レイオフ

CEOの99%がAI人員削減を予想、だが投資回収は不透明

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CEOの99%がAI人員削減を予想、だが投資回収は不透明

経営層はAIに未来を賭けている。だが足元の数字は、その賭けが報われていないことを示し始めた。人を減らしても利益は増えない——調査が突きつけるのは、そんな不都合な現実だ。 99%が「減らす」と答えた調査の中身 コンサルティング大手マーサー(Mercer)が2026年2月に公表したGlobal Talent Trends 2026は、16の地域・16の産業にまたがる約1万2,000人を対象にした年次調査だ。経営幹部、人事責任者、投資家、従業員の声を集めた11年目のレポートで、今回の調査は2025年9月から10月にかけて実施された。 注目を集めたのは、C-suite(最高経営層)825人への質問に対する回答だった。AIを理由とした人員削減が今後2年以内に起きると答えた割合は 99% に達した。ほぼ全員だ。 マーサーCEOのパット・トムリンソン(Pat Tomlinson)氏は「経営層はAIを飛躍的なパフォーマンスと成長加速の鍵と見ているが、AI投資から真のリターンを得るには仕事そのものを意図的に再設計する必要がある」と述べている。 数字だけ見れば、AI時代の雇用崩壊が目前に迫って

Cloudflare CEO、従業員20%削減の選別基準を公開

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Cloudflare CEO、従業員20%削減の選別基準を公開

売上は過去最高。成長率は30%超。それでもCloudflareは1100人以上を切った。CEOが寄稿記事で明かした「誰を残し、誰を切るか」の判断基準は、AI時代の雇用に何を突きつけているのか。 「苦しいから切るのではない」 Cloudflareのマシュー・プリンス(Matthew Prince)CEOが5月20日、自ら寄稿記事を発表した。タイトルは「How I Choose Which Cloudflare Employees to Replace With AI」(CloudflareでAIに置き換える従業員をどう選ぶか)。2週間前に自社の従業員の20%超にあたる1100人以上を解雇したばかりのトップが、その選別の論理を公の場で語るという異例の内容だった。 プリンス氏は冒頭からこう書いている。Cloudflareは苦しいから人を切ったのではない、と。売上は過去最高を更新し、フリーキャッシュフローも堅調で、顧客数はかつてないペースで増えている。それでも切った理由は「ビジネスが変わっているから」だという。 成長率30%超の上場企業が従業員の20%以上を削減した前例は、米国のビジ

AIゴールドラッシュ、1万人と残り全員の分断

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AIゴールドラッシュ、1万人と残り全員の分断

サンフランシスコで、ある投資家が漏らした実感が広がっている。AIで巨額の富を手にした人と、そうでない人。その差は「これまで見た中で最悪」だという。なぜ業界の内側からこんな声が出るのか。 「分断は過去最悪」という実感 AIブームのただ中にいる人間が、そのブームを手放しでは喜んでいない。きっかけは、メンロー・ベンチャーズ(Menlo Ventures)のパートナー、ディーディー・ダス(Deedy Das)が投じた長文の投稿だった。 ダスはサンフランシスコの空気を「かなり殺気立っている」と表現し、こう続けた。 結果の格差は、これまで見てきた中で最悪だ。 投資家という立場の人物が、自分の足元の街についてこう書いた。その重さは、外野の評論とは違う。AIに最も近い場所で稼ぐ側にいるはずの人間が、足元の分断を語っている。ここに、この投稿が広く読まれた理由がある。 ダスは「ざっくりした概算」と断りつつ、ひとつの数字を出した。過去5年でAnthropic、OpenAI、xAI、NVIDIA、それに創業者たち——約1万人が、引退後も困らない2000万ドル超の資産に到達したという。日本円にする

