ソニー
ソニー十時CEO、エレクトロニクスの巨人をエンタメ企業に作り替える
ソニーの売上の3分の2以上が映画・音楽・ゲームから生まれている。十時裕樹CEOが語ったのは、エレクトロニクスへの郷愁を断ち切る覚悟だった。
ソニー
ソニーの売上の3分の2以上が映画・音楽・ゲームから生まれている。十時裕樹CEOが語ったのは、エレクトロニクスへの郷愁を断ち切る覚悟だった。
PlayStation
新品のPS5に、ディスク廃止を予告するステッカーが貼られている。
ゲーム
ディスク廃止の次は広告。ゲーム開発費の高騰が、プレイヤーではなく広告主に請求書を回す構造を生み出そうとしている。
AI
経産省が進めるフィジカルAI国家プロジェクトの演算基盤が、具体的な姿を見せた。 GPU 2万7500基、140MW。Noetra AIファクトリーの中身 NVIDIAは7月16日、日本のNoetra(ノエトラ)と共同で、Vera Rubin NVL72ラック382基・140MWのAIファクトリーを構築すると発表した。Rubin GPU 2万7500基とVera CPU 1万3750基を搭載し、NVIDIA DSXプラットフォームを基盤にSpectrum-Xイーサネットで接続する構成だ。 この施設が支えるのは、経済産業省が主導する「FRONTia」プロジェクトだ。正式名称は「AIロボット・フィジカルAIを見据えたマルチモーダル基盤モデル開発事業」。NEDOが2026年3月から4月にかけて公募を実施し、6月30日にNoetraと産業技術総合研究所(産総研)を採択した。 NoetraのCEO丹波廣寅(タンバ・ヒロノブ)氏は中核5社の共同発表で、2027年4月に着工し、2028年6月に稼働を開始する計画を明らかにしている。それまでの期間は、国内のAI計算基盤を使ってモデル開発を先行さ
GitHub
ソニーのディスク廃止をからかうつもりで始めたGitHubのCD-ROM郵送キャンペーンが、投稿から4日で申込フォームを取り下げた。567万閲覧を集めた投稿のリプライ欄は、ソニーへの共感ではなくGitHub自身の障害への皮肉で埋まった。 フォーム消滅、投稿は残存 GitHubが公開リポジトリをCD-ROMに焼いて先着1000人に無料郵送するとXで告知したのは現地時間7月2日のことだった。ソニーがPlayStation新作の物理ディスク生産を2028年1月以降終了すると発表した翌日にあたる。 We heard you. And we agree. In light of recent developments in physical media, GitHub is proud to announce that you can now obtain your public repo on CD-ROM. Keep it. Lend it to friends. Pass it on to
PlayStation
ソニーが2028年1月でPlayStationの新作ディスクを終了すると発表した翌週、4億ユーロ超の損害賠償を求めるオランダの消費者団体が声明を出した。「最後の競争」が消える、と。 「価格が公正であり得ない」 ディスク廃止の発表から数日後の2026年7月6日、オランダの非営利団体Stichting Massaschade & Consument(大規模損害・消費者財団)の代表ルシア・メルヒャーツ(Lucia Melcherts)が、独占声明で次のように述べた。 物理ディスクの廃止は、PlayStationのゲームが競争的な価格で売買できる最後の場所を消し去る。ディスクがなければ中古市場も消え、PlayStation Storeに代わる選択肢もなくなる。2028年以降、ゲームの価格も、遊べる期間も、ソニーだけが決めることになる。これこそがFair PlayStation訴訟の核心だ。購入者に所有権も代替手段もない状態で、価格が公正であるはずがない(メルヒャーツ代表のWccftechへの独占声明) この声明は、ソニーのディスク廃止決定と、現在3か国で進行中のPlayStation
ゲーム
