ブラウザ
Firefox、iOS版に広告ブロックを内蔵。拡張なしで動く
iPhoneのFirefoxに広告ブロック機能が追加された。拡張機能なしで動く。初期設定では無効だが、設定から数タップで有効にできる。
ブラウザ
iPhoneのFirefoxに広告ブロック機能が追加された。拡張機能なしで動く。初期設定では無効だが、設定から数タップで有効にできる。
Linux
10月のリリースに向けて開発が進むKDE Plasma 6.8。今週の進捗では、リモートデスクトップの使い勝手を大きく変える改善や、3年越しの要望に応えるUI変更が入った。
独占を壊すための裁判が、独占に抵抗してきたFirefoxを先に壊しかねない。Googleの検索支配をめぐる反トラスト訴訟が、Firefoxの生命線を断つ方向に動いている。
uBlock Origin
Facebookの広告を消し続けてきたボランティアたちが、ついに手を引いた。残されたのは、広告まみれのフィードと、それでもログインし続けるユーザーだ。
AI
Chromiumを使わず、Rustで書かれた軽量ブラウザが登場した。人のためのウェブを支えてきたインフラ企業が、機械のためのウェブに舵を切り始めている。
ブラウザ
Microsoft Edgeが、ブラウザ拡張機能の旧仕様Manifest V2の廃止日程を確定させた。長く「未定」だった日程が埋まり、Chromiumブラウザから広告ブロッカーの居場所がまた一つ消える。
AI
トーバルズ発言を受けて反AI陣営が勢いづいているが、その内部は政治と倫理で分裂している。 「AIお断り」の波が止まらない リーナス・トーバルズ(Linus Torvalds)が現地時間7月15日、Linuxカーネルのメーリングリストで「Linuxは反AIプロジェクトではない」と宣言した。AIに反対する開発者には「フォークするか、立ち去れ」と告げている。 トーバルズの立場は一貫して実用主義だ。AIは便利かどうかだけで判断すべきであり、倫理や社会的な議論はカーネル開発の領分ではないという姿勢を崩していない。 この発言はAI推進派を勢いづかせた。だが同時に、Linuxカーネルが公式に「反AIではない」と線を引いたことで、反AIを掲げるプロジェクトの存在意義がかえって際立っている。 実際、ここ数カ月でAI生成コードを拒否する動きは加速している。 ヨーロッパの非営利コードホスティングCodebergは、現地時間7月22日の会員投票で利用規約を改定した。賛成358、反対144で、生成AIで書かれたコードが大半を占めるプロジェクトのホスティングを禁止した。ホストされたコードやユーザーデ
Linux
7月21日公開のFirefox 153が、LinuxのGPU動画デコードにVulkan Video経由の新経路を加える。新しいESRも兼ねるリリースだ。 VA-APIに代わる経路 FirefoxはLinuxの動画再生にVA-APIを採用してきた。IntelとAMDのオープンソースドライバはこのAPIをネイティブにサポートしているが、NVIDIAのプロプライエタリドライバは対応していない。 NVIDIA GPUでハードウェアデコードを使うには、コミュニティが開発したnvidia-vaapi-driverが間に入り、VA-APIの呼び出しをNVDECに変換する必要があった。 この回避策はドライバやブラウザのアップデートのたびに動作しなくなることがあり、気づかないうちにCPUデコードに戻っている場合もあった。 Firefox 153は、この構造を迂回するVulkan VideoデコードパスをFFmpegVideoDecoderに追加した。VA-APIを経由せず、Vulkan Videoの拡張機能を通じてGPUに直接デコードを委ねる。 開発を主導したのはNVIDIA技術者のティム
ブラウザ
Mozillaが9月からFirefoxのリリース間隔を半減させる。Chrome、Edgeに続く動きで、主要ブラウザが一斉に加速する。 「実験」として始まる Mozillaのシルヴェストル・ルドリュ(Sylvestre Ledru)エンジニアリングディレクターが7月9日、開発者向けメーリングリストdev-platformに投稿した。Firefox DesktopとAndroidのリリースサイクルを現行の4週間から2週間に変更し、2026年9月から適用する。 Mozilla自身がこの変更を「実験」と呼んでいる。Firefox 155を9月1日にリリースする予定で、従来のスケジュールでは9月15日だった日程を2週間前倒しする形になる。 全作業を倍速で出荷するという意味ではない。準備できていないものは急がない。機能が必要な時間をかけて成熟する余地は残す(ルドリュ氏のdev-platformへの投稿) ルドリュ氏は目的を2つ挙げている。リリースプロセスの予測可能性を高めることと、アップリフト(緊急修正を既存リリースへ反映する作業)への圧力を減らすことだ。リリース頻度が上がれば各リリー
ブラウザ
