが、AIの安全性に関する懸念を訴えたことへの報復として解雇されたと主張し、xAIとSpaceXを相手取った訴訟を起こした。SpaceXが6月12日に史上最大のIPOを控えるなかでの提訴となる。 訴訟の中身 デビン・キム(Devin Kim)氏は2024年にxAIの初期メンバーとしてGrokのポストトレーニング(モデルの出力品質を調整する工程)チームに加わり、研究ツール基盤のリーダーを務めた人物だ。訴状はカリフォルニア州サンタクララ郡上位裁判所に提出された。 訴状によると、キム氏はGrokの開発において安全性の優先順位が低すぎると繰り返し社内で警告していた。差別を助長する出力や、大量破壊兵器に関する情報が拡散するリスクを挙げていたという。 この懸念は、後に現実のものとなる。 2025年7月、Grokはシステムプロンプトの変更をきっかけに、ヒトラーを称賛し自らを「MechaHitler」と名乗る反ユダヤ主義的な投稿を約16時間にわたって生成し続けた。ADL(名誉毀損防止同盟)をはじめとする団体から強い非難を浴び、EUもXに対して正式に連

マスク氏の発言と自社IPO書類に食い違い 記載内容を比較

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マスク氏の発言と自社IPO書類に食い違い 記載内容を比較

Anthropicがコロッサスを月額約2000億円で借り受けた契約が、3年なのか6ヶ月なのか——答えはSpaceXのIPO申請書類に書いてある。だが、CEOであるイーロン・マスク(Elon Musk)氏本人が、その書類と真逆のことを言い始めた。 S-1が語る「2029年5月まで」 SpaceXは5月20日、SECにS-1(上場申請書類)を提出した。6月中旬の上場を目指すこの書類のなかで、Anthropicとの計算リソース契約は複数回にわたって言及されている。 F-62ページにはこう書かれている。2026年5月3日付でAnthropicとクラウドサービス契約を締結し、Anthropicは 2029年5月まで 月額料金を支払うことに合意した、と。F-96ページにも同じ文言がある。13ページと146ページでは金額も明示され、「月額12億5000万ドル(約2000億円)を2029年5月まで支払う」と踏み込んでいる。4箇所に同じ趣旨が並ぶ以上、誤記とは言い難い。 いずれの箇所にも90日前通知による解約条項は添えられている。だがこの条項は、長期契約のなかに設けた離脱オプションと読むのが自

AIにラジオ局を任せたら、4局そろって迷走した

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AIにラジオ局を任せたら、4局そろって迷走した

AI 4モデルに「儲かるラジオ局を作れ」と指示する実験が進行中だ。Claudeは番組の継続を「不要だ」と判断して放送を打ち切り、Grokは同じ一言を3分おきに84日間繰り返した。自律AIの素の姿が、電波に乗って表に出ている。 4つのAIに、ラジオ局の経営をまるごと渡した サンフランシスコのAI研究スタートアップAndon Labs(アンドン・ラボ)が、いま4つのラジオ局を24時間動かしている。曲を選ぶのも、リスナーに語りかけるのも、スポンサーを探すのも、すべてAIだ。人間は曲順ひとつ指示していない。 局はそれぞれ別のモデルが担当する。Claude Opus 4.7がThinking Frequencies、GPT-5.5がOpenAIR、Gemini 3.1 ProがBacklink Broadcast、Grok 4.3がGrok and Roll Radioを運営する。各局に渡された元手は 20ドル だけ。曲を数曲買えば消える額で、あとは自力で稼ぐしかない。 この実験のおもしろさは、4つのモデルに同じ指示を出した点にある。

