CPU
Intel、Raptor Lakeを「今後何年も」継続。DDR5高騰が生んだ逆流
DDR5メモリの異常な高騰が、PC自作市場を揺さぶっている。Intelは旧世代CPUの供給を拡大し、来年にはさらなるリフレッシュも控える。
CPU
DDR5メモリの異常な高騰が、PC自作市場を揺さぶっている。Intelは旧世代CPUの供給を拡大し、来年にはさらなるリフレッシュも控える。
DRAM
AIによるメモリ不足が深刻化するなか、中国のDRAMメーカーが技術面で大手に迫っている。だが製品の品質が上がっても、政治の壁が消えるわけじゃない。
DDR5
3週間前に報告された弱点が、数字の上では急速に埋まりつつある。
メモリ
ソフトウェア性能の専門家が、メモリ価格の歴史データを分析した。60年以上下がり続けてきた価格曲線が、初めて大きく跳ね上がっている。
SignalRGB
Steam Machineの16GBメモリを皮肉った自作mini-ITXゲーミングPCが、Redditで8万件を超えるコメントを集めている。 32GBでは足りない、と言いたかったわけではない ValveのSteam Machineが抱えるメモリ問題は、発売前から指摘されていた。16GB DDR5をシングルスティックで出荷するためデュアルチャネルの恩恵が得られず、2026年のゲーミングPCとしては心もとない。 その不満への回答はメモリの増設ではなかった。ケースごとメモリで覆う方向に振り切れている。 RAM Machine Giveaway - To enter this giveaway, simply leave a comment. by u/DaKrazyKid in PcBuild RAM Machineと名付けられたこのmini-ITXゲーミングPCは、外装に36本のメモリスティックを貼り付けている。うち16本はRGB対応で、各面に4本ずつ配置してSignalRGBで発光パターンを同期させている。底面の大型RGBファン1基で排熱する。 外殻はまるごと取り外せ
CXMT
DRAM不足の中で急拡大するCXMTのDDR5に、マザーボードメーカー自身が品質面の課題を報告した。上場まで12日。量と質のギャップが数字で見え始めている。 8600 MT/sは回ったが、中身が違う ASUSがCXMT製DDR5ダイのオーバークロック特性を検証した結果を、オーバークロッカーのSafedisk氏がまとめ、UNIKO's Hardwareが7月15日に共有した。SK Hynix製ダイとの差が明確に出ている。 kingbank 2x24 6000c36 1.25 kit (cxmt 3gb dies) on asus c10a manual oc to 8600c44 mt 100% key characteristics of cxmt dies - dont scale with voltage - cant tighten timings - silicon variance appears to
メモリ
2026年第2四半期、DRAMの契約価格は前四半期比で最大63%跳ね上がった。NANDフラッシュに至っては55〜60%。四半期ごとに5割以上の値上がりを繰り返す異常な状態が続いてきた。第3四半期、その勢いが初めて目に見える形で鈍る。 上昇は続くが、速度が落ちた 台湾の調査会社トレンドフォース(TrendForce)が7月3日に公開した最新の価格調査によると、2026年第3四半期の汎用DRAM契約価格は前四半期比13〜18%の上昇が見込まれる。NANDフラッシュは同10〜15%。いずれも上昇ではあるが、第2四半期のDRAM58〜63%増、NANDフラッシュ55〜60%増から大幅に減速する見通しだ。 HBMの混合平均価格も8〜13%増にとどまり、第2四半期の53〜58%増から鈍化する。 DRAM・NANDフラッシュ契約価格の上昇率予測(前四半期比) この鈍化をもたらしたのは、供給の改善ではない。PCやスマートフォンなど消費者向け市場の顧客が、過去最高水準に達した契約価格をこれ以上受け入れられなくなったためだ。価格許容の限界が、上昇率の圧縮として表れて
メモリ
メモリが足りないなら、新しく買えばいい。それがデータセンターの常識だった。Metaはその前提を捨てた。退役したサーバーから引き抜いたDDR4メモリを、独自設計のCXLチップで新型サーバーに接続する。数百万台規模で、すでに稼働している。 40%のサーバーが「メモリ不足」 Metaが6月29日、コンピュータアーキテクチャの国際学会ISCA 2026で発表した論文は、同社のインフラが抱える現実から始まる。 数百万台のサーバーを運用するMetaで、約40%がメモリ容量の不足に制約されている。CPUやネットワークには余裕があるのに、メモリが先に尽きる。結果としてCPUリソースの25〜40%が遊んでいる状態になる。 サーバーの設計寿命は3〜5年。だがメモリモジュールの寿命は7〜10年ある。サーバーを退役させるたび、まだ十分に使えるDDR4メモリが一緒に廃棄されてきた。 新品のDDR5を買い増せば容量の問題は解決する。だが2026年現在、DRAMの供給は逼迫している。AI向けHBMの生産にメーカーの製造能力が集中し、汎用DRAMの供給は絞られている。DDR4のスポット価格はDDR5やHB
メモリ
G.SkillのEXPO ULL対応メモリ「Trident Z5 NeoX」が北米で販売を開始した。Computex 2026でAMDのデビッド・マカフィー(David McAfee)氏が口にした「既存のEXPOキットと実質同じ価格帯になる」という見通しを、最初の値札が否定した形になる。最上位のDDR5-6000 CL26キット(32GB)は1099.99ドル、日本円に換算すると約17万8000円。通常のEXPO対応Trident Z5 Neoの同等品(CL26、699.99ドル)より57%高い。 「同じ値段」の約束と、最大80%の現実 EXPO ULLの技術的な仕組みや600系マザーボードへのBIOS展開については既報のとおりだ。今回明らかになったのは実売価格であり、ここに焦点を絞る。 G.SkillはTrident Z5 NeoXを4つのSKUで投入した。すべてDDR5-6000、32GB(16GB×2)構成で、違いはCASレイテンシと価格にある。
