電源

RTX 5090コネクタが溶けても、ASRock電源は止まらなかった

GPU

RTX 5090コネクタが溶けても、ASRock電源は止まらなかった

ASRockの電源に搭載されたTempGuardは、コネクタの過熱を検知して電源を落とす保護機能だ。その機能が発動しなかった。 数週間後の発覚 MSI GeForce RTX 5090 GAMING TRIO OCとASRock PG-1000PSF(1000W、SFX規格)を組み合わせたシステムで、12V-2x6コネクタが溶損した。NVIDIAのアダプターは使っていない。電源からGPUへ、ネイティブの12V-2x6ケーブルで直結した構成だ。 報告したユーザーによると、ケーブルは両端とも完全に差し込まれ、鋭い角度で曲げられてもいなかった。PCは数週間にわたって正常に動作していた。 異変が出たのは、ソフトウェアの不安定さとクラッシュだった。原因を探るためにケースを開けて確認したところ、電源コネクタの損傷が見つかった。 PG-1000PSFのTempGuardは、12V-2x6ケーブルのGPU側コネクタにNTCサーミスタ(温度に応じて抵抗値が変わる素子)を内蔵し、過熱を検知すると電源を遮断する。 コネクタが溶けるほどの熱が出ていたのに、この保護機能は一度も作動しなかったという

Nova Lake、474Wの電力設計がマザーボードに降りてきた

Intel

Nova Lake、474Wの電力設計がマザーボードに降りてきた

Nova Lakeのデュアルコンピュートタイル構成に必要な電力が、ようやく設計図面の上で固まりつつある。リーク情報によれば、Intelは6月下旬にZ990マザーボードの電力設計ガイドラインを改訂し、マザーボードメーカーへ通達した。 PL2は474W、496Wではなかった 2月のリーク時点で出回っていたPL2の値は496Wだった。ほぼ500W。その数字が独り歩きし、Nova Lake=500Wという認識が広まった。だがJaykihn氏は当時から「古い値」「52コアのフラグシップ向けではなく42コアSKU向け」と否定していた。 Z990 power architecture will feature THREE 8 PIN CPU power plug ( against 2 now ). @intel revised power design delivery reserves 474 Watts for a nominal performance on dual computing SKU. Over 474

GeForce RTX 5090の電源コネクタ溶損をテスト機で確認 検証環境を整理

GPU

GeForce RTX 5090の電源コネクタ溶損をテスト機で確認 検証環境を整理

英国のハードウェアレビューメディアClub386が、自社のGeForce RTX 5090 Founders Editionで16ピン電源コネクタ(12V-2x6)が溶損したと報告した。現地時間2026年6月22日公開。マネージングエディターのベン・ハードウィッジ(Ben Hardwidge)氏が、自ら経緯を詳述している。 「正しく使えば安全」が崩れた テスト環境は万全だった。延長ケーブルも安物のアダプターも使っていない。be quiet! Dark Power 13(1000W)に付属する専用の12V-2x6ケーブル1本を、Intel Z890テストリグ上でRTX 5090 Founders Editionに直結していた。にもかかわらず、16ピンコネクタの両端が溶け、GPUと電源ユニットの双方が修復不能になった。 This power connector isn’t fit for purpose, and Nvidia needs to admit it

Corsair「105℃耐熱」アダプタが溶けた。繰り返される16ピン問題

PC

Corsair「105℃耐熱」アダプタが溶けた。繰り返される16ピン問題

GPUとケーブルの間に何かを挟めば、そこが新たな弱点になる。わかりきった話のはずだった。 Corsairの12VHPWR GPU Power Bridgeは、GPUの電源ケーブルを180°曲げて配線を整えるアダプタだ。製品ページには「最大55A」「105℃まで耐えられる」と書いてある。日本では旧型が3,680円で販売されていたが、現在は販売終了。後継の12V-2x6版が3,780円で展開されている。 そのアダプタが溶けた。 何が起きたのか あるユーザーがRTX 4090 Founders Editionにこのブリッジを取り付けていたところ、ゲーム起動直後にシステムがフリーズし、再起動を繰り返した。グラフィックカードを取り外すと、ブリッジ上列のピンが溶融していた。RTX 4090本体のプラスチック製電源コネクタも熱で変形している。 Corsair Power Bridge melted and ruined my RTX 4090 FE power plug. Can I still get help if

ATX12VO V3、アイドル時29%の効率改善へ

PC

ATX12VO V3、アイドル時29%の効率改善へ

Intelが電源規格ATX12VOの第3世代を準備していることが、リーク資料から明らかになった。新たな8ピンコネクタの採用、スタンバイレールの廃止、そしてサーバー由来のPMBus統合。6年前に始まった「12Vだけでいい」という思想が、ようやく本気の形を見せ始めた。 何が変わるのか リーカーの188号(momomo_us)氏がComputex 2026直前のタイミングで公開したIntelのプレゼン資料によると、ATX12VO V3の骨格は3つの柱で構成される。 ATX12VO v3 pic.twitter.com/53eIZtkqde — 188号 (@momomo_us) May 29, 2026 まず、メインコネクタが8ピンに変更 される。従来のATX12VOが採用していた10ピンから2ピン減る。V3ではスタンバイレール(+12VSB)が廃止されるとみられ、そのぶんピンが減った格好だ。従来のATX12VOはシャットダウン後もマザーボードに待機電力を供給するために12Vスタンバイを維持していたが、V3ではこれを取り除くことでアイドル時の電力損失をさらに削る設計になっている

Thermal Grizzly、ケーブル一体型の「WireView Pro II Wired」を追加。Founders Editionでも使える

ThermalGrizzly

Thermal Grizzly、ケーブル一体型の「WireView Pro II Wired」を追加。Founders Editionでも使える

グラフィックカードの12V-2×6コネクタが溶ける。そんなトラブルが、いまのハイエンドGPUでまだ起き続けている。Thermal Grizzlyはこの問題を見張るための監視機器「WireView Pro II」を展開してきたが、今回そのラインナップに新しい型番が加わった。「WireView Pro II Wired」と呼ばれるケーブル一体型のモデルだ。 どこが変わったのか これまでのWireView Pro IIは、グラフィックカードの電源コネクタに本体を直接差し込む形だった。コネクタの向きに合わせてNormal版とReversed版の2種類が用意されていたものの、それでも本体を差すぶんのスペースがGPUの周りに必要になる。カードや筐体の形によっては、物理的に入らない。これが旧モデルの一番の弱点だった。 新しいWired版は、本体とグラフィックカードのあいだに40cmの12V-2×6ケーブルを挟む。本体をコネクタに直付けしないので、ケーブルの届く範囲なら筐体内のどこにでも置ける。付属のマウントブラケットを使えば固定位置も選べる。 この変更で対応できるカードが大きく広がった。T