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Microsoft 365大規模障害、原因はメンテナンス自動化のバグ

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Microsoft 365大規模障害、原因はメンテナンス自動化のバグ

Microsoft 365とAzureで約5時間にわたる大規模障害が発生した。原因は定期メンテナンスの自動化システムに潜んでいたバグで、安全チェックが誤った対象を検証していた。 「安全確認済み」の対象が違った 現地時間7月23日午前10時44分(協定世界時14時44分)、米国西部リージョンのAzureデータセンターで定期的な機器メンテナンスが始まった。ネットワーク経路を切り離して機器を保守に回す、日常的な作業だった。 Microsoftのメンテナンスプロセスでは、メンテナンス要求を実行可能な命令に変換する際、冗長経路2本のうち少なくとも1本が正常に機能しているかを事前に確認する。片方を切り離しても、もう片方で通信が維持される状態を担保してから作業に入る。 この変換処理にバグがあった。本来の対象ではないネットワーク機器まで保守対象に含めてしまい、安全チェックが検証した範囲と、実際にIPルートが削除された範囲がずれた。 米国西部データセンターとMicrosoftの広域ネットワーク(WAN)の間で、予定外のルートが消えた。外へ出るトラフィックも外から入るトラフィックも止まった。リ

Windows 11、Copilotキーに「何もしない」設定を追加

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Windows 11、Copilotキーに「何もしない」設定を追加

Windows 11のInsiderビルドで、Copilotキーを無効化する「Do nothing」オプションが見つかった。2024年から続くCopilotキー問題に、Microsoft自身が公式の無効化手段を用意した格好になる。 キーボード設定に5つ目の選択肢 Windows Insiderビルドのウォッチャーであるphantomofearth(ファントムオブアース)氏が7月23日、Windows 11 Experimental(試験的)ビルドで新しい設定を発見した。 Also hidden in recent Windows 11 Experimental builds: a new "Do nothing" option for the Copilot key in Settings, letting you easily disable it! pic.twitter.com/2qoPcmaGDs — phantomofearth 🌳 (@phantomofearth)

Microsoft、廃止予定の旧OutlookにもCopilot導入を案内

AI

Microsoft、廃止予定の旧OutlookにもCopilot導入を案内

Microsoftが、年末までにOutlook(クラシック)のメール作成画面にCopilotを組み込む。廃止に向かうアプリにまで新機能を入れる。アプリの寿命よりCopilotの拡大が先に来ている。 終わりかけたアプリに、新機能が来る Outlook(クラシック)は、新機能の追加がほぼ止まっている。バグ修正とセキュリティ更新だけが細々と続き、Microsoftは「新しいOutlook」への移行を繰り返し促してきた。 企業向けの自動切り替え開始も、当初の2026年4月から2027年3月へと延期された経緯がある。クラシック版のサポート自体は2029年まで続くが、方向は明確に「廃止」だ。 そのOutlook(クラシック)に、Copilotによるメール作成機能がデフォルト有効で追加される。Microsoftが管理ポータルで公開した情報によると、対象はOutlookの全バージョン(Web、モバイル、新しいOutlook、クラシック)で、クラシック版への展開は2026年末までに完了する見込みだ。 管理者が事前に何かを操作する必要はない。有効化は自動で行われる。Copilotを使いたくなけ

ナデラ氏、Fable 5を社内で「意味がない」と批判

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ナデラ氏、Fable 5を社内で「意味がない」と批判

Microsoftのサティア・ナデラ会長兼CEOが社内会議で、AnthropicのAIモデルFable 5のリクエスト制限を名指しで批判した。50億ドルを投じたパートナーへの異例の発言であり、背景にはモデルの「強さ」よりも「使いやすさ」へ重心を移すMicrosoftの戦略がある。 「ここまで制約された創作ツールがあっただろうか」 現地時間7月15日、ナデラ氏はCopilot AI開発チームとの会議でFable 5に言及した。 「Fableを使って、何かランダムなことを拒否されるたびに思う。ここまで編集上の制約を受けた創作ツールが、今まであっただろうか。意味がわからない」(ナデラ氏のCNBCへの発言記録) MicrosoftはAnthropicに最大50億ドルを出資し、Azure上でClaudeモデルを提供している。Copilot CoworkのエンジンにもClaudeが採用されている。出資者がパートナーの主力製品を社内で批判した形だ。 Microsoftはコメントを拒否した。Anthropicの広報担当者はコメントの求めにすぐには応じなかった。 Fable 5が背負った

