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AMD Zen 6、3種目のコア「LP」がLinuxパッチで判明

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AMD Zen 6、3種目のコア「LP」がLinuxパッチで判明

Zen 6のコア構成が2種類では終わらないという話は、リーク段階から出回っていた。Classicコア、Denseコア、そしてもう1つ。2026年6月29日、AMDのエンジニアがLinuxカーネルのメーリングリストに2本のパッチを投稿した。その「もう1つ」を公式に裏付ける内容だった。 性能でも効率でもない、3つ目の分類 パッチを投稿したのはAMDのヴィシャル・バドレ(Vishal Badole)氏。内容は、Linuxカーネルのx86トポロジにおけるCPUコアタイプの分類を拡張するものだった。従来はPerformance(性能)とEfficiency(効率)の2種類しかなかったところに、Low Power(低電力)という第3のタイプを追加する。 パッチの説明文によれば、AMDのヘテロジニアスプロセッサはCPUID命令の拡張トポロジ情報でコアタイプを報告する。値「2」が低電力コアを示す。バックグラウンド処理やアイドル時の消費電力を最小限に抑えることに特化したコアだという。 パッチが対処している実務上の問題は2点ある。1つは、Linuxのデバッグ用インターフェースが現時点でこの低電力

Adrenalin 26.6.4、FSR 4.1のクラッシュを修正

GPU

Adrenalin 26.6.4、FSR 4.1のクラッシュを修正

6月だけでRadeonドライバが4本出た。FSR 4.1をRX 7000シリーズに正式対応させたAdrenalin 26.6.2が不具合を2つ抱えたまま世に出て、AMDは1週間で修正を終えた。26.6.4はそのWHQL認証版で、FSR 4.1有効時のゲームクラッシュに初めて対処している。 修正された2つの問題 AMDは現地時間6月29日、Adrenalin Edition 26.6.4を公開した。修正内容は2件のみ。新機能やゲーム対応はない。 1件目は、Adrenalin 26.6.2をWindows 10環境のRadeon RX 7000シリーズ以降にインストールした際の断続的な不具合。デバイスマネージャーにCode 43エラーが出てGPUが認識不能になる症状で、6月24日のホットフィックス26.6.3で既に対処済み。26.6.4はこの修正をWHQL認証版に統合した。 2件目が今回の本題だ。Radeon RX 7000シリーズでFSR Upscaling 4.1を有効にした際、一部のゲームで断続的にクラッシュが発生する問題が解消された。26.6.

Red HatのArmエンジニア、80コアを捨て6コアに帰還する

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Red HatのArmエンジニア、80コアを捨て6コアに帰還する

Red HatでAArch64のサポートを担当するシニアソフトウェアエンジニア、マルチン・ユシュキェヴィチ(Marcin Juszkiewicz)氏が、約11か月にわたるAArch64デスクトップ実験の終了を宣言した。80コア・3.0GHzのAmpere Altra Q80-30と128GBメモリ、AMD Radeon RX 6700 XTを組み合わせた自作マシンで日常業務をこなし続けた連載全7回の、これが最終回になる。 毎週カーネルをビルドする生活 ユシュキェヴィチ氏が2025年6月に組み上げたマシンの構成は、サーバー向けマザーボードASRock Rack ALTRAD8UD-1L2Tを軸にしたものだ。Ampere Altraはデータセンター向けプロセッサであり、デスクトップ用途は本来想定されていない。動作確認済みデバイスのリストにAMD Radeon GPUは含まれていなかった。 The end of the AArch64 desktop experiment – Marcin JuszkiewiczAfter about eleven months of using a