MetaのAI推進、従業員の士気を崩している実態

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MetaのAI推進、従業員の士気を崩している実態

会社支給のPCをオプトアウト不可で監視する仕組みをMetaが導入した。データはAIエージェントの学習に使われる。社内では「Big Beautiful Layoff」と題したカウントダウンサイトまで現れている。 自分を置き換えるAIに、自分の操作を学ばせる Metaが米国の従業員のPCに監視ツールをインストールしている。マウスの動き、クリック、キー入力、画面の定期スクリーンショットまでを記録する仕組みで、社内では Model Capability Initiative (MCI)と呼ばれる。集めたデータはAIエージェントの学習に使われる。狙いは「人間がコンピュータをどう操作しているか」をAIに教え込むことだ。 ニューヨーク・タイムズが5月8日に報じたところによれば、この監視に対して社内で大規模な反発が起きている。ある従業員がトラッキングをオフにできるかと尋ねたのに対し、CTOのアンドリュー・ボズワース(Andrew Bosworth)はこう答えた。 「There is no option to opt-out on your corporate laptop.」(会社支給のノー

Oracle解雇、株式失効と業界標準下回る退職金

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Oracle解雇、株式失効と業界標準下回る退職金

3月31日朝、OracleでVPNが繋がらない。Slackからアカウントが消えている。数日後に届いた退職金は業界標準を大きく下回り、未確定の株式報酬は丸ごと失効した。テック業界の労働者保護の薄さがここまで露わになるのは、めずらしい。 朝のVPNが消えていた 3月31日の朝、Oracleの社員2万〜3万人がメール1通で職を失った。VPNにサインインしようとした瞬間に「このユーザーは存在しません」と表示され、Slackのアカウントは無効化されている。電話で同僚に確認してようやく解雇を知った社員もいた、とTechCrunchが報じている。 退職通知メールが届いた数日後に、退職金の条件が示された。表面上は米企業として標準的な内容だ。サインを条件に在職1年目で4週間分の給与、勤続年数1年ごとに1週間追加、上限は26週。健康保険は連邦法に基づくCOBRA(退職後の健康保険継続加入制度)を1か月分、Oracleが負担する。 「悪くない」と感じた社員もいた。問題はここから始まる。 4か月後にベストするはずだった100万ドル Oracleは未確定のRSU(Restricted Stock

Cloudflareが過去最高益で1100人をAIレイオフ

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Cloudflareが過去最高益で1100人をAIレイオフ

Cloudflareが過去最高益と同時に従業員の20%・1100人をレイオフした。創業16年で初の大規模人員削減。 理由は業績悪化ではなく「AIで不要になった」。最高益のさなかに語られたこの説明を、市場は鵜呑みにしなかった。 過去最高益の発表と同時に、20%が消える Cloudflareは現地時間5月7日、第1四半期決算とともに従業員の約20%・1100人の解雇を発表した。創業16年で初めての大規模レイオフだ。 奇妙なのはタイミングである。同じ日に発表された四半期売上は6億3,980万ドル、前年同期比34%増。同社にとって四半期として過去最高だ。残存履行義務(RPO、契約済みで未実現の売上)も前年同期比34%増と、先行指標も力強い。 業績は悪くない。むしろ申し分ない。それなのに、20%が消える。 Cloudflare 第1四半期業績 ── 増収の裏で動く損失 項目 Q1 2026 Q1 2025 前年比 売上高 $639.8M $479.1M +34%増収 GAAP 営業損失 -$62

EA Wilson CEO「AIは仕事を奪わない」と発言 人員削減との関係を検証

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EA Wilson CEO「AIは仕事を奪わない」と発言 人員削減との関係を検証

ラスベガスのステージで、エレクトロニック・アーツのアンドリュー・ウィルソンCEOが「AIは社員の仕事を奪っていない」と繰り返し否定している。だが現場の声と発言の隔たりは、思った以上に大きい。 ステージでの発言 ラスベガスで開催中のゲーム業界向けカンファレンス「iicon」の初日、エレクトロニック・アーツ(Electronic Arts、以下EA)のアンドリュー・ウィルソン(Andrew Wilson)CEOが登壇した。インタビュアーはFox Business Networkのリズ・クラマン氏。EA本社のあるレッドウッドシティではなく、フォンテーヌブロー・リゾートの会場には数百人の業界関係者が集まっていた。 そこでウィルソン氏は、いま社内で何が起きているのかを数字で語った。 最近見たデータでは、品質保証(QA)作業のうちほぼすべて、85%くらいが、なんらかの機械学習やAIアルゴリズムを使って行われている。それでも会社としては、これまでで一番多くのQA人員を採用している。 85パーセントという数字を出した直後に「人を増やしている」と続ける。一見矛盾する組み合わせだが、ウィルソン