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Google第8世代TPU、トレーニングと推論で2分割

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Google第8世代TPU、トレーニングと推論で2分割

Googleが第8世代TPUとして「TPU 8t」「TPU 8i」の2種を同時発表した。推論特化だったIronwoodの登場からわずか1年。1枚のチップで両立できた時代が、エージェントAIの負荷で終わろうとしている。 Ironwoodの後継は、なぜ2つに分かれたのか Googleは現地時間4月22日、ラスベガスで開催中のGoogle Cloud Next 2026で、第8世代のテンソル処理ユニット(Tensor Processing Unit、TPU)を正式に発表した。トレーニング向けの「TPU 8t」と推論向けの「TPU 8i」が別アーキテクチャとして並ぶ構成で、今年後半に一般提供が始まる予定だ。 興味深いのは、2025年4月に発表された第7世代「Ironwood」が、Google初の「推論特化型TPU」として大々的に売り出されたばかりだったという点だ。Ironwoodは9,216チップのスーパーポッドで42.5エクサフロップスに達し、Anthropicが最大100万基を確保する契約を結んだことでも話題になった。その後継が1年で 2つに分岐 したという事実は、単一チップで推論

Microsoft Fairwaterを前倒し稼働 AIデータセンター投資と地域の反応

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Microsoft Fairwaterを前倒し稼働 AIデータセンター投資と地域の反応

Microsoft(マイクロソフト)がウィスコンシン州のAIデータセンター「Fairwater」を予定前倒しで稼働させた。しかしナデラCEOのX発表は「Microslop」と揶揄する反応に埋もれ、想定外の温度の批判にさらされている。 単一クラスタに数十万基のBlackwell、前倒し稼働の中身 Fairwaterは315エーカーの敷地に3棟を構えるAI専用施設で、2024年5月に33億ドル(約5,200億円)規模の投資として発表されたプロジェクトだ。2025年9月にはMicrosoftがさらに40億ドルの追加投資を発表し、第2棟の建設計画も走っている。サティア・ナデラ(Satya Nadella)は4月16日のX投稿で「ウィスコンシンのFairwaterが予定より早く稼働する。世界で最も強力なAIデータセンターとして、数十万基のGB200を単一シームレスクラスタに統合する」と明かした。 Our Fairwater datacenter in Wisconsin is going live, ahead of schedule. As the world’s most powe

MicrosoftがEU規則を書いた、データセンター電力は企業秘密に

AI

MicrosoftがEU規則を書いた、データセンター電力は企業秘密に

欧州委員会の委託法に、マイクロソフトの意見書がほぼ逐語で貼り付けられていた。データセンターの電力・水使用データは、個別施設単位では永久に公衆の目に触れない。 コピペの痕跡 ガーディアンが4月17日に報じた調査は、Corporate Europe ObservatoryとAlgorithmWatchが中心となり、Investigate Europe、ガーディアンほかの報道機関が共同で実施したものだ。焦点は、EUがエネルギー効率指令(Energy Efficiency Directive、EED)第12条を実装するために策定したデータセンター格付け委託法の条文の出所にある。 調査者が突き止めた事実は単純で、重い。マイクロソフトとロビー団体DigitalEurope が2024年1月の公開協議で提出した修正案の文面が、欧州委員会の条文にほぼ逐語でコピーされていた。該当するのはRecital 12とArticle 5.5。AlgorithmWatchはこれを「ゴーストライター」と表現したが、実態はより即物的で、委員会のWord文書に産業の提案がそのまま流れ込んでいたということだ。 規

宇宙の「演算拠点」が静かに稼働し始めた 地上データセンターへの逆風が後押しするKeplerの軌道コンピュータ

宇宙

宇宙の「演算拠点」が静かに稼働し始めた 地上データセンターへの逆風が後押しするKeplerの軌道コンピュータ

現在、地球を周回しながらAIワークロードを処理しているコンピュータクラスターがある。 宇宙最大の計算クラスター、商用稼働 カナダの衛星通信企業Kepler Communicationsが今年1月にスペースX Falcon 9で打ち上げた10基の衛星群が、3月に軌道上でひとつながりの計算網として稼働を開始した。 搭載されているのはNVIDIA Jetson Orinモジュールが合計40基。各衛星はレーザー光通信リンクで相互接続されており、現時点で軌道上に存在する最大の分散コンピュータクラスターとして商用運用に入っている。顧客数はすでに18社に達し、最新顧客として宇宙向けコンピュータを開発するスタートアップ、Sophia Spaceが加わった。 Kepler CEOのミナ・ミトリは「データが地上に戻るのを待つのではなく、軌道上で処理・転送・活用できる。地上の計算環境の自然な延長だ」と述べている。 大手メディアの取材でミトリが強調したのは、Keplerの自己定義についてだ。同社は「宇宙のデータセンター企業」ではなく、「宇宙のインフラ企業」だと言う。衛星同士を結ぶネットワーク層とし