ZLUDA v6公開。3度目の資金喪失と32bit PhysX対応

GPU

ZLUDA v6公開。3度目の資金喪失と32bit PhysX対応

ZLUDAがバージョン6をリリースした。NVIDIA以外のGPUでCUDAアプリケーションを無改変で動かす互換レイヤーが、32bit PhysXのプリアルファ対応、Blender動作、Windows対応の大幅改善を引っ提げて戻ってきた。同時に、プロジェクトを支えていた匿名スポンサーからの資金が途絶え、開発者アンジェイ・ヤニク(Andrzej Janik)氏の個人プロジェクトに回帰したことも発表された。ZLUDAが商業的な後ろ盾を失うのは、Intel、AMD、匿名スポンサーに続いて3度目になる。 核心の判断: 今回の新しい情報は、資金喪失と32bit PhysX対応の両方だが、記事の芯は「企業に繰り返し切られながら、切られるたびに技術的な成果を出して戻ってくるプロジェクトの構造」にある。 AMD GPUでPhysXが動く ZLUDAバージョン6の目玉は、32bit PhysXへのプリアルファ対応だ。 PhysXは2008年にNVIDIAが買収した物理演算エンジンで、以降はNVIDIA GPU専用のアクセラレーション機能として提供されてきた。2000年代後半から2010年代前半に

Meta、退役サーバーのDDR4を独自チップで再生。サーバー25%削減

メモリ

Meta、退役サーバーのDDR4を独自チップで再生。サーバー25%削減

メモリが足りないなら、新しく買えばいい。それがデータセンターの常識だった。Metaはその前提を捨てた。退役したサーバーから引き抜いたDDR4メモリを、独自設計のCXLチップで新型サーバーに接続する。数百万台規模で、すでに稼働している。 40%のサーバーが「メモリ不足」 Metaが6月29日、コンピュータアーキテクチャの国際学会ISCA 2026で発表した論文は、同社のインフラが抱える現実から始まる。 数百万台のサーバーを運用するMetaで、約40%がメモリ容量の不足に制約されている。CPUやネットワークには余裕があるのに、メモリが先に尽きる。結果としてCPUリソースの25〜40%が遊んでいる状態になる。 サーバーの設計寿命は3〜5年。だがメモリモジュールの寿命は7〜10年ある。サーバーを退役させるたび、まだ十分に使えるDDR4メモリが一緒に廃棄されてきた。 新品のDDR5を買い増せば容量の問題は解決する。だが2026年現在、DRAMの供給は逼迫している。AI向けHBMの生産にメーカーの製造能力が集中し、汎用DRAMの供給は絞られている。DDR4のスポット価格はDDR5やHB

EXPO ULL対応メモリ、CL26キットは約17万8000円。AMD「同価格」発言との落差

メモリ

EXPO ULL対応メモリ、CL26キットは約17万8000円。AMD「同価格」発言との落差

G.SkillのEXPO ULL対応メモリ「Trident Z5 NeoX」が北米で販売を開始した。Computex 2026でAMDのデビッド・マカフィー(David McAfee)氏が口にした「既存のEXPOキットと実質同じ価格帯になる」という見通しを、最初の値札が否定した形になる。最上位のDDR5-6000 CL26キット(32GB)は1099.99ドル、日本円に換算すると約17万8000円。通常のEXPO対応Trident Z5 Neoの同等品(CL26、699.99ドル)より57%高い。 「同じ値段」の約束と、最大80%の現実 EXPO ULLの技術的な仕組みや600系マザーボードへのBIOS展開については既報のとおりだ。今回明らかになったのは実売価格であり、ここに焦点を絞る。 G.SkillはTrident Z5 NeoXを4つのSKUで投入した。すべてDDR5-6000、32GB(16GB×2)構成で、違いはCASレイテンシと価格にある。

Linux 7.2-rc1公開。6年越しの安全対策が完了

Linux

Linux 7.2-rc1公開。6年越しの安全対策が完了

Linux 7.2のマージウィンドウが閉じ、最初のリリース候補が現地時間6月28日に公開された。パッチの3分の1をAMD GPUのレジスタ定義が占めているが、その裏では6年がかりのセキュリティ改善が完結し、AMDのHDMI 2.1対応やUSB4の新プロトコルなど、実用に響く変更が揃った。安定版は8月下旬の見込みで、カーネルのソースコードは総行数4389万行を超えた。 6年362コミット、strncpy()が消えた Linux 7.2で最も意味のある変更は、新機能の追加ではなく削除だ。 C言語の文字列コピー関数strncpy()が、カーネルのソースツリーから完全に除去された。6月20日のマージで、関数の実装そのものと全アーキテクチャ固有の最適化コードが一括で消えている。 Linuxカーネルからstrncpyが消えた。6年362コミットの結末Linuxカーネルから文字列コピー関数strncpyが完全に削除された。NUL終端を保証しない危険な仕様はバグの温床とされ、6年間で362コミット・70人の開発者がstrscpy等の安全な代替へ移行。Linux 7.2で19ファイル346行を

