CPU
Intel、Raptor Lakeを「今後何年も」継続。DDR5高騰が生んだ逆流
DDR5メモリの異常な高騰が、PC自作市場を揺さぶっている。Intelは旧世代CPUの供給を拡大し、来年にはさらなるリフレッシュも控える。
CPU
DDR5メモリの異常な高騰が、PC自作市場を揺さぶっている。Intelは旧世代CPUの供給を拡大し、来年にはさらなるリフレッシュも控える。
メモリ
ポーランドのメモリメーカーGOODRAMが、デスクトップ向けDDR4メモリの新シリーズ「RIVAL DDR4 RADIANT」を発売した。容量は4GBから32GBまでの4種類。動作クロックは3200MHz、レイテンシはCL16またはCL18。黒基板にレッドまたはグリーンのヒートシンクを載せた2色展開で、永久保証が付く。 2026年にDDR4の新製品を出す。その意味は、スペックの外にある。 誰も作らなくなったものを、作る DDR4の供給は崩壊に近い。サムスン、SKハイニックス、マイクロンの大手3社は生産ラインをAI向けHBMとDDR5に集中させ、DDR4のウェハー生産比率は2026年後半に1桁台前半まで落ちる見通しだ。マイクロンは2026年2月に個人向けブランドCrucialの出荷を終了し、コンシューマー向けDRAM事業から事実上撤退した。3社体制だった市場は実質2社に絞られている。 DDR4チップのスポット価格はこの1年で異常な動きを見せた。16Gbチップは2025年半ばの約3.20ドルから一時74ドル超まで跳ね上がり、上昇率は2200%に達した。ビット単価でDDR5を上回る
Rust
zlibのRust実装「zlib-rs」の最新版0.6.4が6月21日にリリースされた。AArch64のチェックサム修正やAVX-512の最適化も含まれる。だが今回の本題は別にある。Intel Raptor Lake世代のCPUバグに対する回避策だ。 Raptor Lakeが引き起こしたクラッシュ zlib-rsは、Trifecta Tech Foundation(オランダ)が開発するRust製のzlib互換実装で、ISRGのProssimoプロジェクトが初期の開発を支援した。2024年4月の初版から採用が広がり、2026年5月にリリースされたFirefox 151.0.0でgzip圧縮・展開のデフォルトバックエンドに採用されている。 問題が起きたのは、Firefoxがzlib-rsを統合した直後だった。Nightly版でクラッシュレポートが上がり始め、ログには「論理的にありえない境界チェックの失敗」が残っていた。開発者はローカルでは再現できず、レポートが積み重なるにつれてパターンが見えてきた。クラッシュの報告元が、Intel第13・14世代Core(Raptor Lake)に
CPU
DDR5メモリの異常な高騰が、CPU業界の世代交代を巻き戻している。Intelが旧世代Raptor Lakeの3度目のリフレッシュを準備しているという情報が、Computex 2026の取材で明らかになった。 引退できないプラットフォーム Computex 2026の会場で、複数の業界関係者がIntelの計画について口を開いた。「Raptor Lake Next」と呼ばれる新たなCPUラインナップが、2027年前半の投入を目指して準備されているという。正式名称ではなく関係者の間で使われている呼称で、複数の情報筋から同じ名前が確認されている。Intelはこの件についてコメントを拒否した。 事実だとすれば、これは第13世代Raptor Lakeから数えて3回目のリフレッシュになる。第13世代(2022年)、第14世代Raptor Lake Refresh(2023年)、Core Seriesブランドでの再展開を経て、さらにもう一度。LGA 1700ソケット、DDR4/DDR5両対応というプラットフォームの基本構成はそのままだ。 LGA 1700プラットフォームのリ
PC
DDR5の32GBキットが米国で375ドル(約6万円)を切らず、日本でもDDR5 16GB×2枚が6万円台で高止まりする中、IntelがComputex 2026でRaptor Lakeの継続供給と旧世代メモリ対応を明言した。AMDもRyzen 7 5800X3Dの復活とRyzen 7 7700X3Dの投入で応じている。メモリ不足がCPU戦略そのものを変え始めた。 CPUメーカーが「メモリの値段」を語り始めた異常 Computex 2026のインタビューで、Intel製品管理シニアディレクターのニシュ・ニーラロジャナン(Nish Neelalojanan)氏は、メモリ価格について率直に語った。「長期的に見て、何かが変わらなければならない。この異常な高騰は注視し続ける」と述べつつ、「メモリ市場を予測できるなら、株で大金持ちだ」とも付け加えている。 CPUメーカーの幹部がメモリ価格に言及すること自体が、市場の異常さを物語る。DDR5 32GBキット(16GB×2枚)の 最安値は米国で375ドル(約6万円)に到達しており、2025年半ばに80ドル前後だった水準から4倍以上に跳ね上がっ
