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RTX 5090コネクタが溶けても、ASRock電源は止まらなかった

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RTX 5090コネクタが溶けても、ASRock電源は止まらなかった

ASRockの電源に搭載されたTempGuardは、コネクタの過熱を検知して電源を落とす保護機能だ。その機能が発動しなかった。 数週間後の発覚 MSI GeForce RTX 5090 GAMING TRIO OCとASRock PG-1000PSF(1000W、SFX規格)を組み合わせたシステムで、12V-2x6コネクタが溶損した。NVIDIAのアダプターは使っていない。電源からGPUへ、ネイティブの12V-2x6ケーブルで直結した構成だ。 報告したユーザーによると、ケーブルは両端とも完全に差し込まれ、鋭い角度で曲げられてもいなかった。PCは数週間にわたって正常に動作していた。 異変が出たのは、ソフトウェアの不安定さとクラッシュだった。原因を探るためにケースを開けて確認したところ、電源コネクタの損傷が見つかった。 PG-1000PSFのTempGuardは、12V-2x6ケーブルのGPU側コネクタにNTCサーミスタ(温度に応じて抵抗値が変わる素子)を内蔵し、過熱を検知すると電源を遮断する。 コネクタが溶けるほどの熱が出ていたのに、この保護機能は一度も作動しなかったという

RTX 5070 Ti SUPERの消費電力、Seasonicに掲載翌日削除

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RTX 5070 Ti SUPERの消費電力、Seasonicに掲載翌日削除

電源メーカーの計算ツールに消費電力が掲載され、翌日に消えた。RTX 50 SUPERシリーズは、NVIDIAが認めないまま周辺から情報だけが漏れ続けている。 掲載と削除の24時間 7月7日から8日にかけて、電源ユニットメーカーSeasonicのオンラインワット数計算ツールに、NVIDIAが公式には認めていないGPUが出揃った。RTX 5070 Ti SUPERとRTX 5070 SUPERは2025年9月から掲載されていたが、今回新たにRTX 5080 SUPERが加わり、3モデルの消費電力が並んだ。 RTX 5070 Ti SUPERは350W。通常のRTX 5070 Tiから50W、17%の増加にあたる。RTX 5070 SUPERは275W(25W増)、RTX 5080 SUPERは415W(55W増)。リーカーのkopite7kimi氏が以前に発信した数値と一致する。 翌7月9日、3モデルすべてが計算ツールから削除された。新規追加分だけでなく、2025年9月から掲載されていた2モデルもまとめて消えた。 電源ユニットの推奨容量を算出するには、GPUの消費電力データが必

Plasma 6.7、X11最後のベンチマークでWaylandに軍配

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Plasma 6.7、X11最後のベンチマークでWaylandに軍配

KDE Plasma 6.8がX11セッションを廃止する3か月前、X11をサポートする最後のPlasmaでゲーミング性能を計測した結果が出た。WaylandはX11と同等か、それ以上だった。 RTX 5090 Laptop搭載機で6タイトルを比較 マイケル・ラレイベル(Michael Larabel)氏が7月10日に公開したベンチマークは、KDE Plasma 6.7.2のWaylandセッションとX11セッションをNVIDIAのGPU環境で直接比較したものだ。 KDE Plasma 6.7 X11 vs. Wayland Session Gaming Performance For NVIDIA On CachyOSWith KDE Plasma 6.7 now having seen a few point releases to further polish this last

RTX 5090 SE、リーク直後に技術的矛盾を指摘される

GPU

RTX 5090 SE、リーク直後に技術的矛盾を指摘される

RTX 5080とRTX 5090の間を埋める新GPUの情報が出回り、当日中に複数メディアが信憑性に疑問を投げかけた。 384bitバスに32GBは載るのか NVIDIAがGeForce RTX 5090 SEを準備しているというGameGPUの報道が7月9日に出た。RTX 5080とRTX 5090の価格・性能の隙間を狙う製品だとしている。 GPUはRTX 5090と同じGB202ダイで、192基あるSM(ストリーミングマルチプロセッサ)のうち110基を有効化。CUDAコア1万4080基、RTコア110基、Tensorコア440基。メモリは32GB GDDR7で384bitバス接続、TGPは約500W。 想定MSRP(希望小売価格)は1,500ドル。キャンセルされたとされるRTX 5080 Tiの代替製品で、RTX 5090Dのような輸出規制対応モデルではなくグローバル展開のゲーミング製品だという。 報道当日、OC3Dが矛盾を突いた。384bitバスで32GBという構成は成立しない、と。 GDDR7のメモリ構成には物理的な制約がある。384bitバスは12枚のメモリチッ