Steam Machine、出荷前から予約権がeBayで3倍の値に

ゲーミングPC

Steam Machine、出荷前から予約権がeBayで3倍の値に

6月29日から順次届く購入招待メールを待つまでもなく、eBayではすでに売買が成立している。Steam Machineの予約枠に、定価の3倍近い値がついている。Valveが転売対策として導入した抽選制は、予約権そのものの転売という抜け道を塞げなかった。 出荷ゼロの段階で成立した2800ドル Steam Machineの予約確認メールが届き始めたのは6月26日。Valveは購入招待の送付を6月29日からと告知していたが、確認メールが届いた時点でeBayに出品が並び始めた。512GB+Steam Controllerの同梱版(定価1128ドル)が3200ドル。2TBモデル(定価1349ドル)には3500ドルの値がついた。 出品だけではない。同じ512GB+Steam Controllerの同梱版が2800ドルで落札されている。2TBモデルも2700ドルから2900ドルの範囲で複数の取引が成立した。512GB単体も2000ドルで落札された。 売り手が持っているのは予約確認メールだけで、実機はまだ存在しない。購入招待を受けた人は72時間以内に決済を完了しなければ枠を失う。出品者がその

5800X3D復活初日、転売価格が倍に跳ぶ

CPU

5800X3D復活初日、転売価格が倍に跳ぶ

Ryzen 7 5800X3D 10th Anniversary Editionが北米で発売された。希望小売価格349ドルのCPUに、即日600ドル超の転売値がついている。 数分で消える在庫 北米では現地時間6月25日に販売が始まった。Newegg、Best Buy、B&H Photo、AMD公式ストアのいずれも、買える状態だったのは数分間だけだという。Micro Centerは店頭で単体販売をしているが、一部店舗ではマザーボードとメモリのバンドル購入が条件になっている。各ストアが時間差で在庫を出しているが、いずれも数分で売り切れた。 eBayにはすでに600ドルから750ドルの出品が並び、540ドルと585ドルで落札された記録もある。349ドルのCPUが、発売初日にその1.5倍以上で取引された。 日本では6月26日午前11時に販売が始まり、店頭価格は6万7800円。1ドル194円相当の計算になる。 限定品ではない、とAMDは言う 転売価格が跳ね上がった背景には「限定生産ではないか」という憶測がある。AMDはこれを否定し、継続的に生産する方針を明らかにしている。在庫が安

Steam Machineの「60fps」が消えた

ゲーミングPC

Steam Machineの「60fps」が消えた

Valveが18万9,980円のゲーミングPCを出荷する4日前に、製品ページからひとつの数字を消した。 消えた「60 FPS」、現れた「FSR 4.1」 Steam MachineのハードウェアページにあるCPU & GPUの項目が、現地時間6月25日に書き換えられた。 After backlash, Valve has changed their statement on 4K gaming at 60 FPS to 4K gaming on the Steam Machine page (before and after) 😭 pic.twitter.com/I8yH18f3QS — Steam Hardware Updates (@HardwareSteam) June 25, 2026

RDNA 3にFSR 4.1。4K RTが24→ほぼ50fpsに

GPU

RDNA 3にFSR 4.1。4K RTが24→ほぼ50fpsに

FSR 4.1のRDNA 3正式対応から3日。Radeon RX 7900 XTXでCyberpunk 2077のベンチマーク結果が出た。4K、レイトレーシング最高設定。ネイティブでは24fpsしか出ないRX 7900 XTXが、FSR 4.1 Balancedで50fps近くまで伸びている。 予定より1カ月早く届いたドライバ AMDは6月22日、Adrenalin 26.6.2をリリースし、Radeon RX 7000シリーズ全体にFSR 4.1アップスケーリングの正式対応を開始した。当初7月の予定だった。同日にValveのProton ExperimentalからFSR 4.1.1のINT8版DLLが流出しており、前倒しには、この流出が絡んでいるとみられる。 RDNA 4(RX 9000)がFP8命令を使うのに対し、RDNA 3版はINT8命令で動く。AMDはRDNA 3向けにモデルを再設計し、RDNA 4版と同等の画質を達成したとしている。対応ゲームは300本以上。Adrenalinの設定画面から有効化できる。

