AMD
AMD RDNA 4m、Mesaドライバにマージ。ソフトウェア全層を貫通
AMDの未発表APU向けiGPU「RDNA 4m」が、Linuxの描画ドライバにまで到達した。現行iGPUではFSR 4.1の対応が不透明な中、FP8命令をネイティブで扱えるRDNA 4mへの期待が高まっている。
AMD
AMDの未発表APU向けiGPU「RDNA 4m」が、Linuxの描画ドライバにまで到達した。現行iGPUではFSR 4.1の対応が不透明な中、FP8命令をネイティブで扱えるRDNA 4mへの期待が高まっている。
Linux
Huaweiのエンジニアが内製GPUのVulkanドライバをMesaに統合したいとメーリングリストに投稿した。ただしGPU ISAは公開できず、シェーダコンパイラはバイナリブロブで配布するという条件付きだ。
Vulkan
LinuxのAMD向けオープンソースVulkanドライバが、Windowsへの上陸を試みている。すでにCounter-Strike 2が動いた。 Steam Deckを支えるドライバ、Windowsに向かう RADVはMesaプロジェクトのオープンソースVulkanドライバだ。AMD製GPUに対応し、Linuxでは事実上の標準Vulkanドライバとして定着している。Steam Deckの描画を担い、Valveのゲーム基盤を支える中核技術でもある。 AMDは自社のPAL(Platform Abstraction Library)ベースの代替ドライバを廃止し、オープンソースのMesaに開発資源を集約した。AMD自身がRADVを公式ドライバとして認めている。 Windowsでは事情が異なる。AMDユーザーが使えるVulkanドライバはAMD純正の非公開ドライバに限られる。ここに、Valveの出資を受けたCollaboraのエンジニアが挑んでいる。 Collaboraは現地時間7月28日、RADVをWindowsに移植する実験的な取り組みの成果を公開した。Counter-Strik
Linux
NVIDIAのオープンソースVulkanドライバNVKが、DLSSの実行に必要なコードをMesa 26.2-develに統合した。環境変数を設定すれば、Linux上のゲームでDLSSが動く。ただし既知のバグがあり、すべてのGPUで使えるわけではない。「対応した」と「実用になる」のあいだには、まだ距離がある。 8か月かけて埋まった溝 2025年10月、Valveの開発者オータム・アシュトン(Autumn Ashton)が3日間の作業でDLSSをNVK上で動かしたと発表した。ゲーム「Control」の画面が960×540から1920×1080にアップスケールした画面がそのまま証拠になった。 DLSSの実体はCUDAカーネルの集合体だ。NVKにVK_NVX_binary_importとVK_NVX_image_view_handleという2つのVulkan拡張を実装すれば、ゲームが同梱するDLSSバイナリをGPU上で実行できる。DXVKとVKD3D-ProtonがDXVK-NVAPIを通じてこの仕組みを使い、Windows向けゲームのDLSSをLinux上で再現する。原理はシンプルだ
Linux
オープンソースのグラフィックスドライバに、AMDの未発表GPUを示すコードが静かにマージされた。GFX1156。RDNA 3.5系列のAPU向け内蔵GPUとみられるが、どの製品に搭載されるのかは誰にもわからない。わかっているのは、AMDがまだこのアーキテクチャを手放すつもりがないということだけだ。 ドライバコードが語る「次」 LinuxのオープンソースグラフィックスライブラリMesaの開発版(26.2)に、AMD GPUの新しい識別子「GFX1156」のサポートが6月11日付でマージされた。AMDのエンジニアが提出したマージリクエスト(!41969)はRadeonSI(OpenGL)とRADV(Vulkan)の両ドライバに初期対応を追加するもので、サミュエル・ピトワゼ(Samuel Pitoiset)氏とピエール=エリック・プルー=プレイエ(Pierre-Eric Pelloux-Prayer)氏のレビューを経てmainブランチに取り込まれた。 並行して、Linuxカーネル側でも動きがある。今月中旬に始まるLinux 7.2のマージウィンドウに向けて、DRM-Nextにはすでに
Linux
