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ロシアFSBのルーター侵入に13カ国19機関が共同勧告、英EUは制裁発動

セキュリティ

ロシアFSBのルーター侵入に13カ国19機関が共同勧告、英EUは制裁発動

米英など13カ国のサイバーセキュリティ当局19機関が、ロシア連邦保安庁(FSB)第16センターによるルーター侵入について共同勧告を出した。突かれたのは高度な脆弱性ではなく、初期設定のまま放置された機器。英国とEUは制裁と攻撃の名指しを重ねた。 19機関が名指しした「第16センター」 NSA、CISA、FBIをはじめ、英国、オーストラリア、カナダ、ポーランド、エストニアなど13カ国の19機関が2026年7月13日、共同のサイバーセキュリティ勧告を公開した。相手はFSB第16センター。セキュリティ業界がBerserk Bear、Energetic Bear、Dragonfly、Ghost Blizzard、Static Tundraなどの名前で10年以上追跡してきた集団と同一の活動だとしている。 手口の入口はSNMP(ルーターなどのネットワーク機器を遠隔で監視・管理するプロトコル)だ。攻撃側はインターネット全体をスキャンし、初期値のまま、または推測しやすいコミュニティストリング(SNMPv1/v2で認証パスワードの役割を果たす文字列)を受け付ける機器を探す。 見つけた機器には、送

Apple自身が捨てて17年。AppleTalkがLinuxからも消える

Linux

Apple自身が捨てて17年。AppleTalkがLinuxからも消える

Appleが2009年に見切りをつけたプロトコルが、2026年のLinuxカーネルでようやく退場する。直接の引き金は、コードの老朽化ではなくAI生成パッチの氾濫だった。 3694行の静かな退場 AppleTalkの実装がLinuxカーネルから消える。ネットワーク共同メンテナーのヤクブ・キチンスキ(Jakub Kicinski)氏が、現地時間6月15日付でコミットを投入した。Linux 7.2に向けたnet-nextツリーへの変更で、37ファイル、3694行の削除を含む。 AppleTalkは1985年にAppleが導入した独自のネットワークプロトコルスイートだ。ケーブル1本でMacintosh同士がつながる、プラグ・アンド・プレイのLANを実現した。だがTCP/IPに主役の座を奪われ、Apple自身がMac OS X 10.6 Snow Leopard(2009年8月リリース)でサポートを打ち切っている。 生みの親が17年前に葬ったプロトコルを、Linuxはなぜ今まで抱えていたのか。 AIパッチという名の引き金 キチンスキ氏はコミットメッセージにこう書いた。 「最近、

IPv8提案がIETFに登場、技術者は「LLM精神病」と一蹴

IPv6

IPv8提案がIETFに登場、技術者は「LLM精神病」と一蹴

IPv4を「エリアコード」付き64ビットに拡張する新プロトコル「IPv8」のドラフトがIETFに提出された。提案者は実在のベテラン技術者だが、運用者コミュニティの反応は冷ややかで、「LLMが書いた幻覚」とまで言われている。 バミューダ発の「IPv4延命プラン」 バミューダ拠点のOne Limitedに所属するジェイミー・セイン(Jamie Thain)が、2026年4月14日付でIETFにインターネットドラフトdraft-thain-ipv8-00を提出した。タイトルは「Internet Protocol Version 8(IPv8)」。半年で失効する個人提出のドラフトで、IETFが公認した文書ではない。 セインの主張は明快だ。IPv6は25年かけて普及活動を続けたのに、いまだに世界のインターネットトラフィックの半分を運べていない。であれば、IPv6に乗り換えさせるのではなく、IPv4を拡張して延命するほうが現実的ではないか。それがIPv8の出発点だ。 IPv8のアドレス形式はr.r.r.r.n.n.n.nという64ビット構造になっている。前半のr.r.r.rがASN(自律

TP-Linkが米FCCに例外申請「もう中国企業ではない」

ネットワーク

TP-Linkが米FCCに例外申請「もう中国企業ではない」

米FCCの外国製ルーター輸入禁止に対し、TP-Linkが条件付き承認を求めて動いた。中国親会社からの分離と米国内シェアを盾に「米国企業」と主張するが、組立は依然として中国とベトナム。先行2社の例外枠に滑り込めるかは、まだ誰にも見えていない。 「米国企業である」という主張から始まった申請 米連邦通信委員会(Federal Communications Commission、FCC)が外国製コンシューマ向けルーターの輸入を原則禁止してから約1カ月。市場シェア20%を主張するTP-LinkがFCCと接触し、条件付き承認(Conditional Approval)を求めて動き始めたことが、同社の提出文書から明らかになった。PCMagが文書の内容を最初に報じている。 TP-LinkがFCCに出した主張は、端的に言えば「我々はもう中国企業ではない」の一点に尽きる。同社の文書はTP-Linkを米国企業と位置づけ、米消費者向け小売市場で20%のシェアを持つと強調している。製品についても「技術系レビュアーから極めて高い評価を受けている」「TP-Linkのルーターは安全である」と添えた。 つまり