NVIDIA、GeForceの歴史を14種のトレーディングカードにした

NVIDIA

NVIDIA、GeForceの歴史を14種のトレーディングカードにした

NV1から始まった31年をカードに刻み、夏のイベントとSNSで無料配布する。PCスロットには挿せない。 14枚のGeForce史 NVIDIAが現地時間7月9日、GeForce Trading Cards シリーズ1を発表した。GPUではなく、物理的な紙のコレクターズカードだ。全14種のデザインがあり、GeForceブランドの節目となった製品・テクニカルデモ・ゲームタイトルをそれぞれ1枚に収めている。 販売はしない。夏の間、ゲームイベントとSNSのギブアウェイを通じて無料で配る。 GeForce Trading Cards シリーズ1 収録GPU年表 1995年NV1初のマルチメディアプロセッサ1999年GeForce 256世界初のGPU2001年GeForce 3初のプログラマブルシェーダー搭載GPU2005年GeForce 7800 GTXCineFX 4.0搭載フラッグシップ2016年GeForce 10シリーズPascal世代、GTX 1080が代表格2018年GeForce RTX 2080 TiRTX世代の特別モデル ※GPU製品6種のみ掲載。シリ

サムスン半導体、単年で過去40年の累積利益を超える。Q2は89兆ウォン

半導体

サムスン半導体、単年で過去40年の累積利益を超える。Q2は89兆ウォン

1年で稼ぐ額が、40年かけて積み上げた総額を超える。AI需要によるメモリ価格の高騰が、半導体メーカーにかつてない利益を集中させている。 「過去40年の累積を超える」 サムスン電子のデバイスソリューション(DS)部門を統括するキム・ヨングァン(Kim Yong-Kwan)社長が、7月3日の社内タウンホールで発言した。2026年の営業利益は、半導体事業に参入してからの約40年間の累積利益を上回る、という内容だ。 サムスン電子は1974年に韓国半導体(Korea Semiconductor)を買収して半導体事業に参入し、1983年に64Kb DRAMを開発した。1985年から2025年までのDS部門の累積営業利益は300兆ウォンに届かないとされる。 2026年の通年営業利益に対するアナリストのコンセンサスは約300兆ウォン(約32兆円)。一部の証券会社は370兆ウォン前後まで上振れると見込んでいる。 40年間の累積が、たった1年で塗り替わる。キム・ヨングァン氏の発言はそう読める。 89兆4000億ウォンの衝撃 発言の4日後、裏付けとなる数字が出た。 サムスン電子が7月7日

オープンソースAIが席巻してもAnthropicが儲かる理由

AI

オープンソースAIが席巻してもAnthropicが儲かる理由

DeepSeekが処理するトークン量でVercel上の首位に立った。だがAI支出の半分近くは、依然としてAnthropicに流れている。フロンティアモデルとオープンソースは競合ではなく、同じ仕事の異なる段階を担っている。 フロンティアは「探索」、オープンソースは「量産」 AIカスタマーサービスのデカゴンでCEOを務めるジェシー・チャン(Jesse Zhang)氏が7月7日、自社での観察を含む分析を投稿した。題名は「エンタープライズにおけるオープンソースAIについて、みんな間違っている」 https://t.co/N2gSVInZVT — Jesse Zhang (@thejessezhang) July 6, 2026 チャン氏が提示した構造は明快だ。企業がAIで新しい業務を自動化するとき、まず高価なフロンティアモデルでユースケースを検証する。精度が安定し、要件が固まった段階で、安価なオープンソースモデルに切り替える。 切り替えた分だけフロンティアモデルのトークン消費は減るが、そのときには次の新しいユースケースが生まれており、フロンティアへの支出は減らない。 チャン氏

