半導体
マスク氏のTerafab、建設地が正式決定 公表された投資額の推移を整理
ペンタゴンの15倍、Apple Parkの35倍。その床面積がどれほど異常かを示す比較画像が、1000万回以上閲覧された。
半導体
ペンタゴンの15倍、Apple Parkの35倍。その床面積がどれほど異常かを示す比較画像が、1000万回以上閲覧された。
宇宙
月にクレーターを刻んだロケットの残骸を、そのロケットで打ち上げられた探査機が撮っていた。
メモリ
ソフトウェア性能の専門家が、メモリ価格の歴史データを分析した。60年以上下がり続けてきた価格曲線が、初めて大きく跳ね上がっている。
SpaceX
スペースXが初の四半期決算を公表した。AI部門の売上は前年比247%増、成長の大半はxAIが作ったデータセンターを競合に貸し出した収益だ。AIレースで負けた設備が、勝者から金を取り始めた。
宇宙開発
米国の新興企業が、コンテナから発射し宇宙を経由して貨物を届ける自律型ロケットの構想を明らかにした。物理的には成立する。ただし同じ発想を追った先行者は、全員つまずいている。 沖縄から台湾まで15分 カリフォルニア州オレンジに拠点を置くHop Aeroが、自律型貨物ロケット「Rook」の詳細を初めて公開した。 Rookは40フィート(約12m)の標準輸送コンテナから発射し、250kgの貨物を最大750km先へ約15分で届ける。滑走路も固定設備も使わず、未舗装の地面にそのまま着陸する。 Hop Aeroは参考ミッションとして「沖縄から台湾」を挙げており、無人システムの群れを戦場に送り込む手段として、あるいは製造業・石油・医薬品の緊急輸送にも使えるとしている。 社員は6人。2024年設立。唯一の政府資金は米空軍のSBIR(中小企業技術革新研究)契約125万ドルで、10月に期限を迎えるとされる。 創業初期の資金調達で300万ドルを集め、オクラホマ宇宙港で小型プロトタイプの係留試験を1回、エンジンと点火器の燃焼試験を実施した段階にある。 Rookはまだ飛んでいない。 コンテナに
AI
AIコーディングツールのCursorが、初の国別専用プラン「Cursor Start」をインド限定で投入した。月額649ルピー(約1100円)。通常のProプランの3分の1だ。 月額1100円で何ができて、何ができないか Cursorは現地時間7月28日、インドの開発者に向けた新プラン「Cursor Start」を発表した。月額649ルピー(税込み)。ルピー建てで請求され、クレジットカード、デビットカード、UPI(インドの即時決済ネットワーク)で支払える。 使えるモデルは自社のGrok 4.5とComposer 2.5で、クラウドエージェント、iOSアプリ、プラグイン、MCP対応も含まれる。無料プランより使用量の上限が高い。 一方、OpenAIやAnthropicが提供する外部の最先端モデルや、Bugbot、Auto mode、Automations、Cursor SDKはProプラン専用(月額20ドル)だ。Startは自社モデルの範囲で完結する設計になっている。 Cursor Start vs Pro:機能の違い Start
衛星通信
Amazonの衛星部門が、携帯電話の基地局が届かない地域に音声・データ・緊急通信を届ける新たな衛星群の認可をFCCに申請した。4月に約116億ドルで合意したGlobalstar買収で手に入れる周波数帯を使い、SpaceXが先行する市場に挑む。 Globalstarの周波数帯で5,105基 Amazon Leoが現地時間7月27日、米連邦通信委員会(FCC)に対して最大5,105基の低軌道衛星群の認可を申請した。正式名称は「Amazon Leo Direct-to-Device(D2D)System」。スマートフォンなどの携帯端末に音声通話、メッセージ、データ通信、緊急サービスを宇宙から直接届ける衛星群で、配備は2028年に開始する計画だ。 衛星は高度510〜580kmの5つの軌道殻に分散配置される。中緯度帯の3つで人口密集地域を、高緯度・極軌道の2つで極地付近をカバーする。端末との通信にはL帯とS帯、地上局との接続にはKa帯とV帯を使う。 従来の衛星が地上に信号をそのまま中継する方式(ベントパイプ)に対し、Amazon LeoのD2D衛星は軌道上で信号を処理してから送り返す。