Firefox
Intel 第13・14世代CPU搭載デスクトップを1年間苦しめてきたFirefoxのクラッシュ問題が、ついに修正された。CPU内部のバグがブラウザを落としていたという、珍しい構図の幕引きだ。 Intel CPUのバグが「Firefoxのバグ」に見えていた Firefox 151.0.1が2026年5月21日にリリースされ、Intel Raptor Lake CPUを搭載するシステム、とりわけデスクトップPCで発生していたクラッシュが修正された。 調査の端緒は、Firefox Nightly ビルドで最初のクラッシュが観測されてから約1年前にさかのぼる。Mozillaのエンジニアたちはクラッシュの原因を zlib-rs(Rustで実装された圧縮ライブラリ)の処理ルーティン内に絞り込んだ。具体的には16ビットの dist 値が本来と異なる値を示し、配列への境界外アクセスが発生してクラッシュに至っていた。 しかしそれは、zlib-rsのコード自体に誤りがあったのではない。 CPUバグ「RPL050/RPL060」が根本原因 Mozillaのエンジニアが突き止めた根本原因は、
Intel
組み込み機器向けに販売されているIntelの12Pコア製品「Core 9 273PQE」が、コンシューマー最上位の「Core i9-14900K」を複数のゲームで上回るデータが公開されている。Eコアを持たない設計が、ゲーミング性能で勝る可能性を実機で示した。 売り物ではないチップが、最上位にゲームで勝った ドイツのレビュアー Zed Up が、Intelの組み込み向けCPU「Core 9 273PQE」とコンシューマー最上位の「Core i9-14900K」を、同じLGA1700マザーボード上で直接比較した。結果として、いくつかのゲームで12Pコア構成が 最大10% 高いフレームレートを記録している。 273PQEは「Bartlett Lake-S」ファミリーの最上位モデルで、Intelの公式仕様によれば12個のPコア、24スレッド、L3キャッシュ36MB、最大ブースト5.9GHz、ベース電力125Wという構成だ。コンシューマーセグメントでは販売されず、組み込み機器・エッジ機器向けという位置づけになっている。Intel公式の希望小売価格は$589だが、エンジニアリングサンプルと
CPU
CPUがメモリより手に入らない。そんな倒錯した事態が、いま世界のPCサプライチェーンで起きている。DigiTimesの業界筋を引用したリーカーJukan05の投稿が、この数週間の空気を一変させた。
Intel
Intelが2021年投入のLGA 1700ソケットに、3度目の延命を仕掛けようとしている。リーカーのJaykihnが報じた「2回目のRaptor Lake Refresh」計画。これは、長年AMDに差をつけられてきたソケット戦略の、ついに本気の方向転換なのだろうか。
Intel
DDR5メモリ価格が異常な高騰を続けるなか、Intelが旧世代Raptor Lakeの継続供給とDDR4/DDR5ハイブリッドマザーボードの拡充を示唆した。「メモリ危機」の出口が見えないPC市場で、何が起きているのか。 Raptor Lakeは「我々の戦略の柱」 IntelでエンスージアストチャネルのVP兼GMを務めるロバート・ハロックが、英メディアClub386のインタビューで旧世代CPUの位置づけを語った。 「Raptor Lakeは我々の戦略において大きな柱だ。この点は明確にしたい」──ハロックの言葉は、単なるリップサービスではない。最新のArrow Lake Refreshを出したばかりのIntelが、わざわざ2世代前のCPUを「戦略の柱」と呼ぶのは異例だ。 「他のベンダーが何世代もの新ハードウェアを出してきたあとでも、Raptor Lakeは依然として極めて優秀な製品だ。どこにも行かない。Raptor Lakeが潤沢に供給され続けることを理解してほしい」──ロバート・ハロック(Intel VP/GM)、Club386インタビューにて Intel tells us