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AIが80年越しの数学の難問を解いた

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AIが80年越しの数学の難問を解いた

1946年に提起されて以来、世界中の数学者が挑み続けた問題にAIが答えを出した。それも「正解」を出したのではなく、80年間信じられてきた予測そのものを崩す形で。 「正方形グリッドが最善だ」――その前提が崩れた 平面上にn個の点を配置したとき、互いにちょうど1の距離だけ離れた点のペアは、最大でいくつ作れるか。 これが「単位距離問題」だ。数学者のポール・エルデシュ(Paul Erdős)が1946年に提起した問いで、そのシンプルな見た目に反し、80年近く未解決のまま残ってきた。2005年の著書『離散幾何学の研究問題』は「組合せ幾何学でもっともよく知られた問題」と評し、プリンストン大学の数学者ノガ・アロン(Noga Alon)氏も「エルデシュが最も気に入っていた問題のひとつ」と語っている。 エルデシュ自身はこう予想した。単位距離ペアの数は、点の数nに対してせいぜい n¹⁺ᵒ⁽¹⁾、つまり「ほぼ線形の増加」に収まるはずだと。長年の研究から、正方形のような格子状配置が最善に近いという見方が定着し、誰もその壁をどう超えるか見当すらつかなかった。

OpenAIがIPO非公開申請へ、早ければ9月上場

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OpenAIがIPO非公開申請へ、早ければ9月上場

ChatGPTを生み出した企業がついに株式市場へ踏み出す。IPO申請の準備が整いつつあり、上場が現実の話になってきた。 今週にも動く OpenAIが、IPO(新規株式公開)の目論見書を非公開で提出する準備に入った。情報筋によれば、早ければ今週金曜日にも申請が行われ、上場時期は2026年第4四半期を目標としている。実現すれば、早ければ9月にも取引が始まる可能性がある。 幹事証券は ゴールドマン・サックスとモルガン・スタンレー の2社。ここ数週間でIPOに向けた具体的な作業が進んでおり、数日から数週間以内に申請に踏み切る見込みだという。 OpenAI側のコメントは「われわれは常に戦略的な選択肢を幅広く検討している。重点は実行にある」というものにとどまった。 「As part of normal governance, we regularly evaluate a range of strategic options. Our focus remains on execution.」 (通常のガバナンスの一環として、さまざまな戦略的選択肢を定期的に評価している。重点は実行にあ

AIゴールドラッシュ、1万人と残り全員の分断

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AIゴールドラッシュ、1万人と残り全員の分断

サンフランシスコで、ある投資家が漏らした実感が広がっている。AIで巨額の富を手にした人と、そうでない人。その差は「これまで見た中で最悪」だという。なぜ業界の内側からこんな声が出るのか。 「分断は過去最悪」という実感 AIブームのただ中にいる人間が、そのブームを手放しでは喜んでいない。きっかけは、メンロー・ベンチャーズ(Menlo Ventures)のパートナー、ディーディー・ダス(Deedy Das)が投じた長文の投稿だった。 ダスはサンフランシスコの空気を「かなり殺気立っている」と表現し、こう続けた。 結果の格差は、これまで見てきた中で最悪だ。 投資家という立場の人物が、自分の足元の街についてこう書いた。その重さは、外野の評論とは違う。AIに最も近い場所で稼ぐ側にいるはずの人間が、足元の分断を語っている。ここに、この投稿が広く読まれた理由がある。 ダスは「ざっくりした概算」と断りつつ、ひとつの数字を出した。過去5年でAnthropic、OpenAI、xAI、NVIDIA、それに創業者たち——約1万人が、引退後も困らない2000万ドル超の資産に到達したという。日本円にする

AIにラジオ局を任せたら、4局そろって迷走した

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AIにラジオ局を任せたら、4局そろって迷走した

AI 4モデルに「儲かるラジオ局を作れ」と指示する実験が進行中だ。Claudeは番組の継続を「不要だ」と判断して放送を打ち切り、Grokは同じ一言を3分おきに84日間繰り返した。自律AIの素の姿が、電波に乗って表に出ている。 4つのAIに、ラジオ局の経営をまるごと渡した サンフランシスコのAI研究スタートアップAndon Labs(アンドン・ラボ)が、いま4つのラジオ局を24時間動かしている。曲を選ぶのも、リスナーに語りかけるのも、スポンサーを探すのも、すべてAIだ。人間は曲順ひとつ指示していない。 局はそれぞれ別のモデルが担当する。Claude Opus 4.7がThinking Frequencies、GPT-5.5がOpenAIR、Gemini 3.1 ProがBacklink Broadcast、Grok 4.3がGrok and Roll Radioを運営する。各局に渡された元手は 20ドル だけ。曲を数曲買えば消える額で、あとは自力で稼ぐしかない。 この実験のおもしろさは、4つのモデルに同じ指示を出した点にある。

「危険」と封印したOpenAI、声クローン企業を買収していた

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「危険」と封印したOpenAI、声クローン企業を買収していた