2007年に登場したRadeon HD 2000シリーズ。その世代から2010年のHD 6000シリーズまでをカバーする古いLinuxグラフィックスドライバーが、GitHub Copilotの力を借りてメンテナンスされていることが明らかになった。AMDがとっくに手を引いた旧世代の資産を、今なお少数の有志が守り続けている。 59件のコミットが語るもの 先日、Mesa 26.2にR600ドライバー向けの59件のコミットが一度にマージされた。シェーダーコンパイラのコードを整理するリファクタリングが中心で、それ以外のコード整備も含んでいる。 作業を担ったのはゲルト・ウォルニー(Gert Wollny)氏。R600gドライバーに関わる数少ない開発者の一人で、マージリクエストにはこう記されていた。 「このシリーズは、sfnシェーダーコンパイラのコードをより読みやすくするためのリファクタリングです。リファクタリングはCopilot(自動モード)の助けを借りて行われました」 コードは動く。しかし読みにくく、維持しにくい状態にある。それを整理するために、開発者がAIと組んだ。 なぜ今もこ
Linux
Vulkanドライバといえば、AMDのRADV、IntelのANV、NVIDIAのプロプライエタリドライバ、あるいはMesaのソフトウェアラスタライザLavapipe。いずれも巨大な組織が何年もかけて開発し、保守している。そこに個人開発者が、Zigだけで一からVulkanドライバを書いた。 Apeとは何か 「Ape」は、フランスのゲームエンジン開発者であるkbz_8氏が個人の学習目的で開発しているオープンソースのVulkanドライバだ。ICD(Vulkanの正式なドライバ形式)として実装されており、コードの99.9%がZigで書かれている。Mesaのコードには一切依存しない完全な独立実装だ。 MesaのLavapipeと同じく、GPUのハードウェアを直接叩くのではなく、CPU上でVulkanの処理をソフトウェア的に実行するソフトウェアラスタライザにあたる。シェーダの実行には、kbz_8氏が同じくZigで開発した独自のSPIR-Vインタプリタを使っている。 リポジトリの最初のコミットは2025年10月。約7か月の開発で292コミットを重ね、現時点でVulkan 1.0のテストを
Linux
AMDのLinuxグラフィックスドライバを長年支えてきた開発者が、勤務先をValveに変えていた。プロフィールの小さな更新がそれを物語る。AMDが手放したものの大きさを、本人より周囲のほうが先に理解しているのかもしれない。
Linux
ValveのMike Blumenkrantz(マイク・ブルメンクランツ)が、Mesaの古いGPUドライバを別ブランチへ切り離す「Amber2」を提案した。対象はR300、R600、Lima、NV30など。だが、議論は割れている。
Linux
ゲーミングLinuxとして広く知られるBazziteが年次大型更新「Bazzite 44」のデスクトップ版を公開した。しかし主戦場であるSteam Deck向けは「数週間後」に持ち越され、看板と実態の順序が入れ替わっている。
Linux
2012年発売のRadeon HD 7870 XTが、14年近く経ったいま、ようやくLinuxのオープンソースドライバで正しく動くようになる。Valveのグラフィックスエンジニア、ティムール・クリストフ(Timur Kristóf)がパッチシリーズを投下した。
Linux
DXVKとVKD3D-Protonが長年抱えてきた「D3D12をVulkanで再現するコスト」という構造的問題に、AMDのRADVドライバがついに正面から手を打った。Mesa 26.1で統合されたのは、Windowsゲームの描画効率を根本から変えうる拡張機能だ。
GPU
オープンソースGPUドライバの中核を担うMesaが、Fedora Linuxで特別な地位を得た。これまで「暗黙の了解」で運用されてきた柔軟なアップデート方針が、正式にポリシーとして文書化された。 Linuxカーネルと肩を並べる存在へ Fedora Engineering and Steering Committee(FESCo)が、Mesaに対する永続的アップデート例外を正式に承認した。賛成8票、反対0票という満場一致の決定だ。 この例外により、Mesaは安定版Fedoraリリースにおいても新バージョンへのアップグレードが明示的に許可される。同様の扱いを受けているのは、Linuxカーネル、KDE、LXQt、そしてRust開発パッケージなど限られた存在だけだ。 Fedora永続的アップデート例外パッケージ パッケージ カテゴリ ステータス Linuxカーネル カーネル 既存 KDE デスクトップ 既存 LXQt デスクトップ 既存 Rust開発パッケージ 開発ツール 既存 Mesa GPUドライバ 新規追加 F
Intel
5年以上コードベースに眠っていたパッチが、ようやく日の目を見た。IntelのLinux向けVulkanドライバに、DX12ゲームの性能を底上げする新機能が統合されている。