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AnthropicがSpaceXと提携、Claudeの制限緩和

AI

AnthropicがSpaceXと提携、Claudeの制限緩和

AnthropicがSpaceXとの提携を発表した。コロッサス1の計算資源を丸ごと借り受け、その新たな電力でClaude Pro・Maxの利用制限を緩める。同時に軌道上での協業にも関心を示している。なぜ「敵」だったはずの相手と手を組んだのか。 「敵」だったはずの相手と手を組んだ Anthropicは現地時間5月6日、SpaceXとの新たなコンピュート契約を発表している。サンフランシスコで開催された開発者会議でAnthropicの最高製品責任者Ami Voraが明かした内容は、業界の地図を書き換えかねないものだった。SpaceX傘下となったxAIが運用するコロッサス1の容量を、Anthropicが丸ごと借り受ける。 数字だけを並べれば「また一つコンピュート契約が増えた」で済む話だ。だがAnthropic公式発表によれば、今月中に300メガワット超の新規容量、22万基を超えるNVIDIA GPUへのアクセスが手に入る。H100、H200、そして次世代GB200まで含む構成だ。これがClaude有料プランのProとMaxの加入者に直接振り向けられる。 ここで多くの人が立ち止まるはず

ストレージ長期契約が最長5年に、AI需要で予約販売の時代へ

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ストレージ長期契約が最長5年に、AI需要で予約販売の時代へ

SSDとHDDの長期供給契約が最長5年にまで延びている。サンディスクは420億ドル規模の契約を5件締結し、HDD2社の契約期間は2028〜2029年に届く。在庫を見て売る市場から、3年先まで予約販売する市場へ変わろうとしている。 5年契約という新しい常識 ストレージ業界が静かに変質している。 サンディスク(Sandisk)が2026年4月30日の決算電話会議で明らかにした事実は、業界の構造変化を象徴している。同社CFOのルイス・ヴィソソ(Luis Visoso)は、新しい長期契約の枠組みについて、契約期間が顧客ごとに異なるとしたうえで、最長で5年に達すると説明した。同社が「ニュー・ビジネス・モデル(NBM)」と呼ぶこの仕組みは、第3四半期に3件、第4四半期にすでに2件、合計5件が締結済みだ。 サンディスクCEOのデービッド・ゲックラー(David Goeckeler)は、これが単なる前払い契約ではないと強調した。 これは2四半期分の供給を前払いするような話ではない。最長5年にわたって四半期ごとに極めて安定した量を供給する、そういう取り決めだ。 数字の規模も尋常ではない。第

xAI、55万GPUの稼働率は11% 業界平均から大きな乖離

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xAI、55万GPUの稼働率は11% 業界平均から大きな乖離

イーロン・マスクのxAIが持つ55万基のNVIDIA GPU。実際にAI学習で動いているのは約11%、6万基ほどにすぎない。同じAI業界でMetaは43%、Googleは46%を引き出している。この落差はどこから来るのか。 6万基だけが働き、49万基は遊んでいる The Informationの報道によると、xAIのGPU稼働率は約11%にとどまっている。xAIが保有するNVIDIAのGPUは合計でおよそ55万基。H100とH200を中心とした構成で、テネシー州メンフィスのコロッサス(Colossus)クラスターと隣接サイトに分散している。 数字を読み解くと、こうなる。55万基のうち実際にAI学習に投入されているのは約6万基。残りの49万基相当が眠ったまま、本来の計算能力を引き出されないままアイドル状態に近い。 GPU1基の調達コストは数万ドル規模だ。ハードウェアだけで数十億ドル、日本円にして数千億円規模の遊休資産ということになる。投資効率の観点ではかなり厳しい。 GPU稼働率(utilization):搭載されたGPUの計算リソースが、実際にAI学習などの有効な処理に使わ

FCC、中国全ラボ排除を全会一致で可決

FCC

FCC、中国全ラボ排除を全会一致で可決

米国向け電子機器の75%を試験している中国の認証ラボが、全面的に締め出されようとしている。FCCが4月30日に可決した提案は、中国の認証コストの安さに依存してきた世界の電子機器サプライチェーンを根底から揺さぶる規模だ。 4月30日、3つの提案が同時に動いた 米連邦通信委員会(Federal Communications Commission、FCC)は4月30日、中国本土と香港のすべての試験ラボから、米国市場向け電子機器の認証権を剥奪する提案を全会一致で可決した。対象はスマートフォン、カメラ、コンピューターなど、電波を発するほぼすべての電子機器を含む。 米国で電子機器を販売するためにはFCCの機器認証が必要であり、それを得るためにはFCCが認可した試験ラボでの試験が必須となる。FCC自身の推計では、米国市場に流れる電子機器の 約75% が中国で試験されている。この数字は、世界の電子機器エコシステムが特定の地域に過度に集中していることを意味する。 この提案は単独ではない。同日、FCCは別の3対0の票決で、中国移動(China Mobile)、中国電信(China Telecom

Amazon純利益77%増の一方、フリーキャッシュフロー95%減 決算を分析

Amazon

Amazon純利益77%増の一方、フリーキャッシュフロー95%減 決算を分析

Amazonが2026年第1四半期決算で純利益303億ドルを叩き出した。前年同期比77%増。だが同じ期間、フリーキャッシュフローは259億ドルから12億ドルへと95%も消えている。AIインフラ投資が、この巨人の財布を空にしつつある。 純利益を押し上げた「Anthropicの含み益」 決算の見出し数字は華やかだ。純利益303億ドル(約4兆8,400億円)、希薄化後1株あたり2.78ドル、前年同期の171億ドル(1.59ドル)から大幅に伸びた。 ただし、この急増の内訳を見ると景色が変わる。純利益303億ドルには、Amazonが戦略的に出資するAI企業Anthropicの評価額上昇に伴う税引前利益168億ドルが、営業外損益として含まれている。 つまり、純利益増加分130億ドルのほとんどは、本業の稼ぎではなく、保有するAnthropic株の含み益だ。事業活動から生まれた現金ではない。会計上の利益と、財布に入る現金は別物だという原則を、この決算ほど鮮やかに示す例も珍しい。 それでも本業が弱いわけではない。Amazonの自社チップビジネスは年間ランレートで200億ドルを突破し、3桁成長

人口7000人の町に東京ドーム18個分のAIデータセンター

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人口7000人の町に東京ドーム18個分のAIデータセンター

ペンシルベニア州の人口7000人の小さな町に、6つのAIデータセンター群が建設されようとしている。51棟の倉庫はそれぞれウォルマート級。住民の反発で町議会7人のうち4人が辞任した。AI需要が地方自治を物理的に押しつぶしている。 元炭鉱の町に、51のウォルマートが降ってくる アーチボルド(Archbald)はペンシルベニア州北東部、ポコノ山脈のふもとにある人口7000人ほどの町だ。20世紀初頭に石炭産業が衰退してからは、森と住宅地が広がる静かなコミュニティになっていた。 その町に今、5社のデベロッパーが計6つのAIデータセンター群を建設しようとしている。51棟のデータ倉庫、1棟あたりウォルマート・スーパーセンター級、町の17平方マイルの土地のうちおよそ14% を占める規模。合計の延床面積は東京ドーム約18個分に達する。 「ウォルマートが51軒できる町」と言われて、それを歓迎する住民はまずいない。 住民は、開発の規模を見て言葉を失った そもそもデータセンターは、住宅街の隣に建つような建物ではない。屋根の下にずらりと並んだサーバーラックを24時間冷却し続ける必要があり、巨大な