コジマプロダクション×km5。BBポッド型CDプレーヤーが数量限定で発売

物理メディアの行方が揺れる中、CDプレーヤーにゲームの世界観を載せたコラボ製品が登場した。

コジマプロダクション×km5。BBポッド型CDプレーヤーが数量限定で発売

物理メディアの行方が揺れる中、CDプレーヤーにゲームの世界観を載せたコラボ製品が登場した。


BBポッドがCDプレーヤーになった

コジマプロダクションと日本のオーディオブランドkm5が、ワイヤレスCDプレーヤーの限定モデル「Instant Disc Audio Cp1 DEATH STRANDING 2 Model」を8月1日に発売した。価格は2万5300円(税込)、数量限定でなくなり次第終了する。

デザインのモチーフは、『デス・ストランディング』シリーズに登場する「BBポッド」。半透明オレンジの筐体から回転するCDが見え、ゲーム内の警告マークが随所に入っている。

パッケージもシリーズのメカニカルなモチーフを取り入れた専用仕様で、限定ポストカードが2種付属する。

km5の発売告知によると、小島秀夫氏自身が「大のアナログメディア好き」を公言しており、作品の中で音楽を象徴的に使う姿勢にkm5が共鳴したことでコラボが生まれたという。

購入はkm5の公式サイトのほか、渋谷PARCOで8月30日まで開催中の「KOJIMA PRODUCTIONS × PARCO GAMES STRAND STORE」でも取り扱っている。後日、コジマプロダクションの公式オンラインストアでも販売が始まる予定だ。

スペックと設計

ベースはkm5の既存モデルCp1で、通常版のBluetooth 5.0からBluetooth 5.3に強化されている。スピーカーは内蔵せず、Bluetoothでイヤホンやスピーカーに接続するか、本体前面の3.5mmイヤホンジャックで有線再生する構造だ。

バッテリーは1800mAhで連続再生は約7〜8時間。充電はUSB Type-C。12cmと8cmのディスクに対応し、CD・CD-R・CD-RW・MP3を再生できる。

本体の隅にはkm5が「LED Nixie Tube」(LEDニキシー管)と呼ぶ表示部があり、トラック番号と再生状態を示す。背面にはネジ穴が2つあり、壁に掛けてインテリアとして飾ることもできる。

サイズは160mm×140mm×26mm、重量300g。ポケットに入る大きさではないが、片手で持てる軽さだ。

物理メディアを手放さない人のCDプレーヤー

km5のCp1シリーズは、CDジャケットをフォトフレームのように飾りながら聴ける設計で知られる。壁掛け対応と歌詞カードトレイという仕様は、音だけでなく手に取れるモノとしてCDを楽しむためのものだ。

コラボの舞台となった渋谷PARCOのSTRAND STOREは、コジマプロダクションが15以上のブランドと組む期間限定イベントだ。ファッション、フード、音楽と多ジャンルにわたるコラボのひとつとして、このCDプレーヤーも並んでいる。

小島氏は7月、ローマの映画祭でPlayStationの新作ディスク生産終了に触れ、物理メディアがストリーミングに置き換わった先の世界を「恐怖だ」と語っている。その発言からわずか1か月後に出てきたのが、CDを回して聴くための限定プレーヤーだった。

ストリーミングの時代に、CDプレーヤーを出す。しかも数量限定で、デザインに凝って、パッケージまで専用に作る。スペックには載らない意図がここにある。

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