ReactOS、ハーフライフ2も動作。30日で続編を制覇

ReactOS

ReactOS、ハーフライフ2も動作。30日で続編を制覇

開発30年目を迎えたオープンソースのWindows互換OS「ReactOS」が、前月のハーフライフに続きハーフライフ2の動作を達成した。7月第1週にはVista互換に向けたNT6初のシステムコールも実装され、2026年の進展が加速している。 GoldSrcの次はSourceエンジン ReactOSが7月最初の週末、ハーフライフ2(2004年)の動作を報告した。6月にGeForce 8400GSでハーフライフ(1998年)を動かしてから30日足らずで、エンジン世代がひとつ上がった。 Half-Life 2 also runs great on #ReactOS, tested with real hardware!! Courtesy of @AotoriHibiki.https://t.co/U89tYFEo1N — ReactOS (@reactos) July 4, 2026 テスト環境はGeForce GTX 960にNVIDIAの368.61レガシーWindowsドライバを組み合わせ、Creative Sound Blaster Audigyのドライバも載せた構成

RTX 3060が329ドルで復活。5年間、何も変わらなかった

GPU

RTX 3060が329ドルで復活。5年間、何も変わらなかった

2021年に329ドルで発売されたグラフィックボードが、2026年に329ドルで再び棚に並んだ。GeForce RTX 3060 12GBの再販が、GPU市場の5年間を一枚の値札に映した。 米国と欧州で329ドル、日本では約6万円 NVIDIAのGeForce RTX 3060 12GBが、米国と欧州で再販を開始した。米国ではMSI製Ventus 2X 12G OCがNeweggに329.99ドルで掲載され、7月2日付で入荷している。欧州では333ユーロ。2021年2月の発売時に設定されたメーカー希望小売価格329ドルと、ほぼ同額だ。 5年経って、価格が変わっていない。 日本ではこれに先立ち、6月中旬にGIGABYTE製WINDFORCE OC 12G Rev.2.0が5万9800円(執筆時点で約5万6000円)で販売を開始した。RTX 5050が約5万円前後、RTX 5060が約5万3000円台から購入できる市場で、2世代前のGPUが後継機より高い値付けになっている。 性能差は明確、それでも再販する理由 RTX 3060はAmpere、3584 CUDA、12GB G

DRAM上昇率、63%から18%へ急減速。買い手が限界に達した

メモリ

DRAM上昇率、63%から18%へ急減速。買い手が限界に達した

2026年第2四半期、DRAMの契約価格は前四半期比で最大63%跳ね上がった。NANDフラッシュに至っては55〜60%。四半期ごとに5割以上の値上がりを繰り返す異常な状態が続いてきた。第3四半期、その勢いが初めて目に見える形で鈍る。 上昇は続くが、速度が落ちた 台湾の調査会社トレンドフォース(TrendForce)が7月3日に公開した最新の価格調査によると、2026年第3四半期の汎用DRAM契約価格は前四半期比13〜18%の上昇が見込まれる。NANDフラッシュは同10〜15%。いずれも上昇ではあるが、第2四半期のDRAM58〜63%増、NANDフラッシュ55〜60%増から大幅に減速する見通しだ。 HBMの混合平均価格も8〜13%増にとどまり、第2四半期の53〜58%増から鈍化する。 DRAM・NANDフラッシュ契約価格の上昇率予測(前四半期比) この鈍化をもたらしたのは、供給の改善ではない。PCやスマートフォンなど消費者向け市場の顧客が、過去最高水準に達した契約価格をこれ以上受け入れられなくなったためだ。価格許容の限界が、上昇率の圧縮として表れて