FSR 4.1ドライバのWindows 10不具合、翌日に修正版が出た

GPU

FSR 4.1ドライバのWindows 10不具合、翌日に修正版が出た

Adrenalin 26.6.2のWindows 10でRadeon GPUが認識不能になる不具合に、AMDが翌日修正版を出した。WHQL版も来週予告されている。対応は早かったが、サポート終了済みのOSで検証が最初に抜けたという事実は残る。 翌日の修正 Adrenalin 26.6.2をWindows 10にインストールするとGPUが認識不能になる不具合は、公開翌日の現地時間6月23日にAMDが認めた。26.6.1へのロールバックが推奨され、Windows 10ユーザーはFSR 4.1を含む新機能に手が届かない状態が続いていた。 その状態は1日で終わった。現地時間6月24日、AMDはAdrenalin 26.6.3 Hotfix Previewを公開した。修正内容は1件だけ。Adrenalin 26.6.2をWindows 10のRadeon RX 7000シリーズ以降にインストールする際の断続的なインストール問題、それだけだ。新機能もゲーム対応もない。緊急パッチだ。 公式アカウントは、来週にWHQL認定版もリリースすると予告している。 対応の速さと、抜け落ちた検証 W

TSMCの値上げ、7nm含む全先端ノードに拡大

半導体

TSMCの値上げ、7nm含む全先端ノードに拡大

3nm限定と見られていた値上げ交渉が、7nmまで含む全先端ノードに広がった。5〜10%の引き上げはTSMCのウェハー売上の74%に及ぶ。AI需要の逼迫と過去最高の粗利益率66.2%を背景に、NVIDIA・AMD・Apple・Qualcommなど主要顧客の製造コストが上昇する。メモリ高騰と重なり、GPU・CPU・スマートフォンの価格に反映される。 3nm限定ではなかった TSMCが先端プロセスの値上げを進めている。年初に3〜10%の引き上げ、5月下旬には3nmで最大15%の追加値上げ。ここまでは台湾メディアが伝えてきた通りで、対象は3nmが中心だった。 6月23日の独立メディア報道で、景色が変わった。TSMCが顧客に伝えたのは、「すべての先端ノード」で値上げに備えよというものだった。7nmまで含む。幅は5〜10%。一部ではすでに適用が始まっており、まだ適用されていない顧客にも高いコスト構造を購買計画に織り込むよう指示が出ている。 範囲の広がりが重い。2026年第1四半期の決算では、3nmがウェハー売上の25%、5nmが36%、7nmが13%。TSMCが「先端技術」と定義する7n

Steam Machine、日本で即日完売。予約なし販売の功罪

ゲーム

Steam Machine、日本で即日完売。予約なし販売の功罪

18万9980円のゲーム機が、予告なく棚に並び、予告なく消えた。6月23日、Valveの据え置き型ゲーミングPC「Steam Machine」が日本の正規代理店KOMODO STATIONで販売を開始し、全4モデルが即日完売した。北米やヨーロッパでValveが抽選予約制を導入する一方、日本・台湾・香港には予約列すら用意されなかった。 全モデル完売、Waiting Roomだけが残った KOMODO STATIONの商品ページには現在、「売り切れ」の文字が並ぶ。アクセスが殺到し、商品ページ自体がWaiting Room(待機画面)に切り替わった時間帯もあった。512GBモデル(18万9980円)、512GB+Steam Controllerバンドル(20万4980円)、2TBモデル(24万9980円)、2TB+Steam Controllerバンドル(26万4980円)。すべて税込、すべて完売だ。 北米では事情が違う。Valveは太平洋時間6月25日午前10時を締切にサインアップを受け付け、その後一斉に抽選を行う。当選者には6月29日から順次購入メールが届く。1世帯1台の制限があ