サイバーセキュリティ
台湾政府機関への攻撃で自律型AIエージェントを確認 初の事例と報告
オープンソースのAIエージェントを組み合わせて作られた攻撃ツールが、人の指示をほとんど受けずに台湾の政府システムを4日間にわたって侵害した。守る前提が根本から変わる。
サイバーセキュリティ
オープンソースのAIエージェントを組み合わせて作られた攻撃ツールが、人の指示をほとんど受けずに台湾の政府システムを4日間にわたって侵害した。守る前提が根本から変わる。
セキュリティ
政府機関だけは安全なはずだった。その前提が、FBIの証言ひとつで崩れた。厳格な身元審査の壁に、北朝鮮はどうやって穴を空けたのか。
AI
パランティアCEOのアレックス・カープ(Alex Karp)氏が現地時間7月1日、米AI業界を「完全に狂っている(effing insane)」と激しく批判した。NVIDIAとの提携発表に合わせた約20分間の出演は、企業向けAIの価格構造から米軍の技術外注問題まで、広範な攻撃に発展した。 トークンに注いだ費用は、どこへ消えるのか カープ氏の批判は、AIラボのトークン課金モデルそのものに向いている。 クローズドモデル vs オープンウェイトモデル クローズドモデルオープンウェイトデータの行先提供元を経由顧客環境で完結モデルの重み開発元が管理顧客が所有コストトークン課金自社で運用IP保護流出リスクあり外部に出ない 企業がOpenAIやAnthropicのAPIにトークン単位で費用を払うとき、生成結果と引き換えに自社のデータとプロンプトがモデル提供元の環境を通過する。カープ氏はこれを「企業に対する富の税金」と呼んだ。トークンを買い続けても企業には何も残らず、AIラボだけがデータを蓄積してモデルを改良できる非対称性を指摘した。 取引先のCEOたちが非公式の場で「トー
AI
Anthropicが米中のAI競争について2028年時点の対照的な2つのシナリオを描いた政策提言を公表した。輸出規制の強化と蒸留攻撃の遮断を米政府に求める内容で、自社モデル「ミトス・プレビュー」が引き合いに出されている。 提言の主語はAnthropic自身である 5月14日付で公開されたこの文書は、研究論文ではなく政策提言だ。タイトルは「2028: Two scenarios for global AI leadership」。Anthropicが想定する2028年の世界を2つ並べ、どちらに着地するかは「米国の政策判断次第」と読者に迫る構造になっている。 このタイミングで政策提言を出す意味は重い。Anthropicは2026年4月、サイバー攻撃能力が極めて高いミトス・プレビュー(Mythos Preview)を限定公開した。一般公開を見送り、Apple、Google、Microsoft、JPMorgan Chaseなど約40組織にのみアクセスを許す「プロジェクト・グラスウィング」枠で運用している。先月には中国のシンクタンクからアクセス要求を受け、Anthropicがこれを拒否し
FCC
トランプ大統領が習近平との北京会談に向かう直前、米国は中国製の「セルラーモジュール」全面禁輸を議論している。スマート家電からコネクテッドカーまで、影響範囲はあまりに広い。
FCC
米国向け電子機器の75%を試験している中国の認証ラボが、全面的に締め出されようとしている。FCCが4月30日に可決した提案は、中国の認証コストの安さに依存してきた世界の電子機器サプライチェーンを根底から揺さぶる規模だ。 4月30日、3つの提案が同時に動いた 米連邦通信委員会(Federal Communications Commission、FCC)は4月30日、中国本土と香港のすべての試験ラボから、米国市場向け電子機器の認証権を剥奪する提案を全会一致で可決した。対象はスマートフォン、カメラ、コンピューターなど、電波を発するほぼすべての電子機器を含む。 米国で電子機器を販売するためにはFCCの機器認証が必要であり、それを得るためにはFCCが認可した試験ラボでの試験が必須となる。FCC自身の推計では、米国市場に流れる電子機器の 約75% が中国で試験されている。この数字は、世界の電子機器エコシステムが特定の地域に過度に集中していることを意味する。 この提案は単独ではない。同日、FCCは別の3対0の票決で、中国移動(China Mobile)、中国電信(China Telecom
