Patch Tuesday

Windowsゼロデイ6件を巡りMSRC対応に批判 開示プロセスを検証

セキュリティ

Windowsゼロデイ6件を巡りMSRC対応に批判 開示プロセスを検証

4月から6週間で6件のWindowsゼロデイを世に放った匿名の研究者と、法的措置を示唆して応じたMicrosoft。この対立の底にあるのは、セキュリティ研究者との「信頼」を自ら壊してきた企業の姿だ。 6週間、6件のゼロデイ 2026年4月2日、Nightmare Eclipse(別名Chaotic Eclipse)を名乗る匿名のセキュリティ研究者が、Windows Defenderの特権昇格脆弱性「BlueHammer」の実証コードをGitHubに公開した。協調的脆弱性開示(CVD)のプロセスを経ていない、事前通告なしの公開だった。 それから6週間で、公開されたゼロデイは計6件に膨れ上がった。 BlueHammer(CVE-2026-33825)はWindows Defenderの脅威修復エンジンに存在するTOCTOU(検査と使用の間の競合状態)を突く。4月14日のPatch Tuesdayで修正済み。RedSun(CVE-2026-41091)はDefenderのマルウェア対策エンジンにおけるリンク解決の不備を突き、SYSTEM権限を奪取する。UnDefend(CVE-20

Windows 11更新KB5089549がエラーコード0x800f0922で失敗。EFI領域不足が原因

Windows

Windows 11更新KB5089549がエラーコード0x800f0922で失敗。EFI領域不足が原因

5月のWindows 11セキュリティ更新「KB5089549」が一部のPCでインストール途中に失敗している。Microsoftが原因をEFIパーティションの空き容量不足と認め、レジストリ修正による回避策を公開した。 35%で止まり、ロールバックされる更新 5月12日に配信されたWindows 11 25H2/24H2向けの累積更新「KB5089549」が、一部の環境でインストール中に失敗している。初期段階は通常通り進む。ところが再起動後の処理がおよそ35〜36%まで進んだところで止まり、「Something didn't go as planned. Undoing changes.(変更を元に戻しています。)」というメッセージとともにロールバックされる。最終的に表示されるエラーコードは 0x800f0922 だ。 更新適用の途中で電源を切ったわけでもなく、ディスクが壊れているわけでもない。Windows Updateの履歴を見ても、原因は読み取れない。何が起きているのか分からないまま、同じ失敗を何度も繰り返している利用者が出ている。

KB5089549でインストール失敗とネット低速化の報告

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KB5089549でインストール失敗とネット低速化の報告

2026年5月の月例更新プログラム「KB5089549」が、複数のPCでインストール失敗を引き起こしている。Microsoftは「既知の問題なし」と公式に説明する。 Microsoftは「問題なし」、現場は失敗報告 2026年5月13日(日本時間)に配信されたWindows 11向け累積更新プログラムKB5089549をめぐり、インストール失敗とネット接続性能の低下を訴える報告がRedditやMicrosoft Q&Aフォーラムで相次いでいる。対象はWindows 11 バージョン25H2および24H2で、適用後のビルド番号は26200.8457(25H2)と26100.8457(24H2)に上がる。 Microsoftはリリース正常性ダッシュボード上で、このパッチに「no active known issues」(現在認識されている既知の問題はない)と記載している。Patch Tuesday告知のドキュメントにも、不具合に関する記述は見当たらない。 しかし複数の独立した場で、同じ症状の報告が積み上がっている。 Redditで広がる「Something didn't go

MicrosoftがAIで16件のWindows脆弱性を発見

AI

MicrosoftがAIで16件のWindows脆弱性を発見

「MDASH」と呼ばれる100以上のAIエージェントを連携させた新システムが、Windowsネットワークスタックの深部から4件のクリティカルRCEを掘り出した。脆弱性発見は、もう人間の手作業ではない。 100のAIエージェントが脆弱性を狩る MicrosoftがMDASH(エムダッシュ)と呼ばれる新しい脆弱性発見システムを公開した。100以上の専用AIエージェントを協調動作させ、Windowsのネットワークスタックと認証系から16件の未知の脆弱性を見つけ出したという。 うち4件はクリティカル評価。すべてリモートコード実行に至る欠陥で、WindowsカーネルのTCP/IPスタックやIKEv2サービスといった、企業環境に広く配備されているコア部分を撃ち抜く。発表は5月12日のPatch Tuesday(米国時間)と同時で、該当する欠陥は4月と5月のセキュリティ更新で順次パッチが配布されている。 MDASHを開発したのは、Microsoftの「Autonomous Code Security」(自律コードセキュリティ)チームと、Windows攻撃研究・防御を担う「WARP」チームの

Windows 11の4月更新、複数バックアップソフトを一斉に止める

Windows 11

Windows 11の4月更新、複数バックアップソフトを一斉に止める

4月のセキュリティ更新KB5083769を当てたWindows 11で、Acronis・Macrium・NinjaOne・UrBackupといった主要バックアップソフトが軒並みVSSタイムアウトで失敗している。災害時の最後の砦が、セキュリティを守るはずの更新で崩されている。 バックアップが、突然動かなくなった Windows 11 24H2と25H2を使っている多くのユーザーが、4月のセキュリティ更新を当てた直後から、いつものバックアップが完了しなくなる事態に直面している。複数のバックアップベンダーが同時に同じ症状を抱えるケースは、ここ数年でも例が少ない。 問題のセキュリティ更新は、Microsoftが2026年4月14日に配信した KB5083769(OSビルド26200.8246と26100.8246)。この更新を当てたPCでバックアップソフトを走らせると、ボリュームシャドウコピーサービス(Volume Shadow Copy Service、以下VSS)がスナップショット作成中にタイムアウトし、ジョブが失敗する。 最初に異変を察知したのは、長年Windowsの更新を観察

Windows 11の5月更新、新機能より土台の補修に全振り

Windows 11

Windows 11の5月更新、新機能より土台の補修に全振り

Microsoftが5月のWindows 11累積更新で、新機能ではなく「毎日触る場所の信頼性改善」に舵を切る。Release Previewに投下されたKB5083631が、その中身を先に晒した。 今回の更新が示すものは方針転換の証拠だ Microsoftが4月17日、Windows Insider Programの全チャンネル(Canary、Dev、Beta、Release Preview)にビルドを一斉投下した。なかでも注目すべきはRelease Preview Channelに回ってきたビルド26100.8313(24H2向け)と26200.8313(25H2向け)だ。このチャンネルに入ったということは、本番環境リリース直前の最終検証段階を意味する。KB5083631として配布されるこの更新の中身が、5月のPatch Tuesdayで全ユーザーに届く改修の実態そのものだ。 この動きは、先月3月20日の投稿への答え合わせでもある。Microsoft Windows + Devices部門トップのパバン・ダブルリ(Pavan Davuluri)が「Our commitmen