メモリ
メモリ価格が歴史的な高値を記録するなか、世界のDRAMを支配する3社が米国で消費者から訴えられた。訴状が突きつけているのは、AI需要という構造要因の裏側にある、もうひとつの疑惑だ。 訴状が描く構図 現地時間2026年6月25日、カリフォルニア北部地区連邦地裁に集団訴訟が提起された。事件番号3:26-cv-06345、訴因は反トラスト法違反。被告はサムスン電子、SKハイニックス、マイクロン・テクノロジーの3社と、その米国法人だ。 原告は個人消費者と小規模PC事業者。Troy's Computers LLC、JB Tech Solutions LLCといった、街のPCショップや修理業者が名を連ねる。代理人を務めるのはニューヨークの法律事務所Bathaee Dunne LLP。反トラスト訴訟を専門とし、直近ではディズニーに対するストリーミング価格の訴訟も手がけている。 訴状の骨子はこうだ。3社はAI向けのHBM(広帯域メモリ、GPUに搭載される高速メモリ)への生産転換を口実に、汎用DRAMの生産を協調的に絞った。DDR3やDDR4からの撤退を足並みをそろえて進め、供給を意図的に制限
メモリ
ポーランドのメモリメーカーGOODRAMが、デスクトップ向けDDR4メモリの新シリーズ「RIVAL DDR4 RADIANT」を発売した。容量は4GBから32GBまでの4種類。動作クロックは3200MHz、レイテンシはCL16またはCL18。黒基板にレッドまたはグリーンのヒートシンクを載せた2色展開で、永久保証が付く。 2026年にDDR4の新製品を出す。その意味は、スペックの外にある。 誰も作らなくなったものを、作る DDR4の供給は崩壊に近い。サムスン、SKハイニックス、マイクロンの大手3社は生産ラインをAI向けHBMとDDR5に集中させ、DDR4のウェハー生産比率は2026年後半に1桁台前半まで落ちる見通しだ。マイクロンは2026年2月に個人向けブランドCrucialの出荷を終了し、コンシューマー向けDRAM事業から事実上撤退した。3社体制だった市場は実質2社に絞られている。 DDR4チップのスポット価格はこの1年で異常な動きを見せた。16Gbチップは2025年半ばの約3.20ドルから一時74ドル超まで跳ね上がり、上昇率は2200%に達した。ビット単価でDDR5を上回る
メモリ
DDR5 32GBキットが6万円を超える日本の店頭価格を見て、いつかは下がると思っている人がいるなら、その前提そのものが崩れ始めている。 2025年初頭の水準には「二度と戻らない」 ドイツ・ハンブルクで6月22日から26日まで開催されたスーパーコンピュータの国際会議ISC High Performance 2026で、Lenovoがメモリ市場の見通しを示すスライドを公開した。DRAMとNANDの価格推移を示したグラフの横には「64GB Memory Crystal Ball」と題された予測が並び、Lenovoの登壇者はこう述べた。2025年初頭の価格水準には「もう戻らない」。 会場では笑いが起きたという。登壇者自身が冗談めかした口調で語ったからだ。だが続けて示された内容は冗談ではなかった。 2030年以降に価格がある程度落ち着いたとしても、それは2024年から2025年初頭にかけての水準とは別の、もっと高い場所に形成される「新しい通常」だという。メーカー各社が増産に向けた設備投資を進めていることを織り込んだうえでの見通しだった。 増産しても、足りない Lenovoがこ
CPU
Ryzen 7 5800X3D 10th Anniversary Editionが北米で発売された。希望小売価格349ドルのCPUに、即日600ドル超の転売値がついている。 数分で消える在庫 北米では現地時間6月25日に販売が始まった。Newegg、Best Buy、B&H Photo、AMD公式ストアのいずれも、買える状態だったのは数分間だけだという。Micro Centerは店頭で単体販売をしているが、一部店舗ではマザーボードとメモリのバンドル購入が条件になっている。各ストアが時間差で在庫を出しているが、いずれも数分で売り切れた。 eBayにはすでに600ドルから750ドルの出品が並び、540ドルと585ドルで落札された記録もある。349ドルのCPUが、発売初日にその1.5倍以上で取引された。 日本では6月26日午前11時に販売が始まり、店頭価格は6万7800円。1ドル194円相当の計算になる。 限定品ではない、とAMDは言う 転売価格が跳ね上がった背景には「限定生産ではないか」という憶測がある。AMDはこれを否定し、継続的に生産する方針を明らかにしている。在庫が安
メモリ
Micronの2026年度第3四半期決算で、メモリ価格の行方が決まった。16件の長期契約が保証するのは、過去最高を超える利益率だ。 1000億ドルの「下限」 3月の前回決算で、Micronは初めてSCA(Strategic Customer Agreement、戦略的顧客契約)の存在を明かした。あのときは1件だった。 現地時間6月24日の第3四半期決算で、サンジェイ・メロートラ(Sanjay Mehrotra)CEOが発表した数は16件。大口4社、中堅3社を含むデータセンター、コンシューマー、自動車の各分野にまたがる。契約期間は2026年から2030年末までの5年間(自動車は3年間)。 中身はこうだ。顧客は一定量の購入を約束し、Micron側は一定量の供給を約束する。価格には下限と上限がある。下限は、Micronのグロスマージンが「過去のどの四半期ピークをも大幅に上回る」水準に設定されている。上限は、今後メモリ価格がさらに上昇しても顧客が守られるよう設計されている。 この16件の最低保証売上は約1000億ドル。対象となるボリュームはDRAMの20%、NANDの3分の1に相当