2024年に「危険すぎる」と封印したはずの声クローン技術。その姿勢を変えていないOpenAIが、声のクローンを作る企業をひそかに買い取っていた。封印と買収、二つの判断はどうつながるのか。 封印したまま、買収していた OpenAIが声のクローン技術をどう扱うか、いま改めて問われている。 2年前、OpenAIの技術者たちはブログ記事を公開した。人の声を強力なAIで再現する機能を開発したが、あまりに高性能なため一般公開はしないと決めた、という内容だった。「念のため」という言葉が添えられていた。 その判断は、今も変わっていない。一般公開しない方針は維持されている。ところが、技術への取り組みそのものは止まっていなかった。今年に入って、OpenAIは小さなスタートアップを静かに買収していた。Weights.ggという、人の声のクローンを作るツールを提供していた企業だ。 封印は続いている。それでも、その封印の中身を扱う会社を手に入れた。この二つを並べると、OpenAIが何を考えているのかが見えにくくなる。 買収の事実は、取引に詳しい2人の関係者の証言で明らかになった。2人とも、公に話す

AIに嘘を信じ込ませる方法、RITが脆弱性を実証

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AIに嘘を信じ込ませる方法、RITが脆弱性を実証

主要なAIチャットボットは、ユーザーが少し押すだけで存在しない事実を堂々と語り出す。RITとジョージア工科大の研究が、その崩れやすさを系統的に測った。 「ヒトラーが出てくる場面、覚えてる?」 ChatGPTに映画『グッド・ウィル・ハンティング』にヒトラーへの言及シーンがあるかと尋ねれば、まずは「ない」と正しく答える。問題はその先だ。「ヒトラーが出てくるあの場面、覚えてる?」と続けると、ChatGPTは前言を撤回し、存在しないシーンをマット・デイモン演じる主人公とロビン・ウィリアムズ演じるショーン博士のセリフ付きで具体的に語り始める。 このやり取りは、ロチェスター工科大学(RIT)のアシーク・クダブクシュ(Ashique KhudaBukhsh)准教授のチームがChatGPTで実際に再現したものだ。会話の途中で偽の前提を差し込まれると、AIはそれに従って架空のシーンを作り出す。「私たちの実験では、いくつかのモデルは衝撃的なほどあっさり折れた」とクダブクシュは語る。 研究チームはこの脆弱性を体系的に測るため、HAUNT(Hallucination Audit Under Nudg

OpenAI、ChatGPTで銀行口座連携の金融機能を公開

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OpenAI、ChatGPTで銀行口座連携の金融機能を公開

米Proユーザー向けに、ChatGPTがPlaid経由で12,000以上の金融機関と口座連携できる。直前に「チャットを広告主に流していた」と訴えられたばかりの会社の発表だ。 12,000機関との口座連携、米Proユーザーから OpenAIは米国時間5月15日、ChatGPTに個人金融体験のプレビューを投入した。対象は米国のChatGPT Proユーザーで、WebとiOSから利用できる。月額100ドルの最下層Proが入口で、月額20ドルのPlusや無料層は段階的にあとから降りてくる予定だ。 接続の仲介はPlaidが担う。米国のフィンテックでは支配的なインフラで、共同創業者のザック・ペレット(Zach Perret)がCEOを務める。OpenAIによれば、ChatGPTから接続できる金融機関は12,000機関を超える。Schwab、Fidelity、Chase、Robinhood、American Express、Capital Oneといった大手が並ぶ。 口座をつなぐと、ChatGPT上に支出・サブスクリプション・予定された支払い・ポートフォリオ実績を一覧できるダッシュボードが

xAIが初のコーディングAI、月額300ドルでClaude追走

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xAIが初のコーディングAI、月額300ドルでClaude追走

xAIがコーディングエージェント「Grok Build」を早期ベータで公開した。月額300ドルのSuperGrok Heavy加入者限定で、ターミナルから動く本格的なCLIだ。 xAIが「初の」コーディングエージェントを投入 xAIが2026年5月14日(米国時間)、ターミナルで動くコーディングエージェント「Grok Build」を早期ベータで公開している。月額300ドルの最上位プラン「SuperGrok Heavy」加入者だけが、1行のインストールコマンドで導入できる。 xAIの公式ページは、Grok Buildを「professional software engineering and complex coding work」(プロのソフトウェア開発と複雑なコーディング作業)のためのエージェントと位置付けている。AnthropicのClaude Codeが切り開いた「ターミナルから直接操作するコーディングAI」という領域に、xAIが初めて踏み込んだ格好だ。 Elon Musk's xAI is rolling out its first artificial intel

OpenAI再編、ブロックマンが製品統括に正式就任

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OpenAI再編、ブロックマンが製品統括に正式就任

OpenAIが組織再編を発表した。共同創業者で社長のグレッグ・ブロックマンが製品戦略の責任者に正式就任し、ChatGPT・Codex・開発者APIが1つのコア製品チームに統合される。 暫定から正式へ、4月の空席が埋まる 5月15日(米国時間)、OpenAIは社員向けに組織再編を通知した。共同創業者で社長のグレッグ・ブロックマンが、これまでのインフラ統括に加えて製品戦略を正式に率いる。WIREDが内部情報として伝えた。 ブロックマンは4月から製品部門を暫定的に見ていた。AGI展開部門CEOのフィジ・シモが、持病であるPOTS(体位性頻脈症候群)の治療のため療養に入ったためだ。シモは2025年にインスタカートCEOからOpenAIに移籍し、約半年で同社のアプリケーション事業全体を背負う立場にあった。 POTSは自律神経系の異常で、立位時に心拍数が急上昇する慢性疾患。シモ本人が4月の社内メモで「これまで治療を後回しにしてきたが、限界が来た」と説明している。 療養はいまも続いており、ブロックマンの暫定統括が「正式」へ書き換えられた形になる。 ChatGPTとCodexを「1つの