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光ファイバーが足りない、AIデータセンターが供給を飲み込む

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光ファイバーが足りない、AIデータセンターが供給を飲み込む

AIデータセンターは標準的なサーバーの36倍もの光ファイバーを使う。供給が追いつかず、納期は最長1年に延びている。なぜ光が足りなくなったのか。 光が足りない、というニュースが届いた データセンターをつなぐ光ファイバーが、いま世界規模で不足している。中国の大手メーカーは受注を2027年初頭まで積み上げ、生産ラインは24時間フル稼働でも追いつかない。一部の製品は、注文から納品までの期間が数週間から数か月に延びた。 不足しているのは「ガラス繊維」だ。電気を流す銅線とは違い、光ファイバーは髪の毛ほどの細さのガラスの中を光のパルスが進む。半導体不足やメモリ不足はここ数年で何度も聞いた話だが、光ファイバーまで足りなくなるとは、少し前なら想像しにくかった。 きっかけは単純で、AIだ。生成AIの学習と推論を担うデータセンターが、業界の誰も計画できなかった規模で光ファイバーを飲み込んでいる。需要を生んだのはAIだが、その需要に応える供給は、性質上どうしても遅れて動く。この時間差が不足の正体だと、私は見ている。 なぜAIデータセンターは36倍も使うのか 光通信メーカーSTLの光ネットワーク

データセンターが電気料金を76%押し上げた、米最大電力網の警告

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データセンターが電気料金を76%押し上げた、米最大電力網の警告

米最大の電力網で、卸電力の価格が1年で約76%上がった。原因はAIデータセンターだと、市場の番人が名指しした。しかも「もう元には戻らない」と書いている。 1年で価格が倍近くに跳ね上がった いま米国の東部で、電気料金が静かではない上がり方をしている。13の州とワシントンD.C.をまたぐ巨大な電力網「PJM Interconnection」で、卸電力の価格が1年前の倍近くまで膨らんだ。 この電力網を監視する独立機関「Monitoring Analytics」が、四半期ごとの市場報告書でその数字を公表した。2025年1〜3月に1メガワット時あたり77.78ドルだった卸電力が、2026年の同じ時期には136.53ドルになった。上昇率は75.5%。報告書は、この急騰の主な原因をAI向けデータセンターの電力需要だと結論づけている。 PJMの卸電力価格、1年で約76%上昇(1〜3月期の比較) 2025年 1〜3月期 77.78ドル 2026年 1〜3月期 136.53ドル ※ 1メガワット時

米国民7割がAIデータセンターに反対、原発より嫌う

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米国民7割がAIデータセンターに反対、原発より嫌う

自宅の近くに建ててほしくないものリストの上位に、AIのための巨大施設が滑り込んできた。原子力発電所より嫌われる位置に。これは少数の活動家の声ではなく、米国民7割の総意だ。 「裏庭にデータセンターは要らない」が多数派になった 米調査会社Gallupが2026年5月13日に公表した世論調査で、米国民の71%が「自宅の近くにAIデータセンターを建設することに反対」と答えた。うち48%は「強く反対」と回答している。 賛成はわずか4分の1で、「強く賛成」はたった7%だった。 数字の異常さは、比較対象を並べると一段はっきりする。同じ調査で「自宅の近くに原子力発電所を建てること」への反対は53%だった。AIデータセンターは原発より 18ポイント も嫌われている計算になる。 Gallupが原発の同じ質問を始めた2001年以降、原発反対の最高値は 63% 。AIデータセンターはその記録すら超えてしまった。 調査は2026年3月2日から18日にかけて、全米50州とコロンビア特別区に住む18歳以上の成人1000人を対象に電話で実施された。標本誤差はプラスマイナス4ポイント。Gallupがこの設

