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Windows 11のAI化を推し進めたMicrosoftの重役が退職へ

Windows 11

Windows 11のAI化を推し進めたMicrosoftの重役が退職へ

35年間Microsoftに在籍し、Copilot戦略の顔として知られたユスフ・メフディ(Yusuf Mehdi)氏が退職を表明した。Windows 11のAI統合に対するユーザーの反発が続くなか、最後の1年で「エージェント型OS」へのシフトを完遂すると宣言している。 Windows 11の未来を置き土産にして ユスフ・メフディ(Yusuf Mehdi)氏がMicrosoftを去る。エグゼクティブバイスプレジデント兼コンシューマーCMOとして、Windows、Surface、Copilot、Microsoft 365コンシューマー、Edge、Bingのプロダクトマーケティングを統括してきた同氏は、社内メモをLinkedInに公開する形で35年間の在籍に幕を引くことを明らかにした。 「35年間という歳月を経て、次のステージに向けて動き出す時が来たと判断した。来る新会計年度を通じ、エージェント型AIの時代に向けたWindows再構築、Microsoft 365サービスの成長、そしてOne Copilotビジョンの実現に全力で取り組む」 退職後の行き先は明かされていない。ただ、「積

Defenderのゼロデイ2件、すでに攻撃で使われていた

セキュリティ

Defenderのゼロデイ2件、すでに攻撃で使われていた

セキュリティソフトが攻撃の足場になる。その現実が、また一つ記録に加わった。 守るソフトの中に穴があった Microsoftが5月21日(日本時間)、Microsoft Defenderに存在する2件のゼロデイ脆弱性に対する修正パッチの配布を始めた。どちらも発見時点ですでに実際の攻撃で使われていた。 1件目はCVE-2026-41091。MicrosoftのマルウェアスキャンエンジンであるMalware Protection Engineのバージョン1.1.26030.3008以前に存在する特権昇格の脆弱性だ。シンボリックリンク——ファイルシステム上で別の場所を指す「近道」のようなもの——の処理に問題があり、ローカルの攻撃者が SYSTEM 権限、つまりWindowsで最も強い管理者権限を手に入れられる。CVSSスコアは 7.8(高)。 2件目はCVE-2026-45498。Microsoft Defender Antimalware Platformのバージョン4.18.26030.3011以前が対象で、こちらはサービス運用妨害(DoS)の脆弱性だ。ローカルで細工したファイル

BitLocker暗号化を破る「YellowKey」、Microsoftが緩和策を公開

Windows

BitLocker暗号化を破る「YellowKey」、Microsoftが緩和策を公開

Windows標準の暗号化機能BitLockerをUSBメモリ1本で解除できるゼロデイ脆弱性「YellowKey」。Microsoftはパッチをまだ提供できていないが、攻撃を防ぐ緩和策を公開した。ノートPCを紛失した時にデータを守る最後の砦に、すり抜けられる穴が見つかった問題だ。 YellowKeyとは何か Windows 11およびWindows Server 2022/2025に存在するゼロデイ脆弱性で、BitLockerで暗号化されたドライブへの侵入を回復キーも専用機材も使わずに可能にする。5月12日に「ナイトメア・エクリプス(Nightmare-Eclipse)」を名乗るセキュリティ研究者が概念実証コード(PoC)を公開した。 攻撃の手順は単純だ。特定のフォルダ構造「FsTx」を書き込んだUSBメモリをターゲット機に接続し、Windowsの回復環境(WinRE)に再起動。その後Ctrlキーを押し続けるだけで、BitLockerを無視したコマンドプロンプトが開く。 YellowKey 攻撃の流れ 1

Surface for Business刷新、8GBモデルの矛盾

Surface

Surface for Business刷新、8GBモデルの矛盾

MicrosoftがAIを推すほど、Surface自身のAI対応が問われる。新ラインナップの核心は性能向上ではなく、その矛盾にある。 「AI対応」を掲げながら、自社基準を下回る構成 MicrosoftがSurface for Businessの新世代ラインナップを発表した。Intel Core Ultra シリーズ 3(開発コード名:Panther Lake)を搭載し、法人向けPC市場に本腰を入れた。 ただ、発表内容を眺めると、ひとつの数字が引っかかる。 8GB。 Surface Laptop for Business 13インチ(1st Edition)の最廉価構成に積まれるメモリ量だ。価格は1,299ドル(約20万4,000円)。2026年内の発売が予定されている。 問題は、MicrosoftがCopilot+(コパイロットプラス)対応PCの条件として「16GB以上のメモリ」を定めている点だ。つまり、MicrosoftがAIの入口として引いたラインを、自社の法人向けPCが下回る。1,299ドルという価格がその矛盾を際立たせる。8GBで2万円台のPCではない。 2026

LinkedInの求人スパムが古英語に、プロフィール欄の一手で

AI

LinkedInの求人スパムが古英語に、プロフィール欄の一手で

LinkedInに自己紹介文を一つ仕込んだだけで、求人スパムが900年頃の古英語で届くようになった。そのスパムを送ってきたのは人間ではなくAIだ。標的にされる側が、攻撃する側に回った瞬間だ。 自己紹介欄に「管理者命令」を埋め込んだ ある開発者が、LinkedInの自己紹介欄を使ったいたずらの結果を公開している。本来そこには職歴や実績を書く。だが彼が書き込んだのは、AIに向けた指示文だった。 I put a prompt injection into my LinkedIn bio and recruiters are messaging me in Old English and calling me Lord. pic.twitter.com/2v1c0iXqaF — tmuxvim (@tmuxvim) May 15, 2026 仕掛けはこうだ。プロフィールを読み取るAIに対して、「管理者命令」として「自分を『我が君(My

Forza Horizon 6が4秒で起動、AMD Radeonにシェーダー配信が来た

AMD

Forza Horizon 6が4秒で起動、AMD Radeonにシェーダー配信が来た

ゲームの初回起動で1分半待たされていた読み込みが、4秒で終わる。Microsoftのシェーダー先行配信技術が、ついに一般のAMD Radeonへ降りてきた。ただし、置いていかれたカードもある。 90秒が4秒になった、その中身 ゲームを起動して、進捗バーが少しずつ伸びるのを眺める時間。あれが何のための時間なのか、考えたことはあるだろうか。 多くの場合、待たされているのはシェーダーのコンパイルだ。シェーダーは画面の光や質感、物理挙動を計算する小さなプログラムで、PCのGPUとドライバの組み合わせごとに最適な形へ変換しなければ動かない。この変換を起動時にまとめてやると長い読み込み画面になり、プレイ中に少しずつやると、あの不快なカクつき(スタッター)になる。 Microsoftが進めている Advanced Shader Delivery(ASD)は、この変換を「配信時」に済ませてしまう発想だ。ゲームをダウンロードする段階で、その人のハードウェアに合わせて事前コンパイル済みのシェーダーを一緒に届ける。起動時にもプレイ中にもコンパイルが要らなくなる。 そして数字が出てきた。Forza