パランティアCEOがAI業界を「完全に狂っている」と攻撃。NVIDIAと組む

AI

パランティアCEOがAI業界を「完全に狂っている」と攻撃。NVIDIAと組む

パランティアCEOのアレックス・カープ(Alex Karp)氏が現地時間7月1日、米AI業界を「完全に狂っている(effing insane)」と激しく批判した。NVIDIAとの提携発表に合わせた約20分間の出演は、企業向けAIの価格構造から米軍の技術外注問題まで、広範な攻撃に発展した。 トークンに注いだ費用は、どこへ消えるのか カープ氏の批判は、AIラボのトークン課金モデルそのものに向いている。 クローズドモデル vs オープンウェイトモデル クローズドモデルオープンウェイトデータの行先提供元を経由顧客環境で完結モデルの重み開発元が管理顧客が所有コストトークン課金自社で運用IP保護流出リスクあり外部に出ない 企業がOpenAIやAnthropicのAPIにトークン単位で費用を払うとき、生成結果と引き換えに自社のデータとプロンプトがモデル提供元の環境を通過する。カープ氏はこれを「企業に対する富の税金」と呼んだ。トークンを買い続けても企業には何も残らず、AIラボだけがデータを蓄積してモデルを改良できる非対称性を指摘した。 取引先のCEOたちが非公式の場で「トー

クラウドゲーミングは「正解」か。効率の議論が見落としたもの

クラウドゲーミング

クラウドゲーミングは「正解」か。効率の議論が見落としたもの

Googleのセキュリティ研究者がクラウドゲーミングの経済的優位性を主張し、インディーゲーム開発の重鎮やハードウェアレビュアーが即座に反論した。GPUの稼働率で測る「効率」と、ゲーマーが求める「価値」は、同じ数字を見ても結論が割れる。ハードウェア価格が高騰を続ける2026年、この議論は全員が当事者になりうる。 500ドルのGPUは無駄か 6月28日、セキュリティ研究者のLaurieWired氏が投稿した一連の主張が、ゲームコミュニティで大きな反響を呼んでいる。 you’ll get mad at me for saying this…but cloud gaming is so obviously more economically efficient than physical hardware I think it’s going to be the default soon. your home console / pc

台湾、Supermicro台湾オフィスと流通2社を一斉捜索

半導体

台湾、Supermicro台湾オフィスと流通2社を一斉捜索

先月拘束された密輸業者3人は、サーバーを中国へ運ぶ実行犯だった。台湾の検察が次に追ったのは、実行犯にサーバーを渡した企業内部の人だ。 捜索対象が「流通」に広がった 基隆地方検察署は6月29日、NVIDIA製AIチップ搭載のSupermicro製サーバーを中国・香港・マカオへ密輸した疑いに絡み、第2波の捜索を実施した。対象はSupermicro台湾オフィス、Supermicroの販売代理店である青雲国際科技(証券コード5386)、データセンター事業者の是方電訊(同6561)の3社と、関係者6人の自宅を含む計12か所。6人は偽造文書と背信の容疑で事情聴取を受けた。 5月20日の第1波捜索は、密輸の実行役とされる3人の業者を対象としたものだった。今回は違う。捜査の矛先がサーバーの売り手と流通経路そのものに向いた。 台湾メディアの報道によれば、第1波で拘束した3人の供述がきっかけだった。検察は、密輸業者が管制品のサーバーを入手できた背景に大手企業の内部関係者の協力があると判断した。Supermicro台湾オフィスからは王姓の管理職と業務担当者の計4人、青雲から幹部1人が連行され、是方

AMD、Radeon GPU+メモリの供給価格を7月から約10%引き上げへ

GPU

AMD、Radeon GPU+メモリの供給価格を7月から約10%引き上げへ

Radeon RX 9000シリーズのグラフィックカードが、また値上がりする。 AMDが複数のAIBパートナーに対し、GPU+VRAMバンドルの供給価格を約10%引き上げると通知した。7月から適用される見通しで、対象にはサファイア、ASUS、XFXなどが含まれる。中国のサプライチェーンフォーラムBoard Channelsへの投稿が情報源で、AMD自身は公式に認めていない。 半年で3度目の値上げ通知 AMDがAIBに値上げを通知するのは、これで少なくとも3回目になる。 2025年11月、最初の通知が出された。16GBモデルで約40ドル(当時の換算で約6400円)、8GBモデルで約20ドル(約3200円)の引き上げだった。Radeon RX 9070 XTの国内最安値は当時9万円前後だったが、年明けには11万円台まで上がった。 2026年2〜3月に第2波が来た。引き上げ幅は5〜15%で、理由は同じくメモリコストの上昇だった。 今回が第3波になる。引き上げ幅は約10%。6月中旬には「検討中」「未確認」とされていた情報が、6月30日の博板堂への投稿では「正式通知」の段階に進んだ