IT管理者がRedditで吐き出したMicrosoft製品への怒り

Microsoft

IT管理者がRedditで吐き出したMicrosoft製品への怒り

セキュリティパッチが業務アプリを壊し、管理ツールは間に合わせの設計で、アプリ配布の仕組みは現場を無視している。Reddit上で噴き出したIT管理者の声が、広い共感を集めている。 パッチを当てても地獄、外しても地獄 Redditのr/sysadminに、ある管理者の投稿が上がった。Microsoftの最新セキュリティパッチが、RDS(リモートデスクトップサービス)環境でMicrosoft 365アプリの認証を壊したという。 I'm so sick of Microsoft by u/nostradamefrus in sysadmin パッチを適用すれば社内で最も重要な業務アプリが動かなくなり、パッチを削除すればOffice 365製品の認証が崩壊する。どちらを選んでも業務が止まる。 この管理者はCopilotにも言及した。認証が壊れて現場が混乱しているさなかに、MicrosoftはCopilotをあらゆる場所に押し込んでいる、と。 パッチ品質の問題は、この管理者だけのものではない。2026年に入ってからWindowsのセキュリティ更新は繰り返し不具合を起こしている。

Microsoft 365法人向け値上げが施行。最大43%増の全容

AI

Microsoft 365法人向け値上げが施行。最大43%増の全容

個人向けでは訴訟にまで発展したCopilot抱き合わせ値上げが、2026年7月1日、法人の請求書にも到達した。Microsoftは「パッケージと価格の更新」と呼ぶ。商用M365の値上げは2022年3月以来、4年ぶりになる。 誰がいくら払うのか 2025年12月に予告されていた法人向けMicrosoft 365の価格改定が、7月1日に施行された。対象はBusiness、Enterprise、Frontline、政府向けの各スイートとスタンドアロン製品で、個人向けと教育向けは含まれない。 全プランにCopilot Chatの機能強化が組み込まれ、上位プランにはセキュリティやデバイス管理の追加機能がバンドルされている。 値上げ幅はプランごとに異なる。 Microsoft 365 Business Basicは1ユーザーあたり月額6ドルから7ドルへ16%の上昇、Business Standardは12.5ドルから14ドルへ12%上がった。Business Premiumは22ドルのまま据え置かれた。 Enterprise側ではOffice 365 E1が10ドルで据え置き、Off

GitHubが公開リポジトリをCD-ROMに焼いて配布する

GitHub

GitHubが公開リポジトリをCD-ROMに焼いて配布する

ソニーが2028年1月以降の新作ゲームから物理ディスクを全廃すると発表した2日後、マイクロソフト傘下のGitHubが公開リポジトリをCD-ROMに焼いて郵送する期間限定キャンペーンを開始した。先着1000枚、受付は7月6日まで。ジョークか本気か判断がつかないこの企画の裏には、GitHub自身が抱える深刻な稼働率の問題がある。 ソニーが火をつけた1週間 ソニーは現地時間7月1日、PlayStation Blogで発表した。2028年1月以降にPlayStationで発売される新作タイトルはすべてデジタル専用になり、物理ディスクの生産を終了する。すでに発売済み、または2028年1月より前にリリースされるタイトルには影響しない。 発表文には「デジタルメディアへの一般的な選好が物理ディスクを大幅に上回っている」とあり、消費者動向への適応を理由に挙げている。同日、PS3とPS VitaのPlayStation Storeも段階的に閉鎖する方針が併せて発表された。 反発は即座に広がった。数時間で複数の企業が皮肉を込めた投稿を始めている。 ドミノ・ピザUKは「ゲーム業界のトレンドに合わせ

Microsoftの軽量AI OS「Project Aion」動画が流出

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Microsoftの軽量AI OS「Project Aion」動画が流出