ネットワーク
米FCCの外国製ルーター輸入禁止に対し、TP-Linkが条件付き承認を求めて動いた。中国親会社からの分離と米国内シェアを盾に「米国企業」と主張するが、組立は依然として中国とベトナム。先行2社の例外枠に滑り込めるかは、まだ誰にも見えていない。 「米国企業である」という主張から始まった申請 米連邦通信委員会(Federal Communications Commission、FCC)が外国製コンシューマ向けルーターの輸入を原則禁止してから約1カ月。市場シェア20%を主張するTP-LinkがFCCと接触し、条件付き承認(Conditional Approval)を求めて動き始めたことが、同社の提出文書から明らかになった。PCMagが文書の内容を最初に報じている。 TP-LinkがFCCに出した主張は、端的に言えば「我々はもう中国企業ではない」の一点に尽きる。同社の文書はTP-Linkを米国企業と位置づけ、米消費者向け小売市場で20%のシェアを持つと強調している。製品についても「技術系レビュアーから極めて高い評価を受けている」「TP-Linkのルーターは安全である」と添えた。 つまり
AI
ダリオ・アモデイが今日、ホワイトハウス首席補佐官と会う。ペンタゴンとの法廷闘争とは別レイヤーで、政治ルートの突破口が開きつつある。Mythosの重力が、誰の頭越しに意思決定を動かしているのか。
セキュリティ
ニュージャージー州の米国人2人が、北朝鮮のIT労働者を米国人として偽装させ100社超の米企業に潜り込ませた罪で実刑判決を受けた。盗まれた情報には防衛関連のITAR規制データまで含まれている。
AI
OpenAIが評価額1兆ドル規模のIPOを視野に入れる中、フロリダ州がその足元に大きな石を投じた。狙われたのは技術ではなく、信頼の残高だ。 1兆ドルの手前で振り下ろされた司法の手 フロリダ州司法長官ジェームズ・ウスマイヤー氏が、4月9日にOpenAIおよびChatGPTへの正式な調査を開始している。Xに投稿された動画で自ら宣言し、召喚状(Subpoena)の発行も間近だと明言した。 タイミングが重い。OpenAIは評価額最大1兆ドル規模の新規株式公開(IPO)を準備している最中であり、今回の調査はその上場シナリオに直接のひびを入れかねない。投資家が最も嫌うのは、製品の不具合ではなく、規制当局のカレンダーに載ることだ。 ウスマイヤー氏が掲げた論点は3つある。国家安全保障、児童保護、そしてフロリダ州立大学(FSU)での銃乱射事件への関与疑惑。どれも単独で世論を動かす重さがあり、その3つが同時に積み上げられた形である。 中国共産党の手に渡るのか、という問い 動画の中でウスマイヤー氏は、OpenAIのデータとAI技術がアメリカの敵、たとえば中国共産党の手に渡る可能性への懸念を前
イラン
米国の重要インフラが、静かに蝕まれている。イラン系ハッカーによる攻撃はもはや偵察や情報窃取の段階を超え、水道施設やエネルギー設備の「実際の運用妨害」を引き起こしている。 FBIが認めた「財務損失と運用停止」 米国の連邦機関6組織が4月7日、異例の合同警告を発した。FBI、NSA(国家安全保障局)、CISA(サイバーセキュリティ・インフラ安全保障庁)、EPA(環境保護庁)、エネルギー省、そしてサイバー軍──これほどの顔ぶれが揃うこと自体が、事態の深刻さを物語る。 Iranian-Affiliated Cyber Actors Exploit Programmable Logic Controllers Across US Critical Infrastructure | CISAU.S. organizations should review the TTPs and IOCs in this advisory for indications of current