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RTX 5090焼損、独メディア試験機が3例目

GPU

RTX 5090焼損、独メディア試験機が3例目

毎日使う試験機のMSI GeForce RTX 5090 Gaming Trio OCがついに12V-2x6ケーブルで焼損した。サーマルカメラは外側のピンだけが急上昇する瞬間を捉え、ロードバランシング不在の構造問題を改めて突きつけている。 試験機が「次の被害者」になった ドイツのハードウェアメディアPCMasters.deが2026年5月6日、自社のメインテストシステムに組み込んでいたMSI GeForce RTX 5090 Gaming Trio OCで12V-2x6 PCIe 5.1ケーブルが焼損したと報告した。 このカードは毎日のように動かしている主力機材で、トラブルが起きたのはNVMe SSDの検証作業中だった。GPUに負荷がかかっていない状態でPCを何度か再起動していたところ、シャットダウンの瞬間に小さな煙が見えた。焦げたような匂いはなかったため、その場では原因がはっきりしない。次に起動したときに不調が表面化し、グラフィックスカードを外そうとして異変に気づく。普段なら少し力をかければ抜けるコネクタが、今回はソケットに溶着していて、まったく動かなかった。 ケーブルを引

サムスン労組、34万ドル賞与を拒否 制度化求めスト寸前

半導体

サムスン労組、34万ドル賞与を拒否 制度化求めスト寸前

賞与13%で合意目前のサムスン電子と労組が、最後の一点「単発か恒常か」で決裂しかけている。5月21日から18日間の全面ストへ突入すれば、最大1兆8400億円の損失試算もある。AI景気の果実をどう分けるかという問いが、世界のメモリ供給を揺さぶる。 13%で合意目前、それでも決裂しかけている理由 サムスン電子の半導体部門で、賞与をめぐる労使の最終局面が続いている。フィナンシャル・タイムズ(Financial Times)の報道によれば、労使は営業利益の13%を賞与原資にあてる線で歩み寄っており、これは1人あたり約34万ドル(約5300万円)に相当する。金額の大きさだけ見れば、世界の製造業でもまず例のない水準だ。 それでも全国サムスン電子労働組合は、この提案を蹴った。 理由はパーセンテージではない。「一回限りの支給」か「毎年の制度として保証するか」という、契約の構造そのものにある。経営側は今回限りの一時金として渡したい。組合は文書化された恒常的な制度として残したい。表向きは数%の差だが、両者の隔たりはむしろここで広がっている。 サムスンの労使は、2026年の賃金交渉を昨年11月か

NVIDIAが米国光ファイバーを握る最大32億ドル提携

AI

NVIDIAが米国光ファイバーを握る最大32億ドル提携

NVIDIAが米国の老舗ガラスメーカーであるコーニング(Corning)に最大32億ドル規模の出資権を確保した。AIラック内の銅線をガラスファイバーに置き換える構想を米国生産で支える長期提携で、株式市場は二社揃っての急騰で応えた。 ラック内の5000本の銅線が消える未来 NVIDIAの次世代ラックスケールシステムであるVera Rubinの内部には、現在およそ5000本の銅線が走っている。GPU同士、GPUとスイッチの間、スイッチ同士をつなぐスケールアップ用の高速インターコネクトだ。 CNBCの取材によれば、コーニングとの提携は、この銅線群を将来的に細いガラス繊維で置き換えていく構想と直結している。ラック間の通信はすでに光化が進んでいるが、ラック内部はまだ銅が主流。けれども、世代ごとに帯域が18か月で倍増していくロードマップを進めると、銅線は物理的な限界にぶつかる。電力効率も追いつかない。 Moving photons is between five and 20 times lower power usage than moving electrons. (光子を動かすほう

AnthropicがSpaceXと提携、Claudeの制限緩和

AI

AnthropicがSpaceXと提携、Claudeの制限緩和

AnthropicがSpaceXとの提携を発表した。コロッサス1の計算資源を丸ごと借り受け、その新たな電力でClaude Pro・Maxの利用制限を緩める。同時に軌道上での協業にも関心を示している。なぜ「敵」だったはずの相手と手を組んだのか。 「敵」だったはずの相手と手を組んだ Anthropicは現地時間5月6日、SpaceXとの新たなコンピュート契約を発表している。サンフランシスコで開催された開発者会議でAnthropicの最高製品責任者Ami Voraが明かした内容は、業界の地図を書き換えかねないものだった。SpaceX傘下となったxAIが運用するコロッサス1の容量を、Anthropicが丸ごと借り受ける。 数字だけを並べれば「また一つコンピュート契約が増えた」で済む話だ。だがAnthropic公式発表によれば、今月中に300メガワット超の新規容量、22万基を超えるNVIDIA GPUへのアクセスが手に入る。H100、H200、そして次世代GB200まで含む構成だ。これがClaude有料プランのProとMaxの加入者に直接振り向けられる。 ここで多くの人が立ち止まるはず

GeForce NOW侵害、本体は無傷で地域提携先が被害

セキュリティ

GeForce NOW侵害、本体は無傷で地域提携先が被害

ShinyHuntersが「NVIDIA GeForce NOW」のユーザーデータベースを盗み出したと公言してから3日。NVIDIAが回答した。本体は無傷だが、提携先のシステムが破られていた。 NVIDIAの公式回答が示した境界線 ShinyHuntersが「GeForce NOWを侵害し、数百万件のユーザー記録を入手した」と犯罪フォーラム上で名乗りを上げたのは、5月2日のことだった。NVIDIAは沈黙を続け、サンプルデータの真偽は宙に浮いたままだった。 その沈黙が、5月5日にVideoCardz宛ての公式声明という形で破られている。 我々の調査では、NVIDIAが運営するサービスへの影響は確認されていない。問題はアルメニアを拠点とするGeForce NOWアライアンスパートナーのシステムに限定されており、現在パートナーと協力して調査と対応を進めている。影響を受けたユーザーにはGFN.amから通知される。 公式の言い回しを翻訳すると、こうなる。ShinyHuntersの言い分は半分正しい。実際にデータは流出していた。ただし、NVIDIA本体のサーバーからではない。アルメニア

Nemotron 3 Super、オープンソース首位の裏側

AI

Nemotron 3 Super、オープンソース首位の裏側

NVIDIAのオープンソースAI「Nemotron 3 Super」がServiceNowの新ベンチマークでオープン部門首位に立った。DeepSeekやGPT-OSSを上回ったが、上位はクローズドモデルが独占している。 オープンソース首位、しかし総合10位 NVIDIAが3月にリリースした120Bパラメータのオープンソースモデル Nemotron 3 Super が、ServiceNow AI Researchの新エージェント評価ベンチマーク「EnterpriseOps-Gym」のリーダーボードで、オープンソースカテゴリーの首位を獲得した。NVIDIA自身も、オープンソース部門でDeepSeekやGPT-OSSを上回ったと自社モデルの優位を強調している。 数字だけ抜き出せば確かに勝利のニュースだ。Nemotron 3 Superは平均スコア27.3%で、Kimi-K2.5(26.2%)、DeepSeek-V3.2 High(23.8%)、GPT-OSS-120B High(23.0%)を抑えてオープンソース部門のトップに立った。Teams、