GoogleとSpaceX、軌道データセンターで協議

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GoogleとSpaceX、軌道データセンターで協議

GoogleとSpaceXが、AI計算用のデータセンターを地球軌道に打ち上げる協議に入っている。WSJが5月12日に伝えた。1.75兆ドル規模の上場を控えるSpaceXは、宇宙を次のAI計算の主戦場として売り込みにかかる。 ライバル同士の宇宙での合流 Googleは自社のAI計算インフラを地球の外に置こうとしている。WSJの報道によれば、SpaceXとの間で軌道データセンター向けのロケット打ち上げ契約の協議が進んでいる。Google本体も12日に「SpaceXほか複数社と、Project Suncatcherの将来の打ち上げについて話し合っている」と認めた。 ここで奇妙な再会が起きている。マスク氏とGoogleは古い因縁の関係だ。マスク氏は2015年にOpenAIをGoogleのAIに対抗する勢力として立ち上げ、自社の生成AIをGoogleやAnthropicへの牽制材料として使ってきた。そのマスク氏が今、Googleの宇宙計算インフラを請け負う側に回ろうとしている。 先週には、別の場面でも同じ構図が起きた。SpaceXは5月6日、テネシー州メンフィスのAIデータセンター「C

Amazon社員がAI使用ノルマで「無駄遣い」、トークン水増し競争

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Amazon社員がAI使用ノルマで「無駄遣い」、トークン水増し競争

FT報道で発覚した「tokenmaxxing」の実態。週80%の社員にAI利用を課す目標と、社内ランキング表示が「とにかく使え」の圧力に変わっている。 「使うために使う」現象がAmazonに飛び火している Financial Timesの報道で、Amazon社員が社内AIツールを使って「不要な作業」をわざと自動化し、AIトークンの消費量を水増ししているとの内部証言が明らかになった。先月にはMeta、Microsoftで同じ行動が報告されており、ハイパースケーラー3社で同じ歪みが連鎖している。 Amazonは社内向けに「MeshClaw」というエージェント基盤を最近展開している。コードのデプロイ、メールのトリアージ、Slackとの連携などを社員に代わって実行できる仕組みだ。Amazonは公式には「数千人のAmazonianが毎日の繰り返し作業を自動化できるツール」と説明しているが、複数の社員がFTに語ったところでは、このツールを使って意図的に不必要なAI処理を回し、自分のトークン消費量を稼ぐ動きが社内で広がっている。 問題の核心は、Amazonが社員開発者の80%以上に毎週AI

ソフトバンク、堺で年GWh級バッテリー量産へ

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ソフトバンク、堺で年GWh級バッテリー量産へ

ソフトバンクが堺の旧シャープ工場で、AIデータセンター用の大型バッテリーを年GWh規模で量産する。発火しない亜鉛ハロゲン化物セルを、韓国2社と組んで仕上げる構えだ。 液晶で負けた工場が、AI電源工場として動き出す ソフトバンク株式会社が2026年5月11日、AI向けの電力需要に応えるため、国産バッテリー事業を立ち上げると発表した。大阪堺市のシャープ旧工場跡地で、2027年度にバッテリーセルと蓄電システムの製造を開始し、2028年度には年間ギガワット時(GWh)規模の量産を目指す。 数字だけ追うと工場の話に見える。だが中身を見ていくと、AIインフラ・化学・地政学・産業再生が一つの建屋に重なっている。 シャープが液晶で世界に挑み、敗れた工場だ。その建物が、今度はAIの電力を支える電池工場として再起動する。日本の製造業の物語としては、これ以上ない象徴性を帯びている。 「燃えない電池」を量産する、という選択 技術面で核心は、ソフトバンクが採用するセル化学にある。協業先の韓国COSMOS LAB(コスモスラボ)が手がける亜鉛ハロゲン化物バッテリーは、正極にハロゲン化物、負極に亜鉛

メリーランド、他州のAI電力費を払わされる構造にFERCへ反撃

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メリーランド、他州のAI電力費を払わされる構造にFERCへ反撃

メリーランド州の消費者保護機関がPJMの送電費用配分ルールに正面から異議を申し立てた。今後10年で州民が負担する2500億円分は、他州のデータセンターのための送電網だ。3月の大統領誓約はこの構造をすくえない。 「20億ドルの請求書」が間違っているという主張 メリーランド州の消費者保護機関、Office of People's Counsel(以下OPC)が5月7日(現地時間)、PJM Interconnection(以下PJM)を相手取った正式な複申書を連邦エネルギー規制委員会(FERC)に提出した。 PJM送電プロジェクト費用の絞り込み構造 220億ドル PJMが過去3年で承認した送電プロジェクト総額 2022 W3 / 2024 W1 / 2025 W1 の3つのRTEP調達ウィンドウ ▼ 20億ドル メリーランド州民への資本費用割当 数十年にわたって電気料金として回収される ▼ 16億ドル 今後10年で州民が支払う追加費用 約2510億円。電気料金の収益要件として上乗せ