米国の物理ゲーム支出が2009年以来初めて前年を上回った。だがその数字が出たあと、ソニーは新作ゲームのディスク生産を終了すると発表した。署名運動には数日で約10万の賛同が集まり、読者投票では71%がパッケージ版の存続を求めている。 16億ドル、17年ぶりのプラス 市場調査会社Circanaのマット・ピスカテラ(Mat Piscatella)氏が6月下旬に公開したデータによれば、2026年5月までの12ヶ月間における米国の物理ゲーム支出は16億ドル、前年比3%増だった。前年を上回るのは2009年以来、17年ぶりになる。 増加の内訳は偏っている。任天堂プラットフォームの物理ソフト売上が前年比約26%伸びた一方、他のエコシステムはすべて2桁の減少を続けている。ピスカテラ氏は「Switch 2効果だ」と断言し、「一時的な可能性が高い」と付け加えた。 2009年当時、米国の物理ゲーム市場は115億ドル規模だった。16億ドルはその7分の1に満たない。市場が長期的に縮小し続けている事実は動かない。それでも、17年続いた縮小が一瞬だけ反転したタイミングでSIEが新作ディスクの生産終了を発表
GitHub
ソニーが2028年1月以降の新作ゲームから物理ディスクを全廃すると発表した2日後、マイクロソフト傘下のGitHubが公開リポジトリをCD-ROMに焼いて郵送する期間限定キャンペーンを開始した。先着1000枚、受付は7月6日まで。ジョークか本気か判断がつかないこの企画の裏には、GitHub自身が抱える深刻な稼働率の問題がある。 ソニーが火をつけた1週間 ソニーは現地時間7月1日、PlayStation Blogで発表した。2028年1月以降にPlayStationで発売される新作タイトルはすべてデジタル専用になり、物理ディスクの生産を終了する。すでに発売済み、または2028年1月より前にリリースされるタイトルには影響しない。 発表文には「デジタルメディアへの一般的な選好が物理ディスクを大幅に上回っている」とあり、消費者動向への適応を理由に挙げている。同日、PS3とPS VitaのPlayStation Storeも段階的に閉鎖する方針が併せて発表された。 反発は即座に広がった。数時間で複数の企業が皮肉を込めた投稿を始めている。 ドミノ・ピザUKは「ゲーム業界のトレンドに合わせ
PlayStation
PlayStationのディスク生産終了をソニー在籍32年の元最高幹部が「表計算の判断だ」と評した。同じ日、ソニー唯一のディスク工場が光学レンズ工場への転換を進めていることが判明している。署名活動が広がるより前に、工場はすでに動いていた。 32年いた人の目に映ったもの ショーン・レイデン(Shawn Layden)氏がEurogamerのインタビューに応じた。SIEワールドワイド・スタジオの会長を務め、PS4時代のファーストパーティ事業を統括した人物だ。 1987年にソニーへ入社し、共同創業者の盛田昭夫氏のアシスタントからキャリアを始めている。1996年にPlayStation事業へ移り、2019年に退社するまでの32年間をソニーで過ごした。 レイデン氏は、SIEが2028年1月以降の新作ゲームディスク生産を終了するとした7月1日の発表について、率直な言葉を選んだ。 「必ずしも同意はしないが、もう事業にはいない。ディスクを打ち出すコストが高すぎるのかもしれない」(レイデン氏のEurogamerへの説明) 今回の判断を「表計算の判断だ」と表現した。製品や機能の廃止を決めると
PlayStation
ソニーのPlayStationディスク廃止発表から48時間。24時間以上沈黙したソニーとは対照的に、業界の内外から声が止まらない。 ドミノ・ピザが「デジタルピザ」を発表した日 ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)が新作ゲームのディスク生産を2028年1月以降終了すると発表したのは7月1日のことだ。その翌日、ドミノ・ピザUKの公式アカウントが声明を出した。 BREAKING NEWS pic.twitter.com/i28QZd7Z2g — Domino's Pizza UK (@Dominos_UK) July 2, 2026 ゲーム業界のトレンドに対応し、2027年4月1日をもってフィジカルピザの生産を中止する。今後はデジタルピザのみを提供する。ピザのダウンロードコードを購入し、想像力で食べてほしいという。 日付が4月1日なのは偶然ではない。投稿には公式声明のフォーマットが使われており、SIEの発表文そのものをなぞった構成になっている。続く投稿では、おなじみのキャッチフレーズ「Domin-oh-hoo-hoo」を「Domin-oh-hoo-whose-
ゲーム