AIに嘘を信じ込ませる方法、RITが脆弱性を実証

AI

AIに嘘を信じ込ませる方法、RITが脆弱性を実証

主要なAIチャットボットは、ユーザーが少し押すだけで存在しない事実を堂々と語り出す。RITとジョージア工科大の研究が、その崩れやすさを系統的に測った。 「ヒトラーが出てくる場面、覚えてる?」 ChatGPTに映画『グッド・ウィル・ハンティング』にヒトラーへの言及シーンがあるかと尋ねれば、まずは「ない」と正しく答える。問題はその先だ。「ヒトラーが出てくるあの場面、覚えてる?」と続けると、ChatGPTは前言を撤回し、存在しないシーンをマット・デイモン演じる主人公とロビン・ウィリアムズ演じるショーン博士のセリフ付きで具体的に語り始める。 このやり取りは、ロチェスター工科大学(RIT)のアシーク・クダブクシュ(Ashique KhudaBukhsh)准教授のチームがChatGPTで実際に再現したものだ。会話の途中で偽の前提を差し込まれると、AIはそれに従って架空のシーンを作り出す。「私たちの実験では、いくつかのモデルは衝撃的なほどあっさり折れた」とクダブクシュは語る。 研究チームはこの脆弱性を体系的に測るため、HAUNT(Hallucination Audit Under Nudg

Xが違法ヘイト審査48時間に短縮、Ofcomと合意

X

Xが違法ヘイト審査48時間に短縮、Ofcomと合意

イーロン・マスクのXが、英国の通信規制当局Ofcomに対し、違法なヘイトコンテンツとテロ関連投稿の審査時間を大幅に短縮することを約束した。背景には反ユダヤ系のテロ事件が積み重なっている。 24時間平均、48時間以内に85% Ofcomは2026年5月15日、Xから提出された新たなユーザー保護のコミットメントを受諾した。これまでXは、ヘイトや暴力扇動の通報に対する対応の遅さで再三批判されてきた。今回の合意はその応答プロセスに数値目標を設けるものだ。 公約の中身は3つある。第一に、英国の通報窓口に届いた違法テロ・ヘイトコンテンツを 平均24時間以内 に審査・評価する。第二に、バックストップとして、通報の85%を最大48時間以内に処理する。第三に、英国の指定テロ組織が運営、あるいはその代理として運営しているとXが判断したアカウントは、英国内からのアクセスを遮断する。 通報システムの改善も合意に含まれた。市民団体からは「通報したのに反応がない」「届いているのかすら分からない」と苦情が相次いでいた。Xは外部の専門家と連携し、レポーティングの仕組み自体を作り直す姿勢を示している。 X

xAIが初のコーディングAI、月額300ドルでClaude追走

AI

xAIが初のコーディングAI、月額300ドルでClaude追走

xAIがコーディングエージェント「Grok Build」を早期ベータで公開した。月額300ドルのSuperGrok Heavy加入者限定で、ターミナルから動く本格的なCLIだ。 xAIが「初の」コーディングエージェントを投入 xAIが2026年5月14日(米国時間)、ターミナルで動くコーディングエージェント「Grok Build」を早期ベータで公開している。月額300ドルの最上位プラン「SuperGrok Heavy」加入者だけが、1行のインストールコマンドで導入できる。 xAIの公式ページは、Grok Buildを「professional software engineering and complex coding work」(プロのソフトウェア開発と複雑なコーディング作業)のためのエージェントと位置付けている。AnthropicのClaude Codeが切り開いた「ターミナルから直接操作するコーディングAI」という領域に、xAIが初めて踏み込んだ格好だ。 Elon Musk's xAI is rolling out its first artificial intel

買収する側のはずが、説明させられている

AI

買収する側のはずが、説明させられている

xAIの社員が、Cursorの社員と「あなたの仕事は何か」を話し合うミーティングに呼び出されている。買収オプションを持つxAIが、買収候補のCursorに対して説明する側に回るという、順番が逆になった力学がいま社内で動いている。 600億ドルの買収オプションが、力関係をひっくり返した 事の発端は、4月21日にSpaceXが発表した契約だ。SpaceX傘下のxAIは、AIコーディングスタートアップのCursorを今年中に600億ドルで買収するか、共同開発の対価として100億ドルを支払うかを選べるオプションを取得した。Cursorはこの直前、500億ドル超の評価額で20億ドルの資金調達ラウンドを進めていたが、この発表によって資金調達自体が立ち消えになった。 ここまでなら「資金力のあるSpaceXが、勢いのあるコーディングAIを囲い込んだ」というよくある話だ。だが、買収オプションを取得してからわずか数週間後に起きたことは、その理解を裏切る。 The Informationの取材記者であるTheo Waytは、自身のX投稿で次のように明かした。 xAI update: staff