米データセンター建設禁止が78件、1年で10倍に

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米データセンター建設禁止が78件、1年で10倍に

全米でデータセンターの建設禁止を打ち出す自治体が急増している。トラッカーが追う総数は1年前の8件から78件へ膨らみ、3月から4月のたった1か月で14件が追加された。背景には何が起きているのか。 1年で8件から78件、加速する自治体の拒絶 米国のデータセンター反対運動を追跡しているInterconnected Capital LLCの「U.S. Data Center Moratorium Tracker」によれば、2026年5月時点で建設禁止や一時停止(モラトリアム)を実施している自治体は全米で78件に達している。 内訳を細かく見ると、現在進行中の禁止が50件、地方自治体が恒久的な禁止を制定したケースが4件、提案中が3件で、残りは新規制定の手続き中、検討段階、すでに失効した停止措置などが含まれる。 注目すべきは増加ペースだ。同トラッカーが2025年5月時点で記録していたモラトリアムはわずか8件だった。それがちょうど1年で78件に達した。3月から4月の1か月だけで14件が新規追加されている。 数字の伸びは、データセンター建設を巡る空気が地方政治の現場で完全に変わりつつあること

9GWデータセンター承認の州議員、記者の携帯を叩き落とす

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9GWデータセンター承認の州議員、記者の携帯を叩き落とす

9GWデータセンターを承認したユタ州の上院議員が、嫌がらせ被害を取材していたABC4の記者に詰め寄り、撮影中の携帯電話を手で払い落とした。事件の構造はもっと根深い。 何が起きたのか 5月6日、ユタ州レイトン市の園芸店「J&Jナーセリー&ガーデンセンター」の駐車場。ABC4のレポーター兼アンカー、ベイヤン・ワン氏が取材で現場に立っていた。 ワン氏が車内にいたとき、店外で同社のカメラマンに対して怒鳴っている男がいるのに気づいた。ワン氏が車外に出て近寄り、何があったのかを尋ねた。男はユタ州上院のジャケットを着ていたが、自分が誰かを認めなかった。後にこの男は、州上院議員ジェリー・スティーブンソン氏(Jerry Stevenson、共和党、レイトン選出)だと判明する。 ワン氏は携帯電話を取り出し、撮影を始めた。ABC4は同店の経営陣にすでに連絡を取っており、嫌がらせ被害そのものを伝えるために来ていることを説明しようとした。スティーブンソン氏は「こんなものは全部くだらない(this whole thing is just a bunch of baloney)」と言い、ワン氏に向かって歩

NVIDIAが米国光ファイバーを握る最大32億ドル提携

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NVIDIAが米国光ファイバーを握る最大32億ドル提携

NVIDIAが米国の老舗ガラスメーカーであるコーニング(Corning)に最大32億ドル規模の出資権を確保した。AIラック内の銅線をガラスファイバーに置き換える構想を米国生産で支える長期提携で、株式市場は二社揃っての急騰で応えた。 ラック内の5000本の銅線が消える未来 NVIDIAの次世代ラックスケールシステムであるVera Rubinの内部には、現在およそ5000本の銅線が走っている。GPU同士、GPUとスイッチの間、スイッチ同士をつなぐスケールアップ用の高速インターコネクトだ。 CNBCの取材によれば、コーニングとの提携は、この銅線群を将来的に細いガラス繊維で置き換えていく構想と直結している。ラック間の通信はすでに光化が進んでいるが、ラック内部はまだ銅が主流。けれども、世代ごとに帯域が18か月で倍増していくロードマップを進めると、銅線は物理的な限界にぶつかる。電力効率も追いつかない。 Moving photons is between five and 20 times lower power usage than moving electrons. (光子を動かすほう