2024年に記録された内部デモ動画で、CopilotをOSの中核に据えた実験的Windowsの全容が明らかになった。 スタートボタンが消えたWindows Microsoftが社内で試作していたOSの動画が流出した。コードネーム「Project Aion」。約3分間のデモ映像が現地時間7月2日、Windowsのベータビルドを記録・保存するコミュニティBetaWikiのDiscordサーバーに投稿された。 画面に広がるのは、見慣れたWindows 11に似たデスクトップだ。タスクバーが画面下部に並ぶところまでは同じだが、スタートボタンがあるべき位置にはCopilotのアイコンが収まっている。クリックすると開くのはスタートメニューではなく、Copilotを中心に据えたダッシュボードだ。ファイルを探すのも、アプリを開くのも、Webを検索するのも、すべてCopilotの入力ボックスから始まる。 動画内のナレーションはProject Aionを「Copilotをシェルの中核にネイティブで組み込んだ、Webベースのエージェント型OS」と説明している。 Edge上に築かれたOS Pr

Microsoft 365、ストア版は年末でセキュリティ更新終了

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Microsoft 365、ストア版は年末でセキュリティ更新終了

同じWord、同じExcel。見た目も機能も変わらない。だが、Microsoftストアからインストールしたか、Microsoftのサイトからインストールしたかで、2026年12月以降の運命が分かれる。ストア版のMicrosoft 365 Appsは、年末にセキュリティ更新が打ち切られる。 同じOffice、違う仕組み Microsoftが改めて告知した。Microsoftストア経由でインストールされたMicrosoft 365 Appsのサポートが終了する。新機能の更新はすでに2025年10月で止まっており、セキュリティ更新も2026年12月で終わる。以降はクイック実行(Click-to-Run)版への移行が必須になる。 この情報は2025年3月にMicrosoftのサポートドキュメントで公開され、同年7月に報じられている。今週、Microsoftが同ドキュメントを改めて周知したことで再び注目された。 ただ、ほとんどのユーザーは自分のOfficeがどちらの方式で入っているか知らない。 ストア版とクイック実行版は、起動してしまえば見分けがつかない。WordはWordとして動く

400の地方紙がOpenAIとMicrosoftを提訴。記事を無断でAI学習に利用

AI

400の地方紙がOpenAIとMicrosoftを提訴。記事を無断でAI学習に利用

アメリカの地方紙や地域紙を発行する出版社の連合体が、OpenAIとMicrosoftをニューヨーク南部地区連邦地方裁判所に提訴した。原告は400近い新聞を発行する出版社の連合で、地方紙がAI企業を訴えた著作権訴訟としては過去最大の規模になる。 何を訴えているのか 事件番号はRichner Communications, Inc. v. Microsoft Corp.(1:26-cv-05320)、提出日は現地時間2026年6月24日。リッチナー・コミュニケーションズはニューヨーク州ロングアイランドを拠点に、ピューリッツァー賞受賞歴のあるThe Riverdale Pressなど70以上のコミュニティ紙を発行する地域メディア企業だ。筆頭原告としてこの訴訟を率いる。 原告連合にはニューヨーク・アムステルダム・ニュース(ニューヨーク最古のアフリカ系アメリカ人コミュニティ紙)、アーカンソー・デモクラット・ガゼット、ニューメキシコ州のThe Taos Newsなど、数十州にまたがる出版社が参加している。 主張の柱は2つある。1つは著作権法違反。OpenAIが出版社のウェブサイトを組織的

Copilot強制インストール、完了予定をまた延期。8月末に後退

Microsoft

Copilot強制インストール、完了予定をまた延期。8月末に後退

Microsoft 365 Copilotアプリの自動インストール、Microsoftがまたスケジュールを書き換えた。6月15日付でメッセージセンター(MC1152323)が更新され、フィーチャーフラグの詳細スケジュールは消えた。残ったのは「6月中旬から7月中旬にかけてロールアウト」という一文と、完了予定が7月31日から8月28日に後退した事実だけだ。 予告の歴史が語ること この自動インストールには、もう長い経緯がある。 2025年9月の最初の予告では「10月から11月に完了」とされた。12月に実際にロールアウトが始まったものの、IT管理者の反発を受けて2026年3月に一時停止された。Microsoftは停止の理由を明示しなかった。6月2日の更新でMicrosoftは再開を告知し、4段階のフィーチャーフラグで7月1日に完了する計画を示した。 MC1152323 更新履歴 2025年9月自動インストールを予告10月〜11月完了予定で初版を発表2025年12月ロールアウト開始バージョン2511で配布開始2026年3月一時停止理由の明示なし。方針転換への期待が広がる20

