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SSDの振動から閲覧サイトを推定する手法 研究者が実証

セキュリティ

SSDの振動から閲覧サイトを推定する手法 研究者が実証

悪意あるサイトを開いただけで、裏で何を見ているか筒抜けになる。そんな攻撃手法がブラウザの標準機能だけで実現可能であることが、セキュリティ研究者の手で実証された。 ブラウザの中から、SSDを"盗聴"する オーストリアのグラーツ工科大学の研究チームが、サイドチャネル攻撃「FROST」(Fingerprinting Remotely using OPFS-based SSD Timing)を発表した。ブラウザ上のJavaScriptだけでSSDのアクセス遅延を計測し、ユーザーの行動を推定する手法だ。筆頭著者はハンネス・ヴァイスシュタイナー(Hannes Weissteiner)氏。共著者にはMeltdownとSpectreの発見で知られるダニエル・グルース(Daniel Gruss)氏が名を連ねている。 従来のSSDサイドチャネル攻撃は、Linuxのio_uringのような特権的なカーネルインターフェースを必要としていた。攻撃者が標的のマシン上でネイティブコードを実行できることが前提だった。FROSTはその前提をひっくり返す。ブラウザのサンドボックス内で動くJavaScriptだけで

OpenAIがAppleを提訴する選択肢の検討に入った

AI

OpenAIがAppleを提訴する選択肢の検討に入った

ChatGPTをSiriに組み込んだ2年間の提携が「失敗だった」と幹部が認め、外部法律事務所と契約解除通知の発出まで具体的に詰めている。数十億ドル規模の課金収入を見込んだ蜜月は、なぜここまでこじれたのか。 「誠実な努力すらしていない」OpenAI幹部の不満が漏れた OpenAIが、Appleに対する法的措置の検討を本格化させている。ChatGPTをSiriやビジュアルインテリジェンス(Visual Intelligence)に組み込む2年前の提携が、期待した収益を生まなかったというのが主な理由だ。 ある OpenAIの幹部は匿名を条件にこう語っている。 「製品の面では、我々はやるべきことをすべてやった。彼らはやっていない。さらにひどいことに、正直な努力すらしていない」 外部の法律事務所と契約してオプションを精査しており、選択肢には正式な 契約違反通知 の送付も含まれる。すぐに全面的な訴訟に踏み切るというより、まずは交渉カードを切る段階だとされる。 OpenAIにとって、Appleの数億人のユーザー基盤は ChatGPT Plus への流入経路として計算されていたはずだ。そ

フォックスコン、北米工場サイバー攻撃を認める

セキュリティ

フォックスコン、北米工場サイバー攻撃を認める

ランサムウェアグループのナイトロジェンがフォックスコンから8TB・1100万件超のファイルを盗んだと主張している。同社は5月12日、北米の一部工場でサイバー攻撃を受けたと公式に認めた。 世界最大のEMSがまた狙われている フォックスコン(Foxconn)の北米工場が、またサイバー攻撃を受けている。同社は5月12日、北米の一部工場でサイバー攻撃を受けたと公式に認めた。攻撃を主張しているのはランサムウェアグループのナイトロジェン(Nitrogen)で、8テラバイトのデータ、ファイル数にして1100万件以上を盗んだと主張している。 フォックスコンはApple、Google、NVIDIA、Dell、Intelなど、世界の名だたるハードウェア企業の製造を請け負う台湾の鴻海精密工業を中核とするEMS最大手だ。北米にはウィスコンシン、オハイオ、テキサス、バージニア、インディアナ、そしてメキシコ各地に工場を構えている。攻撃を認めた声明では「サイバーセキュリティチームが直ちに対応メカニズムを発動し、生産と納品の継続性を確保するため複数の運用措置を実施した。影響を受けた工場は現在、通常生産を再開し

トランプ訪中団にフアン氏不在、AIだけ別卓

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トランプ訪中団にフアン氏不在、AIだけ別卓

イーロン・マスクもティム・クックも、ボーイングのトップも乗る。AI半導体の頂点に立つはずのジェンスン・フアンだけが、なぜか乗らない飛行機がある。 17人の同行者リストに、ただ一人の不在 トランプ米大統領が今週、約9年ぶりに中国を訪れる。北京に到着するのは5月13日夜、習近平国家主席との会談は14日と15日の2日連続だ。同行する米企業首脳は17人。テスラのイーロン・マスク(Elon Musk)、アップルのティム・クック(Tim Cook)、ボーイングのケリー・オルトバーグ(Kelly Ortberg)が並び、ゴールドマン・サックス、シティグループ、ブラックロック、ブラックストーン、メタ、クアルコム、マイクロン、マスターカード、ビザ、GEエアロスペース、カーギル、コヒレント、イルミナといった顔ぶれが続く。 そこに、NVIDIAのジェンスン・フアン(Jensen Huang)の名前はない。 トランプ訪中団の業種別構成と不在のAI半導体 業種 同行

macOS 27、Liquid Glassを磨き直しへ

Apple

macOS 27、Liquid Glassを磨き直しへ

macOS 26 Tahoeで持ち込まれたLiquid Glassの読みにくさに、Apple自身が修正へ動き出す。SafariにはAIによるタブ自動グループ化が試験中で、6月8日のWWDC 2026でその全貌が明らかになる。 Appleが認めた「読みにくさ」 macOS 27は、現行のmacOS 26 Tahoeと比べて「slight redesign」(若干のデザイン変更)を伴うことになる。Bloombergのマーク・ガーマン(Mark Gurman)が、自身のニュースレター『Power On』の最新号で報じた。 注目すべきは、変更の内容そのものよりも、Appleが暗に「現状の問題」を認めたことだ。Tahoeで導入されたLiquid Glassインターフェースは、透過効果と影の表現を全面に押し出した意欲的なデザインだったが、リリース直後からユーザーの間で「読みにくい」「文字が背景に溶ける」という声が広がっていた。 ガーマンによれば、Appleは次のように説明しているという。 Apple aims to address the shadows and transparenc

マイクロソフト幹部、Windows 11のCPU高速ブースト批判に反論

Windows 11

マイクロソフト幹部、Windows 11のCPU高速ブースト批判に反論

「Appleもやっている、それを皆愛しているじゃないか」。マイクロソフト幹部のスコット・ハンセルマン氏が、SNS上でWindows 11の新機能への「ズルい手法」批判に向き直った。技術的には正論だが、議論はそこで終わらない。 「ズルい」と言われた機能の正体 Windows 11が水面下で進めているLow Latency Profileという機能がある。スタートメニューを開く、アプリを起動するといった瞬間に、CPUの動作周波数を1〜3秒だけ瞬間的に最大化し、操作のもたつきを消すというものだ。Windows Latestが先日テストした結果、限定的な仮想環境でもアプリ起動が 最大40%速く、スタートメニューやコンテキストメニューの応答が最大70%速くなったという。 ところがこの発見が出た直後、SNS上で批判が一気に膨らんだ。「OSの肥大化を放置したまま、CPUを無理やり回して帳尻合わせしているだけ」「最適化を諦めて力技で誤魔化す手抜き仕事だ」。要するに、これは エンジニアリングの放棄 だという見方である。 直感としては理解できる。30年前のWindows 95では、貧弱なCPUで