サム・アルトマン

フロリダ州がOpenAIとアルトマン氏を提訴

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フロリダ州がOpenAIとアルトマン氏を提訴

フロリダ州が6月1日、OpenAIとサム・アルトマン(Sam Altman)CEOを相手取り民事訴訟を起こした。全米の州による対OpenAI訴訟は初めて。訴状は83ページに及び、ChatGPTが銃乱射事件の実行を手助けし、未成年者を依存状態に陥らせ、自傷行為や暴力を助長したと主張している。アルトマン氏個人の責任も追及する構えで、同州司法長官は賠償額が「数十億ドル規模に達する可能性がある」と述べた。 訴訟の中身 フロリダ州のジェームズ・ウスマイヤー(James Uthmeier)司法長官が、ウエストパームビーチでの記者会見で訴訟を公表した。訴状はフロリダ州第10巡回区裁判所に提出され、欺瞞的かつ不公正な取引慣行、過失、製造物責任法違反、詐欺的不実表示、公害(パブリック・ニューサンス)の発生を含む計10件の訴因が並ぶ。 訴状の冒頭は、OpenAIが自社サイトに掲げる「安全を第一に設計されています」という保護者向けページのスクリーンショットで始まる。その直後に置かれた一語が、フロリダ州の姿勢をすべて要約している。 「そうではない。」 ウスマイヤー氏は会見で「人が傷つき、親が騙され

OpenAIがIPO非公開申請へ、早ければ9月上場

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OpenAIがIPO非公開申請へ、早ければ9月上場

ChatGPTを生み出した企業がついに株式市場へ踏み出す。IPO申請の準備が整いつつあり、上場が現実の話になってきた。 今週にも動く OpenAIが、IPO(新規株式公開)の目論見書を非公開で提出する準備に入った。情報筋によれば、早ければ今週金曜日にも申請が行われ、上場時期は2026年第4四半期を目標としている。実現すれば、早ければ9月にも取引が始まる可能性がある。 幹事証券は ゴールドマン・サックスとモルガン・スタンレー の2社。ここ数週間でIPOに向けた具体的な作業が進んでおり、数日から数週間以内に申請に踏み切る見込みだという。 OpenAI側のコメントは「われわれは常に戦略的な選択肢を幅広く検討している。重点は実行にある」というものにとどまった。 「As part of normal governance, we regularly evaluate a range of strategic options. Our focus remains on execution.」 (通常のガバナンスの一環として、さまざまな戦略的選択肢を定期的に評価している。重点は実行にあ

OpenAI再編、ブロックマンが製品統括に正式就任

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OpenAI再編、ブロックマンが製品統括に正式就任

OpenAIが組織再編を発表した。共同創業者で社長のグレッグ・ブロックマンが製品戦略の責任者に正式就任し、ChatGPT・Codex・開発者APIが1つのコア製品チームに統合される。 暫定から正式へ、4月の空席が埋まる 5月15日(米国時間)、OpenAIは社員向けに組織再編を通知した。共同創業者で社長のグレッグ・ブロックマンが、これまでのインフラ統括に加えて製品戦略を正式に率いる。WIREDが内部情報として伝えた。 ブロックマンは4月から製品部門を暫定的に見ていた。AGI展開部門CEOのフィジ・シモが、持病であるPOTS(体位性頻脈症候群)の治療のため療養に入ったためだ。シモは2025年にインスタカートCEOからOpenAIに移籍し、約半年で同社のアプリケーション事業全体を背負う立場にあった。 POTSは自律神経系の異常で、立位時に心拍数が急上昇する慢性疾患。シモ本人が4月の社内メモで「これまで治療を後回しにしてきたが、限界が来た」と説明している。 療養はいまも続いており、ブロックマンの暫定統括が「正式」へ書き換えられた形になる。 ChatGPTとCodexを「1つの

マスク対OpenAI、最終弁論で本人不在

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マスク対OpenAI、最終弁論で本人不在

オークランドの法廷で、マスクの弁護士はアルトマンを「嘘つき」と呼び、OpenAIの弁護士は「マスクはAGIの支配権を欲しがった」と切り返した。マスク本人は法廷ではなく、トランプ大統領の北京訪問団にいた。 最終弁論の日、マスクは中国にいた 5月14日、カリフォルニア州オークランドの連邦地方裁判所で、マスク対OpenAIの裁判が最終弁論を迎えている。2024年に提訴され、3週間以上にわたる証人尋問を経て、争点は2つに収束した。OpenAIが2025年に完了した再資本化は、マスクが2015年から2017年にかけて約3800万ドル(約59億円)を寄付した際の「慈善信託」に違反したのか。そして、サム・アルトマンとグレッグ・ブロックマン、そしてマイクロソフトはこの過程で不当に利得したのか。 法廷の席で、被告側のアルトマンとブロックマンは並んで座っていた。原告側の席にマスクの姿はない。マスクの弁護士スティーブン・モロは陪審員に対し、「テスラCEOはここに来られず申し訳ないと言っている」と本人の言葉を伝えた。 マスクが向かった先は北京だった。トランプ大統領の中国訪問代表団に名を連ね、ティム・