ソニーがPlayStationの新作ゲームからディスクを廃止すると発表した翌日、メディアとコミュニティの反発は激しさを増している。だが売上データは、反発している層がすでに少数派であることを示している。85%がデジタルで買っているのに、聞こえてくるのはディスクを惜しむ15%の声ばかりだ。なぜか。 数字が語る現実 2026年3月期(FY2025 Q4)のソニー決算で、PS5とPS4のフルゲーム販売におけるデジタル比率は85%に達した。年間平均でも78%。PS4発売当初の2013年は約13%で、12年で比率は完全に逆転した。 PlayStationデジタル販売比率の推移 ※年間平均値。横軸は等間隔(実時間比例ではない)。FY2025 Q4(2026年1〜3月)は四半期ピークで85%に到達。ソニー決算ベース 年間約7000万本の物理ソフトがいまだに売れている。Niko Partnersのダニエル・アフマド(Daniel Ahmad)氏はこの数字を強調し、物理ソフトが死んだわけではないと述べている。だがソニーの直近四半期における物理ソフトの売上高は約
ゲーム
SIEが7月1日に発表した新作ゲームの物理ディスク廃止を受け、複数のゲーム業界アナリストがPS6とXbox次世代機Project Helixのデジタル専用化を事実上確定と見なしている。焦点はもはや「ディスクがなくなるかどうか」ではなく、なくなった後にゲームの所有権をどう守るかに移った。 アナリストの見解は一致している SIEのディスク廃止発表から数時間で、業界を代表する調査機関が次々と見解を出した。 調査会社Circanaのマット・ピスカテラ(Mat Piscatella)氏は、PS6とProject Helixの両方がデジタル専用デバイスになると断言している。任天堂はSwitch 2のライフサイクルが終わるまでカートリッジの生産を続ける見込みだが、PlayStationとXboxについては結論が出たという認識だ。 東京拠点のコンサルティング会社カンタンゲームズのセルカン・トト(Serkan Toto)氏も同意見で、Xboxが同じ判断を下しても驚く者はいないだろうと述べている。 Niko Partnersのダニエル・アフマド(Daniel Ahmad)氏は、より踏み込んだ分
ゲーム
SIE(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)が7月1日、PlayStationの新作ゲームから物理ディスクをなくすと発表した。2028年1月以降、新作はPS Storeと小売店でのダウンロード版のみになる。発売済みのタイトルや、それ以前にディスクで出荷されるタイトルには影響しない。 売り場に箱は残る。中身は変わる 発表文にはシド・シューマン(Sid Shuman)氏(SIEコンテンツコミュニケーション シニアディレクター)の名前が添えられている。ソニーは小売店での販売を継続する意思を明確にしたが、その販売形態がどうなるかは具体的に語られていない。ダウンロードカードなのか、コードを封入した箱なのか。GTA 6はすでにPS5版をコード・イン・ボックスで予約受付しており、それが標準になる可能性は高い。 2025年度のPlayStationにおけるフルゲーム販売のうち、デジタルが占める割合は通年で78%。直近の2026年1〜3月期にはそれが85%に達している。ディスクの生産を止めても、大多数のユーザーにとっては何も変わらない。その数字が、この決定を支えている。 P
PlayStation
PS Storeで「購入」した映画が、9月1日に消える。ソニーが英国と欧州のPlayStationユーザーに送った通知は、デジタルコンテンツの「購入」がそもそも何だったのかを突きつけている。 「購入済みコンテンツは削除されます」 ソニーは2026年6月下旬、英国および欧州のPlayStationユーザーに対し、スタジオカナル配給の映画・テレビ番組551本を2026年9月1日付でライブラリから削除すると通知した。対象にはターミネーター2、トータル・リコール、マルホランド・ドライブ、ブリジット・ジョーンズの日記、パディントン、パンズ・ラビリンスといった作品が含まれる。 通知にはこう書かれている。 「2026年9月1日より、コンテンツライセンス契約により、以前ご購入いただいたスタジオカナルのコンテンツにアクセスできなくなり、ビデオライブラリから削除されます」(ソニーのユーザー向け通知) 返金には一切触れていない。ダウンロードして保存する手段もない。購入したコンテンツが、一方的に、消える。 米国のユーザーには影響がない。英国と欧州だけだ。同じコンテンツ、同じ「購入」ボタン、同じP