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Windows Update、ドライバー上書き問題を解消へ

Windows

Windows Update、ドライバー上書き問題を解消へ

Windows Updateが、ユーザーが自分でインストールした新しいGPUドライバーを古いバージョンに勝手に上書きしてしまう。長年悩まされてきたこの問題に、Microsoftがようやくメスを入れる。 4部HWIDを2部HWID+CHIDに切り替える Microsoftが5月12日に公開した公式ブログで、グラフィックスドライバーの配布ポリシーを抜本的に変更すると発表した。中核は、これまで使われてきたHardware ID(HWID)4部構成の配布方式を、より絞り込んだ2部HWID+CHIDの組み合わせに置き換えるというものだ。Computer Hardware ID(CHID)は、コンピューター全体を識別するIDを意味する。 公式ブログの冒頭は、Microsoft自身が問題の存在を認める一文で始まる。 グラフィックスドライバー領域で寄せられる顧客フィードバックの最上位は明確だ。「Windows Updateが私のドライバーをダウングレードする」というものだ。 このダウングレードは、技術的にはWindows Updateの「ランク付け」の仕組みに起因する。GPUベンダーやOE

フォックスコン、北米工場サイバー攻撃を認める

セキュリティ

フォックスコン、北米工場サイバー攻撃を認める

ランサムウェアグループのナイトロジェンがフォックスコンから8TB・1100万件超のファイルを盗んだと主張している。同社は5月12日、北米の一部工場でサイバー攻撃を受けたと公式に認めた。 世界最大のEMSがまた狙われている フォックスコン(Foxconn)の北米工場が、またサイバー攻撃を受けている。同社は5月12日、北米の一部工場でサイバー攻撃を受けたと公式に認めた。攻撃を主張しているのはランサムウェアグループのナイトロジェン(Nitrogen)で、8テラバイトのデータ、ファイル数にして1100万件以上を盗んだと主張している。 フォックスコンはApple、Google、NVIDIA、Dell、Intelなど、世界の名だたるハードウェア企業の製造を請け負う台湾の鴻海精密工業を中核とするEMS最大手だ。北米にはウィスコンシン、オハイオ、テキサス、バージニア、インディアナ、そしてメキシコ各地に工場を構えている。攻撃を認めた声明では「サイバーセキュリティチームが直ちに対応メカニズムを発動し、生産と納品の継続性を確保するため複数の運用措置を実施した。影響を受けた工場は現在、通常生産を再開し

Amazon社員がAI使用ノルマで「無駄遣い」、トークン水増し競争

AI

Amazon社員がAI使用ノルマで「無駄遣い」、トークン水増し競争

FT報道で発覚した「tokenmaxxing」の実態。週80%の社員にAI利用を課す目標と、社内ランキング表示が「とにかく使え」の圧力に変わっている。 「使うために使う」現象がAmazonに飛び火している Financial Timesの報道で、Amazon社員が社内AIツールを使って「不要な作業」をわざと自動化し、AIトークンの消費量を水増ししているとの内部証言が明らかになった。先月にはMeta、Microsoftで同じ行動が報告されており、ハイパースケーラー3社で同じ歪みが連鎖している。 Amazonは社内向けに「MeshClaw」というエージェント基盤を最近展開している。コードのデプロイ、メールのトリアージ、Slackとの連携などを社員に代わって実行できる仕組みだ。Amazonは公式には「数千人のAmazonianが毎日の繰り返し作業を自動化できるツール」と説明しているが、複数の社員がFTに語ったところでは、このツールを使って意図的に不必要なAI処理を回し、自分のトークン消費量を稼ぐ動きが社内で広がっている。 問題の核心は、Amazonが社員開発者の80%以上に毎週AI

トランプ訪中団にフアン氏不在、AIだけ別卓

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トランプ訪中団にフアン氏不在、AIだけ別卓

イーロン・マスクもティム・クックも、ボーイングのトップも乗る。AI半導体の頂点に立つはずのジェンスン・フアンだけが、なぜか乗らない飛行機がある。 17人の同行者リストに、ただ一人の不在 トランプ米大統領が今週、約9年ぶりに中国を訪れる。北京に到着するのは5月13日夜、習近平国家主席との会談は14日と15日の2日連続だ。同行する米企業首脳は17人。テスラのイーロン・マスク(Elon Musk)、アップルのティム・クック(Tim Cook)、ボーイングのケリー・オルトバーグ(Kelly Ortberg)が並び、ゴールドマン・サックス、シティグループ、ブラックロック、ブラックストーン、メタ、クアルコム、マイクロン、マスターカード、ビザ、GEエアロスペース、カーギル、コヒレント、イルミナといった顔ぶれが続く。 そこに、NVIDIAのジェンスン・フアン(Jensen Huang)の名前はない。 トランプ訪中団の業種別構成と不在のAI半導体 業種 同行

味の素ABFの上流値上げ、台湾載板三雄に転嫁の波

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味の素ABFの上流値上げ、台湾載板三雄に転嫁の波

味の素のフィルム値上げ要求が3月末に表面化してから1ヶ月半。その圧力は台湾の載板三雄が4月に記録した売上の数字へと、はっきり姿を変えて現れている。 値上げのバトン、川上から川下へ渡る瞬間 工商時報が11日、台湾の載板三雄である欣興(ユニマイクロン)、景碩、南電の4月売上が揃って過去最高水準に達したと報じた。欣興は139.33億台湾ドル(約704億円)、景碩は40.72億台湾ドル(約206億円)、南電は44.51億台湾ドル(約225億円)。AIサーバーと高階交換器(スイッチ)チップ向けのABF載板需要が、業界全体の稼働率と価格を同時に押し上げている。 台湾載板三雄の4月売上(億TWD) 2026年4月単月売上 出典:各社月次売上発表(公開資訊観測站)。3社揃って過去最高水準。1TWD≒5.05円換算で欣興は約704億円、景碩は約206億円、南電は約225億円規模。 この記録更新の背景には、 川上から川下への値上げ連鎖 が動き出した事実がある。3月31日に英アクティビストファンドのパリサ

AI用語集に「RAMageddon」が載った日

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AI用語集に「RAMageddon」が載った日

AIの専門用語集が2026年に書き換わった。RAMageddon、トークン・スループット、コーディングエージェント。新しく加わった三つは、AIが研究の言語から、経済とサプライチェーンと労働の言語へと変質したことを示している。 用語集の中身が変わるということ TechCrunchが「AIの台頭が新しい用語とスラングの雪崩をもたらした」として、AI用語集を更新した。LLM、RAG、RLHF、トランスフォーマー。技術系の人間でさえ会話についていけずに頷いてしまう用語が並ぶ、という導入で記事は始まる。 ただ、用語集そのものよりも、何が新しく加わったかに目が向く。 数年前まで、この種のリストはほぼ研究の語彙で埋まっていた。誤差逆伝播、勾配降下、強化学習。アルゴリズムと数学の名前だ。今回TechCrunchが追加した項目には、別の種類の言葉が混じっている。RAMageddon、トークン・スループット、コーディングエージェント。これらは研究室で生まれた言葉ではない。市場と工場と労働の現場から、用語集に流れ込んできた言葉だ。 つまり、AIの言葉が経済の言葉と地続きになった。学術領域の概念だ