5月の大規模デザイン刷新から7週間。Vivaldiが選んだのは「壊さないためのアップデート」だった。 8.0の後始末 Vivaldi Technologiesは2026年7月9日、デスクトップ版Vivaldi 8.1を公開した。新機能の追加はない。CEOのヨン・フォン・テッツナー(Jon Stephenson von Tetzchner)氏がブログで、改善とバグ修正に集中したリリースだと述べている。 5月21日にリリースされた8.0は、Vivaldi史上最大のデザイン変更だった。タブ、ツールバー、パネルの境界を取り払い、すべてのUI要素をひとつの連続した面に再構成する「統合」テーマを導入。6種類のプリセットレイアウトを追加し、タブ管理のバックエンドも書き直した。 変更が大きければ、壊れるものも多い。8.1のチェンジログにはタブ関連の修正が大量に並ぶ。アコーディオン型タブスタックがバックグラウンドタブの休止設定と干渉する問題、コンパクト表示でスタック内のタブを中クリックで閉じるとタブが壊れる問題、タブスタックの色を解除できない問題。いずれも8.0で導入された新しいタブバックエン
Chrome
Chrome 150が6月30日に配信され、Chrome上でManifest V2拡張機能を有効にする手段が消えた。残された選択肢は、旧バージョンへのダウングレードか、ブラウザの乗り換えになる。 予定より早かった終了 Manifest V2(MV2)拡張機能の廃止をGoogleは段階的に進めてきたが、最終段階は予想より早く来た。 当初の分析では、MV2のフラグが完全に削除されるのはChrome 151とみられていた。Chrome 150ではフラグの一部がまだ残るという見方もあった。実際にはChrome 150のリリースで、Chrome上でMV2拡張機能を有効にする手段がすべて消えている。 Chrome 150は現地時間6月30日に安定版チャネルへ配信された。このアップデートでExtensionManifestV2Disabledフラグが削除され、コマンドラインフラグによる回避策も機能しなくなっている。Chrome 151(7月下旬配信予定)ではExtensionManifestV2UnsupportedやAllowLegacyMV2Extensionsなど残りのフラグも削除さ
セキュリティ
ウェブを閲覧するたびにバスや信号機の画像を選ばされる、あの煩わしさが終わるかもしれない。Cloudflareが現地時間6月22日、Google Chrome、Microsoft Edge、Mozilla Firefoxの開発元と共同で新プロトコルPACT(Private Access Control Tokens)の開発を発表した。CAPTCHAやログインの強制に頼らず、「この訪問者は正当だ」とブラウザが匿名で証明する仕組みだ。ECプラットフォームのShopifyも加わり、標準化に向けて提出する方針だ。 ボットが過半数を占めるウェブに、答えが要る 背景にあるのは、ウェブの交通量そのものの変質だ。6月3日、Cloudflare CEOのマシュー・プリンス(Matthew Prince)氏がCloudflare Radarのデータを公開した。HTMLコンテンツへのHTTPリクエストのうち、ボットによるものが約57.5%、人によるものは約42.5%。ウェブのページ閲覧トラフィックで、初めて機械が人を上回った。プリンス氏自身、この逆転は2027年末と予測していた。18か月早い到来だ。
Rust
zlibのRust実装「zlib-rs」の最新版0.6.4が6月21日にリリースされた。AArch64のチェックサム修正やAVX-512の最適化も含まれる。だが今回の本題は別にある。Intel Raptor Lake世代のCPUバグに対する回避策だ。 Raptor Lakeが引き起こしたクラッシュ zlib-rsは、Trifecta Tech Foundation(オランダ)が開発するRust製のzlib互換実装で、ISRGのProssimoプロジェクトが初期の開発を支援した。2024年4月の初版から採用が広がり、2026年5月にリリースされたFirefox 151.0.0でgzip圧縮・展開のデフォルトバックエンドに採用されている。 問題が起きたのは、Firefoxがzlib-rsを統合した直後だった。Nightly版でクラッシュレポートが上がり始め、ログには「論理的にありえない境界チェックの失敗」が残っていた。開発者はローカルでは再現できず、レポートが積み重なるにつれてパターンが見えてきた。クラッシュの報告元が、Intel第13・14世代Core(Raptor Lake)に
ブラウザ
Mozillaが、Firefoxの開発ロードマップを公開した。今後の新機能やプライバシー強化策の予定が並び、ユーザーがフィードバックを送れる場にもなっている。同日リリースのFirefox 152には、Androidへのタブグループ展開、設定画面の刷新、JPEG XLの実験的サポートなど、日常に直結する改善が詰まっている。 ロードマップの狙い 2021年のProtonデザイン導入以降、Firefoxは長く静かだった。それがここ数ヶ月で急に動き出している。3月に無料VPN内蔵、5月にProject Novaの正式発表。今回のロードマップ公開は、その勢いを「次に何が来るのか」としてユーザーと共有する試みだ。 Firefoxを率いるアジット・バルマ(Ajit Varma)氏は「Firefoxの最良のアイデアの中には、ユーザーから直接届いたものがある」と語り、ロードマップをコミュニティが早い段階でフィードバックを返す手段と位置づけた。ページはfirefox.com/whatsnextで公開されており、生産性・プライバシー・パフォーマンス・AIの各分野で進行中の開発項目を確認できる。 機