Windows 11検索のBingオフ、Microsoftが公式確認。速度も上がる

Windows

Windows 11検索のBingオフ、Microsoftが公式確認。速度も上がる

Windows 11の検索からBingのウェブ結果を無効化できるトグルを、Microsoftのデザイン責任者が公式に認めた。単に切れるだけではない。Bingを切ると、検索そのものが速くなる。 「遅い検索」の正体を、Microsoftが認めた 今月初め、Windowsインサイダー向けのミートアップでひっそり公開されたこの機能を、Microsoft自身が公の場で明かした。Windows担当パートナー・デザインディレクターのマーチ・ロジャーズ(March Rogers)氏が、ウェブ検索をオフにする手順とその効果を公開している。 操作は「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「検索」と進み、「ウェブの結果」(web results)をオフにするだけ。レジストリエディターもグループポリシーも要らない。3クリックで完了する。 オフにすると消えるのはBingの検索結果だけではない。MSNのニュースフィード、Microsoft Storeのアプリ提案、Microsoft Rewardsのアイコン、そしてCopilotの広告。検索ホーム画面に並んでいた「Microsoftのサービスへの誘導」

Microsoft、Azure成長鈍化を巡り株主訴訟 AI投資開示が争点

AI

Microsoft、Azure成長鈍化を巡り株主訴訟 AI投資開示が争点

2026年1月29日、マイクロソフトの株価が1日で10%崩れ、時価総額約57兆円が吹き飛んだ。約5ヶ月後、ミシガン州の年金基金が「あの数字は正直ではなかった」という訴えを抱えて法廷に踏み込んだ。 AIに積み上げた設備投資、投資家への説明が争点に 現地時間6月13日、シアトル連邦地方裁判所に集団訴訟が提起された。原告はミシガン州セントクレアショアーズ市警察・消防退職年金基金。訴訟の対象期間は2025年5月1日から2026年1月28日まで。この間の投資家向け説明において、Azureの成長鈍化と、その背景にあるAIインフラへの巨額投資の実態を正確に伝えなかったというのが、原告の主張だ。 被告に名を連ねるのは、サティア・ナデラ(Satya Nadella)CEOとエイミー・フッド(Amy Hood)CFOを含む複数の幹部。訴状によると、こうした幹部たちがCopilotの展開やOpenAIとの提携について過度に楽観的な描写を重ね、その陰でデータセンター建設に要する投資規模を意図的に小さく見せていたとされる。複数の決算発表、カンファレンス登壇、年次株主総会での発言が証拠として挙げられている

Microsoft 365 Copilot、リンク1クリックで社内データが流出する脆弱性が存在した

セキュリティ

Microsoft 365 Copilot、リンク1クリックで社内データが流出する脆弱性が存在した

細工されたリンクを1回クリックするだけで、メール・予定表・OneDrive・SharePointの情報が外部に流出する。そんな脆弱性チェーンがMicrosoft 365 Copilot Enterprise Searchに存在していた。CVE-2026-42824として登録され、深刻度はCritical。Microsoftは6月初旬に修正を完了しておりユーザー側の対応は不要だが、AIが社内データの検索窓口になることのリスクを改めて突きつける事例となった。 「SearchLeak」の仕組み この脆弱性チェーンを発見したのは、データセキュリティ企業バロニス(Varonis)の研究者ドレヴ・ターレル(Dolev Taler)氏。「SearchLeak」と名付けられたこの手法は、単体では致命的にならない3つの欠陥を組み合わせることで成立する。 狙われたのは、通常のCopilotとは別のCopilot Enterprise Searchだ。コンテンツを生成する通常のCopilotに対し、Enterprise Searchは社内のメール・会議・SharePointファイル・OneDrive