Windows

MicrosoftがAIで16件のWindows脆弱性を発見

AI

MicrosoftがAIで16件のWindows脆弱性を発見

「MDASH」と呼ばれる100以上のAIエージェントを連携させた新システムが、Windowsネットワークスタックの深部から4件のクリティカルRCEを掘り出した。脆弱性発見は、もう人間の手作業ではない。 100のAIエージェントが脆弱性を狩る MicrosoftがMDASH(エムダッシュ)と呼ばれる新しい脆弱性発見システムを公開した。100以上の専用AIエージェントを協調動作させ、Windowsのネットワークスタックと認証系から16件の未知の脆弱性を見つけ出したという。 うち4件はクリティカル評価。すべてリモートコード実行に至る欠陥で、WindowsカーネルのTCP/IPスタックやIKEv2サービスといった、企業環境に広く配備されているコア部分を撃ち抜く。発表は5月12日のPatch Tuesday(米国時間)と同時で、該当する欠陥は4月と5月のセキュリティ更新で順次パッチが配布されている。 MDASHを開発したのは、Microsoftの「Autonomous Code Security」(自律コードセキュリティ)チームと、Windows攻撃研究・防御を担う「WARP」チームの

Windows Update、ドライバー上書き問題を解消へ

Windows

Windows Update、ドライバー上書き問題を解消へ

Windows Updateが、ユーザーが自分でインストールした新しいGPUドライバーを古いバージョンに勝手に上書きしてしまう。長年悩まされてきたこの問題に、Microsoftがようやくメスを入れる。 4部HWIDを2部HWID+CHIDに切り替える Microsoftが5月12日に公開した公式ブログで、グラフィックスドライバーの配布ポリシーを抜本的に変更すると発表した。中核は、これまで使われてきたHardware ID(HWID)4部構成の配布方式を、より絞り込んだ2部HWID+CHIDの組み合わせに置き換えるというものだ。Computer Hardware ID(CHID)は、コンピューター全体を識別するIDを意味する。 公式ブログの冒頭は、Microsoft自身が問題の存在を認める一文で始まる。 グラフィックスドライバー領域で寄せられる顧客フィードバックの最上位は明確だ。「Windows Updateが私のドライバーをダウングレードする」というものだ。 このダウングレードは、技術的にはWindows Updateの「ランク付け」の仕組みに起因する。GPUベンダーやOE

BitLockerをUSBで解錠、YellowKey公開

セキュリティ

BitLockerをUSBで解錠、YellowKey公開

USBメモリにフォルダを1つ置き、再起動時にCTRLキーを押し続ける。それだけでBitLockerで暗号化されたドライブが丸ごと開いてしまう。MicrosoftはまだCVEも発行していない。 鍵を持たずに鍵を開ける Windows 11のフルディスク暗号化BitLockerが、USBメモリ1本で迂回される。研究者ハンドルネーム「Chaotic Eclipse」(別名Nightmare-Eclipse)が5月12日、概念実証(PoC)コード「YellowKey」を公開した。対象PCを物理的に手にしてさえいれば、TPMの鍵を一切問わずに暗号化ボリュームへ完全アクセスできる。 手順は驚くほど単純だ。NTFSでフォーマットしたUSBメモリのSystem Volume Information\FsTx配下に攻撃コードを置き、ターゲットのWindowsマシンに挿す。Shift+クリックで再起動を選んだら、画面が切り替わる瞬間にShiftを離してCTRLキーを押しっぱなしにする。次に立ち上がるのはWindows回復環境(WinRE)の通常メニュー、ではなく、暗号化解除済みのドライブが見えてい

Microsoft Store、法人の登録料も無料化

Microsoft

Microsoft Store、法人の登録料も無料化

99ドル(約1万5500円)の壁が消えた。Microsoftは法人向けの開発者アカウント登録料を撤廃し、Apple・Googleとの差別化を一段と鮮明にしている。狙いは月間2億5000万ユーザーへの導線拡大だ。 個人に続いて、法人も「ゼロ」になった Microsoft Storeに法人としてアプリを公開する際の99ドル(約1万5500円)の登録料が、ついに撤廃された。Microsoft StoreでVice Presidentを務めるGiorgio Sardo氏が現地時間5月7日、Windows Developer Blogで発表したものだ。 これで個人開発者・法人開発者ともに、Microsoft Storeへの登録は完全無料になった。個人開発者の登録料(19ドル)が撤廃されたのは2025年9月のことだから、約8カ月で法人にも同じ恩恵が広がった形だ。 Microsoftは今回、3つの変更をまとめて投入している。99ドルの登録料撤廃、Microsoft Entra ID(旧Azure Active Directory)でのサインアップ対応、そして再設計されたオンボーディングフロ