OpenAIがAppleを提訴する選択肢の検討に入った

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OpenAIがAppleを提訴する選択肢の検討に入った

ChatGPTをSiriに組み込んだ2年間の提携が「失敗だった」と幹部が認め、外部法律事務所と契約解除通知の発出まで具体的に詰めている。数十億ドル規模の課金収入を見込んだ蜜月は、なぜここまでこじれたのか。 「誠実な努力すらしていない」OpenAI幹部の不満が漏れた OpenAIが、Appleに対する法的措置の検討を本格化させている。ChatGPTをSiriやビジュアルインテリジェンス(Visual Intelligence)に組み込む2年前の提携が、期待した収益を生まなかったというのが主な理由だ。 ある OpenAIの幹部は匿名を条件にこう語っている。 「製品の面では、我々はやるべきことをすべてやった。彼らはやっていない。さらにひどいことに、正直な努力すらしていない」 外部の法律事務所と契約してオプションを精査しており、選択肢には正式な 契約違反通知 の送付も含まれる。すぐに全面的な訴訟に踏み切るというより、まずは交渉カードを切る段階だとされる。 OpenAIにとって、Appleの数億人のユーザー基盤は ChatGPT Plus への流入経路として計算されていたはずだ。そ

マスク氏「OpenAIを子供に譲るかも」アルトマン氏が証言

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マスク氏「OpenAIを子供に譲るかも」アルトマン氏が証言

サム・アルトマンが法廷で語ったのは、技術論ではなく一つの会話だった。2017年、自分が死んだらOpenAIをどうするか問われたイーロン・マスクは「子供に譲るかも」と答えたという。AGIを一人に渡さないために作った会社での発言だ。 「鳥肌が立つほどの瞬間」 オークランドの連邦裁判所で5月12日、OpenAI最高経営責任者(CEO)のサム・アルトマンがついに証言台に立った。マスクが2024年に起こした訴訟の主張は単純だ。アルトマンとグレッグ・ブロックマンは「慈善団体を盗んだ」。非営利として始まったOpenAIを営利目的に作り変えた、と訴えている。 その主張への第一声で、アルトマンは数秒沈黙してから「その捉え方を頭で理解することすら難しい」と述べた。OpenAI財団の資産はいまや 2000億ドル (約31兆2000億円)規模に達している。慈善団体としては世界最大級だ、というのが反論の骨格となる。 ただ、マスク側の弁護団はその財団が今年に入るまで常勤の従業員を抱えていなかった点を執拗に突いた。同日証言した取締役会会長のブレット・テイラー(Bret Taylor)はこう説明している。O

OpenAIがDaybreak発表、サイバー防御へAI投入

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OpenAIがDaybreak発表、サイバー防御へAI投入

OpenAIがサイバーセキュリティ構想「Daybreak」を発表した。Anthropicが1ヶ月前に「危険すぎる」として限定公開した「Mythos Preview」とは対照的に、Codexと合流して企業に開かれた形で投入される。 Anthropicの1ヶ月後、OpenAIが踏み込んだ サイバー防御の主導権争いが、AI企業同士の正面衝突になってきた。 OpenAIは5月11日(米国時間)、サイバーセキュリティ構想「Daybreak」を発表した。フロンティアAIモデルとコーディングエージェント「Codex」を組み合わせ、脆弱性の発見・検証・修正を開発サイクルの早い段階に持ち込む構想だ。サム・アルトマンはXで「サイバー防御を加速し、ソフトウェアを継続的に守るための取り組みだ」と書いた。 注目すべきは、この発表が単独で出てきたわけではないことだ。Anthropicは1ヶ月前の4月、フロンティアモデル「Claude Mythos Preview」が主要OSとブラウザに数千件のゼロデイ脆弱性を見つけたと公表し、「一般公開しない」という異例の判断を下した。代わりに「Project Glas

OpenAI社長の個人日記が法廷で読み上げられている

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OpenAI社長の個人日記が法廷で読み上げられている

カリフォルニア州オークランドの連邦裁判所で、OpenAI社長グレッグ・ブロックマン(Greg Brockman)の個人日記が一行ずつ読み上げられている。陪審員に向けて、世界中の見知らぬ人に向けて、十数年にわたる思索の私的な記録が、いま証拠として晒されている。 日記がスター証人になった ウォール・ストリート・ジャーナルのベン・コーエン記者が報じたところによれば、今週の二日間にわたって、OpenAIの共同創設者で社長のブロックマンの日記の抜粋が、シリコンバレーを揺るがす裁判の証拠として法廷に提出された。 イーロン・マスク(Elon Musk)がOpenAIとサム・アルトマン(Sam Altman)、ブロックマンを相手取って起こした訴訟は、過去十年にわたってAIを築いてきた人々の生身の頭の中を覗かせる証拠の山を掘り起こした。荒削りなメール、生々しいテキストメッセージ、OpenAIの未来を決めた会議のメモ。そして、深く人間的な一冊の日記。 通常の社会では、他人の日記を漁ることはプライバシーの暴力的な侵害として扱われる。法廷では、それを「ディスカバリ」(証拠開示手続き)と呼ぶ。 ディ

GPT-5.5-Cyber公開、能力でなく配り方の戦争へ

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GPT-5.5-Cyber公開、能力でなく配り方の戦争へ

OpenAIがサイバー防御用にチューニングしたGPT-5.5-Cyberの限定プレビューを始めた。AnthropicのClaude Mythos Previewに対抗する一手だが、能力差ではなく「誰にどこまで渡すか」という設計思想の違いがはっきり出ている。 OpenAIが踏み込んだ「より許容的な」モデル OpenAIは2026年5月7日、サイバー防御に特化した派生モデルGPT-5.5-Cyberを限定プレビューとして公開した。対象は重要インフラの防御に責任を持つ、審査済みの防御担当者だ。同社はこれをTrusted Access for Cyber(TAC)プログラムの最上位ティアに位置づけている。 サム・アルトマン(Sam Altman)は4月30日、自身のXでこう述べた。 フロンティアサイバーセキュリティモデルとして、GPT-5.5-Cyberを今後数日のうちに重要なサイバー防御担当者に展開していく。 エコシステム全体および政府と協力し、サイバー領域における信頼ベースのアクセス方法を整備していく。企業やインフラを迅速に保護したい。 ここで使われている「フロンティア」という