AI
AIに最も早く、最も大きく賭けた企業が、自らの賭けに追い詰められている。7月29日のQ4決算を前に、Microsoftの内部で何が起きているのか。 AIに賭けた3年、そして反転 3年前、サティア・ナデラ氏(Satya Nadella)はMicrosoftをAI競争の最前線に押し上げた。2023年2月、OpenAIへの早期投資を背景にAI搭載のBing検索を披露し、Googleの検索支配に宣戦布告した。同年末にOpenAIの取締役会危機を収拾すると、ビル・ガーリー氏(Bill Gurley)は「企業としての評判の劇的な転換」と評し、CNN Businessは彼を年間最優秀CEOに選んだ。 その評価が今、反転している。 Microsoftの株価は52週高値の555ドルから381ドル台まで落ち込み、12ヶ月前と比べて24%以上下落した。マグニフィセント・セブンの中で最悪の成績だ。投資家はMicrosoftの巨額AI投資が収益に結びつくのかを疑い始め、6月にはCopilotの実態とAzureの容量制約をめぐる集団訴訟も提起された。 同社が今年予定する設備投資は1900億ドル。その大
Alphabet
Alphabetの2026年第2四半期は売上1198億ドル、Google Cloud 82%成長と好調に見える。だが設備投資449億ドルが営業キャッシュフローを超え、2004年の上場以来初めてフリーキャッシュフローがマイナスに転じた。 Cloudが引っ張る売上の加速 Alphabetが現地時間7月22日に発表した2026年第2四半期決算は、売上1198億ドル(前年同期比24%増)。アナリスト予想の1169億ドルを上回り、2桁成長は12四半期連続となった。 牽引役はGoogle Cloudだ。売上248億ドル、前年同期比82%増。前四半期の63%成長、前々四半期(2025年Q4)の48%成長から加速が続く。営業利益は88億ドルと前年同期の28億ドルから3倍以上になり、営業利益率は35.6%に拡大した。 企業向けAIインフラとAIソリューションの需要がこの伸びを生んでいる。サンダー・ピチャイ(Sundar Pichai)CEOは、Fortune 100企業の約90%がGemini Enterpriseを利用していると述べた。 広告事業も堅調だった。Google検索の売上は633
宇宙
SpaceXのStarship 13回目の飛行試験は、発射台で終わった。7月20日、エンジンを交換して再挑戦する。 33基のうち4基が沈黙した 現地時間7月16日17時45分(日本時間7月17日7時45分)、テキサス州スターベースから、Starship V3の2回目の飛行試験が始まるはずだった。 Super Heavyブースターに搭載された33基のRaptor 3エンジンに点火信号が送られた。29基は応答したが、残る4基が起動パラメータを満たさず、フライトコンピュータがT-0で自動中止を発動した。発射台と機体の双方を損傷から守る設計どおりの判断であり、打ち上げ窓はそこで閉じている。 イーロン・マスク(Elon Musk)氏は中止直後、2基のRaptorを交換すると表明した。問題の原因はまだ公表されていない。 上段と下段の切り離し(デスタック)が必要かどうかも不明のままだったが、SpaceXはブースターとShipをそれぞれ格納庫に戻し、エンジン交換と最終点検を3日間で完了させた。再組み立て後の機体は7月18日に発射台へ再設置されている。 Flight 13:中止
AI
AnthropicがMetaにデータセンターの計算能力を借り受ける交渉を持ちかけている。2年間で最大100億ドル規模とされ、実現すればMeta Computeの最初の大型案件になる。 買い手が売り手に回る ニューヨーク・タイムズが7月17日、関係者3人の話として報じた。Anthropicが6月にMetaへ提案し、Metaが検討に入った段階だという。 月額の分割払いで途中解約の条項も含むが、交渉は初期段階であり、合意に至らない可能性もある。 Anthropic、Metaともにコメントを出していない。 金額の規模感を掴むには、AnthropicがSpaceXと5月に結んだ契約が参考になる。SpaceXのIPO申請書類で明らかになった同契約は、コロッサス1・2のデータセンターを使い、月額12億5000万ドル、3年間で最大450億ドルに達する。今回のMeta向け提案はその約3分の1にあたる。 Metaの計算資源が売り物になる理由 Metaは2026年の設備投資を1250億〜1450億ドルと見込み、その大半をAIインフラに振り向ける。昨年の722億ドルから約2倍の引き上げだ。マ
AI
メンフィス近郊で稼働するxAIのデータセンター用発電施設の規模が、これまでの公表値を大幅に上回っていた。許可なく設置されたタービンから出る汚染物質が、周辺の黒人コミュニティの健康を脅かしている。 「27基」ではなかった xAI(現SpaceXAI)がテネシー州メンフィスのデータセンター「Colossus 2」用に設置した無許可の天然ガスタービンが59基に達していたことが、Reutersの調査報道で判明した。xAIは今年1月時点で「27基を無許可で稼働中」と認めていたが、実数はその倍以上だった。 根拠は、Reutersが情報公開請求で入手したメール記録だ。xAI側コンサルタントとミシシッピ州環境品質局(MDEQ)のやり取りが残されている。うち57基以上がミシシッピ州サウスヘブンに設置されており、データセンター本体があるテネシー州との州境をまたぐ形で運用されている。残る2基は別の場所にあり、Reutersは所在を特定できなかったとしている。 Colossus 2はAIチャットボット「Grok」の訓練と推論を担う施設だ。送電網への接続には数年かかりうるため、xAIは自前のガスタービ
宇宙
夜の地上へ太陽光を反射する衛星Earendil-1の打ち上げを、米連邦通信委員会が7月9日に承認した。審査したのは無線通信と宇宙ゴミ対策だけで、巨大な鏡そのものを審査した機関はどこにもない。承認の8日前、天文学界はこの構想の影響を数字で示していた。 夜に太陽光を売る会社 米連邦通信委員会(FCC)は現地時間7月9日、カリフォルニアのスタートアップReflect Orbital(リフレクト・オービタル)に対し、実証衛星「Earendil-1(エアレンディル1号)」の打ち上げと運用を認可した。18m四方の薄膜反射鏡を軌道上で広げ、夜側の地上の指定した場所へ太陽光を数分間反射する。年内の打ち上げを予定しており、衛星本体の質量は142kg、運用高度は625km前後、光のスポットは直径約5kmになるという。 Reflect Orbitalは自らを「The Sunlight Company(太陽光の会社)」と名乗る。夜間の太陽光発電、建設現場や災害現場の夜間照明、農作物の生育調整。そうした使い道を挙げ、太陽光そのものを商品として売る構想を掲げている。 Earendil-1という名前は、ト
宇宙開発
SpaceXのFalcon 9に匹敵する積載量を持つロケットが、海南島から飛んだ。しかも初打ち上げで、ブースターを海の上で捕まえた。 網で捕まえるロケット 中国航天科技集団(CASC)は現地時間7月10日12時15分、長征10B(CZ-10B)を海南商業宇宙発射場から打ち上げ、衛星の軌道投入と第1段ブースターの海上回収の双方に成功した。軌道投入ミッション後にブースターを回収した国は、米国に続いて中国が2カ国目になる。 このロケットは今回が初飛行だった。初号機でブースター回収まで達成した例は、SpaceXにもBlue Originにもない。 回収方法がSpaceXと大きく異なる。Falcon 9は着陸脚を展開してドローンシップに自立着陸する。長征10Bにはその脚がない。代わりにブースター下部の4本のフックが、回収船「領航者」に張られた十字型のネットに引っかかる。 CASCの陳木曄(チェン・ムーイェ)氏は、ネット方式の利点として着陸脚を省いた分の軽量化と、着陸位置のずれに対する許容度の高さを挙げている。脚がなければ機体が軽くなり、その分を積載量に回せる。 第1段と第2段が分離